くし(九・四)から[十三や]と表記されることも多い櫛屋だが、こちらの場合は唐櫛(とうぐし)と言う非常に目の細かい梳き櫛を扱っていたため、十・九・四で[二十三や]となった。
貴族の生活必需品に始まり、舞妓や役者の髪を結うための、職人道具になったつげ櫛。手軽なものもあるので、京の庶民は日常的にこれを愛用することができた。
静電気が起きにくく、枝毛ができにくいという実用的な特性もあるから現代の私たちにも嬉しい。プラスチックでは決して出せない柔らかいぬくもりは、使うほどに手に馴染んでくるとあり、自然と愛着も湧いてくるものだ。色々なものが安く手に入り、ちょっと使い古せば買い替えられる時代。対してつげは大事に使えば一生ものだ。時には母から娘へと譲られ、世代をつなぐこともあるという。
「一流のものを売ってると、一流のお客さんが来てくれるような気がしてね」と、店長さんがぽつり。丁寧に作り上げられた、日常遣いの一流品は、買ってからも味を増す。
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京都市下京区四条河原町東入ル真町85
075-221-2371
10:00AM〜8:00PM
第3水曜休
※ 『つげ櫛』 1,500円〜7,500円 |
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