京都では「ちょっと虫養いにどうぞ」と言って、軽食が出されることがある。大正元年に錦市場で店を構えた[畑野軒老舗]には、柏餅をはじめ三色団子、焼餅など、近所の人から虫養いとして愛されてきた菓子が並ぶ。その中の一つ、生麩まんじゅうは、京都特有の菓子だ。生麩が菓子として用いられた由来は、お寺の精進料理で使われていたものを仕出屋が菓子に取り入れたのが始まりだと言われる。「コシときめ細やかさが大切」というご主人の作る生麩まんじゅうは、しっかりと噛みごたえがあり、餡と皮の塩味とがあわさったキレのある甘さを残してスッと舌の上で溶ける。
 |
京都市中京区錦小路通高倉東入ル中魚屋町502
075-221-2268
10:00AM〜6:00PM
水曜休(祝日の場合は営業)
※『生麩まんじゅう』1個160円
|
|
|