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旨い豆腐は豆腐屋で。

食べ物は、その土地の歴史や気候や生活と密接な関係にある。京都で豆腐屋が多いのは、豆腐作りに欠かせない良質な水に恵まれていたからだ。また、豆腐は本来寺に伝わったもので、京都に数多くある寺で精進料理として出されていたことも大きな理由だ。寺から一般庶民へもその製法が広まった江戸以降、京都の街では豆腐屋や湯葉屋が栄え始めた。内陸地で魚の入りにくかった土地柄も影響して、豆腐は貴重なタンパク源として浸透したのだ。

京都人はスーパーもコンビニもある時代に豆腐を豆腐屋で買う。ここに京都人の消費特性が端的に表れている。毎日の暮らしの中で、「あれを買うならあそこの店、これを買うならここ」と、なじみの専門店でものを買うこだわりを楽しんでいるのだ。京都の豆腐はどれも同じように見えて、実は店によって大きく異なっている。店の考えや方向性、それに基づく素材など全てが店によって違うからだ。豆腐選びはすなわち、豆腐屋選びにつながっている。豆腐を知るには、まず豆腐屋を知るところから始めてみよう。




[平野とうふ] 平野とうふ

とうふや通りの名店。
[丁字屋] 丁字屋

水もしたたるいい豆腐。
[服部] 服部

南禅寺豆腐の正統。
   


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