おのぞみドットコム  
おのぞみドットコム京都らしいものの現在>[着物]着物の街の昨日今日(2)
京都らしいものの現在目次へ
予約したい!

着物
着物の街の昨日今日
西陣織の歴史
僕は西陣を信じてます
決してイメージ的でなく
西陣イノベーション
毎年恒例・東寺着物マーケット
着物ここで着られます
友禅染の歴史
僕にできることをやるだけ
着物で女は二割増し!
京都とアロハの意外な関係
ニューウェーブKIMONO


その大切な舞台となったのが、上七軒や祇園などの花街なのである。だからこそ、花街の甘味処やお茶屋に話を聞きに行くと、たいてい「昔は西陣の旦那衆が・・・」というフレーズが出てくる。彼らは仕事のストレスを発散するためだけに酒を飲んで舞妓遊びをしていたのではなく、「今年はあの柄がアツいんや」「最近の売れ行きはどうや?」「ええ仕事する若手職人がおるらしいわ」などの仕事にまつわる情報を交換していたのだ。花街は職人や旦那衆にとって夜の社交場だったのである。

そんな経緯で発展してきた京都の染織業だが、現在では需要低下や後継者不足で伝統の技術が失われつつある。この閉塞的な状況の中で、「長年培われた織りや染めの技術は着物のためだけの技術」という固定概念が打ち破られようとしている。。西陣織や友禅染の技術を利用し、バッグやテンガロンハットにアロハシャツ、果ては犬の首輪を作ったりという新しい試みがその例である。これらに取り組むのは、伝統的な染織の技術を知って敬意を持ちつつも、残すべきものは製品ではなく、長年受け継がれてきた技術だと考えている職人たちである。

今回の企画では、着物作りという観点からではなく、「技術の継承」という観点から西陣織と友禅染の現在を追いかけた。低価格化など着物文化を残すための努力が続けられる一方で、それとは異なった方法で技術や精神が受け継がれようとしている。この動きこそ確実に、京都らしいもの=着物の現在だと考えるのである。



 




お問い合わせ会社概要ポリシーサイトマップこのサイトについてスタッフ募集!
Copyright (c) Nozomi,inc All Rights Reserved.