アロハシャツといえば、鮮やかなハイビスカスやトロピカルなフルーツ柄がまず思い浮かぶだろう。夏は蒸し暑く、冬は底冷えのする盆地・京都は、そんなハワイアンリゾート的なイメージからはほど遠いし、アロハシャツが京都らしいものと言われてもピンと来ないだろう。しかし、アロハシャツには京都、そして日本との驚くべきつながりがある。
まず第一に、アロハシャツの始まりは日本の和柄だった。戦前にハワイに移民した日本人たちが、持っていた着物を仕立て直してシャツにしたのがアロハの始まり。つまり源流は日本の着物の柄なのである。そして戦後。ドルの価値はとても高く、アメリカは日本の物を安く輸入することができたため、アロハシャツの制作用に大量の着物を輸入したのだ。中でも京都は比較的戦災が少なく、さらに染技術が発達していたので、京都の着物を中心とする和柄はどんどん輸出され、次々アロハに生まれ変わっていった。しかし京都とアロハシャツの関係はそれだけに留まらない。
従来から、和柄だけではなくハワイにちなんだ柄を描いた生地が欲しいと思っていた現地のアロハシャツメーカーは一つのアイデアを思いつく。
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