[北川本家]で酒造りが始まったのは、伏見が京都と大阪を結ぶ港町として栄えていた江戸時代のこと。当初は船宿に泊まるお客のために細々と行われていたといい、そこへ名水の宝庫であるという幸運が重なる。立ち寄る人々と市内への需要の多さで、酒蔵として急速に発展していった。一方同じ頃の祇園。芸妓や舞妓たちは「キメが細やかになりますえ」「色も白くなるらしいどすえ」といっては、料理で残った酒を手に塗るなどして日本酒を日常の手入れに使用していたそうだ。
[北川本家]の酒は味のみならず肌への評判も高く、祇園にもお得意さんが多かった。一六五七年の記録には八三件の酒屋が載っているが、今も残っているのは、[月桂冠]とここだけ。
お客として花街に行くことも多かった蔵元のご主人であったから、当然酒の美容液としての効果と人気とを知ることになる。そして生まれたのが、通常に比べ美容成分であるアミノ酸を多くなるように譲造した純米酒「美肌」。洗顔にも美容液にも使える昭和六十年からのロングセラー商品だ。
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京都市伏見区村上町370-6(販売所「おきな屋」)
075-611-1271
10:00AM〜7:00PM
火曜休
※『美肌』300ml 387円 / 900ml 1,102円 |
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