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私の着物は、一越ちりめん生地を用いた型友禅です。一つ一つの着物に伝えたいメッセージをを込め、写真や英語のフレーズを用いたデザインをしています。もちろん初めはどこまでルールを守る必要があり、どこまで崩していいのかがわからず悩みました。いろいろ考えた結果、どれだけ柄に流行があっても、長い間受け継がれてきた着物の形は残していくべきだと考えたので、着物の形や着付け方は、しっかり伝統を守った形にしています。

限られた形の中でどれだけいいデザインができるか。そこで勝負しようと思ったんです。自分がカッコイイと思える着物が出来そうなら、柄のデザインや配置は自由にしていいと考えているので、本来あるべき場所に柄がなかったり、意外な場所に柄があったりもします。デザインのテーマは主に“現代日本”です。京都のオフィス街の人をモチーフに、都会の喧噪の中、何か大きな忘れ物をしていませんか?というメッセージを込め「Don't leave…」という着物を制作したり、MDを組み込んだ市松文様の総柄の着物などを制作しました。他にも昔の日本の写真や、実際に京都で撮影した写真を使って、柄のどこかに日本を感じさせるようにしています。これまで着物の柄には様々なテーマや流行があったけれど、私は自分自身に近いもの、自分が共感できる新しいテーマを表現したいと思っています。

このような着物ひとつ作るのにも、多くの職人さんの手が必要です。友禅の着物は分業制で作るので、ひとつの工程ごとに、それを極めたプロの職人さんが関わり、全員の合作として一つの着物が生み出されます。着物というのは決してデザイナーが一人で作れるものではない、デザイナーだけ目立ってはいけないという事を忘れないようにしたいです。


着物デザイナーとしてのこれから。>>>

「成人式の振袖を作りたい」。それが全ての始まり。|常に斬新なデザインを。それでも「日本」を忘れたことはない。|着物デザイナーとしてのこれから。



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