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こだわる酒蔵の後ろ姿。

酒屋が酒について考え、熱く語る一方で、酒蔵はどうなんだろう。どんなところで、どんな風に、どんな人が何を想って酒を造っているのかがとても気になった。酒場の話のネタに…なんて軽いノリの興味心からでも、酒を何も知らずに飲むのと、少しばかりの知識を知ってから飲む酒の味は違う。それはまさしく、家で1人で飲むときとバーで飲むとき、居酒屋で大勢で飲むときとで味がそれぞれ違うのと同じようなことだ。酒はただ酔うためだけのものではない。嗜好品である。文化である。「酒林会」の人たちが言うように、酒のひとつひとつに誕生や発展の物語があり、自分の共感できるものを見つけることで楽しさが深くなるし、歴史を経てブランドの確立した酒というのは、必ず酒蔵や杜氏の想いがDNAとして組み込まれている。ブランド名や醸造年度や値段といったデジタルな指標ではなくて、どういう場所でどのように造られた酒なのかという物語を知ってほしい。




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