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ウチとソトの線引きが明確な京都。古くからここに住む人たちからも、ヨソ行きのものと普段使いのものが、両方向に発展してきた町なのだと、度々聞かされてきた。しかしそんな中で一つだけ、例外的なものを見つけた。手鏡や化粧筆に白粉塗り―。ヨソさんの前で広げることなどまずないものばかりだから、実用面で使えればそれでいいような気がする。しかし京女自慢のけっこう高価な粧具が、多くの老舗で売られているのだ。
ヨソさんに見せないものへのこだわり。ウチだけに対しての消費…。しかし同じ女性として、これは何だか分かる気がするのである。落ち着いた漆塗りの化粧筆に、しっとりとした朱のコントラスト。鏡の丸みのあるフォルムは、見ているだけでらかい気持ちにしてくれる。きらびやかな装飾はないが、これらを鏡台周りに並べれば、ちょっとしたオブジェのように、美しい世界が生まれるだろう。何だかうきうきとしてしまう。この何とも言えない高揚感に対して、京都の女性たちもお金をかけてきたのではないだろうか。
もちろん見た目だけでなく、花街や舞台のプロにも使われる機能は一流だ。使い勝手の良さは繊細な仕上がりを生み、庶民の化粧も自然で、美しいものになっていったのではないだろうか。江戸時代のメイクアップブックには、「化粧上手な京女」という見出しが躍っていたほどである。京都にして、ヨソさんと関係のない消費のあり方。ちょっと例外的だが、女性なら分かるだろう。
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3. 祇園屋
キワバケ(大)945円
キワバケ(小)1,260円 |
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4. 左り馬
ソフトスポンジ 210円
眉のぼかし刷毛 525円 |
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