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おのぞみドットコム京都らしいものの現在>[化粧]茶髪の時代も不滅です
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日本女性のベースとなる黒髪。しかしいまや、街を見渡せば茶髪、茶髪。まるで日本人とはもともと茶髪の人種でしたと言わんばかりで、つややかな黒髪を見つける方が難しい時代になってしまった。

だが茶髪で髪の手入れがラクになったか、と言えばそうでもない。どの時代も、女性の髪に対する気の配り方は変わらないものだ。平安の貴族は丹念に梳き、黒髪がまだ主流であった昭和の初めには、与謝野晶子が自らの髪に見とれ、現代の女性はカラーリングによるツヤ落ちや痛みのケアに気を使っている。化粧品でカバーの効かない髪は、それ自体で美しさを見せるしかない。だから髪をつややかに、潤いのあるものに保つことは、女性にとっていつの時代も変わらない課題であるのだ。

そして髪に関するケアの品々もまた、時代によってその役割を変えてきた。例えばなかなか洗髪ができなかった昔の人々にとって、「櫛」とは今のように髪型を整えたりつやを出したりするだけでなく、ふけを梳いて落とす、汚れ落としとして重要な役割を持っていた。豊かに伸ばした黒髪が美しさの必要条件であった時代、櫛は衛生面で欠かせない必需品だったのだ。

そうかと思えば、芸妓や舞妓、役者たちの髪をぴしりと結い上げるのに必要とされた油の類が、今はパーマ後の痛み防止に一役買ったりしているからおもしろい。実力派の京コスメは、変化する時代にもいつも必要とされる、応用力を持っている。






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