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僕は映画を見る前の待ち時間をとても大切にしている。なぜなら、その時間をどういう空間で過ごすかによって、スクリーンを前に映画を鑑賞した時、受け取る感動の大きさが違うと思うからだ。もちろん、待ち時間は映画のストーリーとは関係がない。けど、よく陸上選手が、記録を0.01秒縮めるために控え室で集中力を高めているように、僕も映画の前には居心地のいい空間で感性を瑞々しいままに保っておきたい。
きっと、その待ち時間を極上のカフェで過ごした後と、ハンバーガーチェーン店で妥協して過ごした後では、スクリーンから受けとる感動の量は違うはずだ。
[caffe Lucca]はそんな映画のちょっとした待ち時間に過ごしたいカフェだ。場所は映画館と劇場が立ち並ぶ新京極商店街。ちょうど映画館である京都松竹座の向かい。京都に住む人なら一度は、映画を見にこの街へ足運んだことがあるだろう。実際、映画が始まるまでの間を、[caffe
Lucca]で静かにコーヒーを飲んでいる人達に出会うことが多い。
決して大きい店ではない。カウンター席がほとんどで、螺旋階段がある。2階の床の半分以上は吹き抜けになっている。水平よりも、垂直に空間が広がっている不思議なカフェだ。 |
ここは、イタリアのトスカーナ地方に滞在経験のあるオーナーが、現地のBARをイメージしてコンセプトを練った。デザインしたのは、イタリア滞在中に出会った日本人彫刻家だそうだ。
二人が特に気をつけたことは、見た目の良さはもちろん、時間が経っても色褪せないカフェにすること。螺旋階段の木の柱も電柱として実際に風雨に耐えていたものだ。
床に貼られた板も、新しい木材ではなく全て実際に使われていた古材を使っている。新しい木だと、割れたり反ったりすることがあるが、古材ならそういうこともなく、年月を経るに従い色は深みを増すからだ。さらに壁にも藁を塗りこませており、同じように使えば使うほど柔らかみがでるようにしてある。訪れる度に熟成していくこのカフェを鑑賞するのも、楽しみの一つだろう。
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パニーニセット700円。パンは金閣寺の[キッチンアベ]から無添加のパンを仕入れている。 |
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夜は、バーとしても使える。開放感のあるテラス席でのビールは最高 |
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caffe Lucca
京都市中京区新京極六角東入ル南側
昼12:00から19:30(LO19:00)
夜21:00から翌3:00
075-212-8088
無休
駐車場:なし
カード:不可 |
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