若い頃からアロハシャツが好きで、米軍放出品のアロハやフリーマーケットに出品されているアロハをあさっていたという店長の川添さん。興味の延長でアロハのルーツなどを調べているうちに、「自分の手で究極の和柄アロハを作りたい」という欲求に行き着いたのも、ある意味自然なことだった。しかし、もの作りの経験は全くなし。縫製するのに型紙が必要なことすら分らなかったという。生地を仕入れるところから仕上げに至るまですべて体当たりの開拓だった。そしてついに、アロハへの情熱が実を結び、数々の名作アロハが誕生した。
[玉葱工房]の店のアロハシャツにはあるポリシーが貫かれている。それは製作に際して友禅染の新しい反物を使うか、新規に染めた生地を使うということ。そうやって友禅職人の仕事を作り、技術を残す。それこそが自らも友禅染職人となった川添さんの願いなのだ。男女問わず、中学生からお年寄りにまで愛されるこのアロハシャツ。質の良さはリピーターの多さで立証済みだ。こうして、友禅の歴史に新たな一ページが加わっていく。

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