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ほっと一息つきたい時、京都には鴨川という場所がある。様々な年代の人が鴨川にやって来ては、もの思いにふけったり、本を読んだり、おしゃべりを楽しんだりしている。 思い思いの時間を過ごす人の姿は平日、休日問わず数知れず。誰にも邪魔されたくないけど、一人にはなりたくない。そんなわがままな願いをかなえてくれる場所だ。しかしそんな鴨川があっても、すぐ側のカフェに入る人も多い。[カフェショコラ]のことだ。しかも面白いことに人々のカフェでの過ごし方といったら、もの思いにふけったり、本を読んだり、おしゃべりを楽しんだり……、そう川べりでの過ごし方と少しも変わらないのだ。 [カフェショコラ]だけに人が集まるでもなく、鴨川だけに人が集まるでもなく、互いにとてもいいバランス。鴨川に飽きたら[カフェショコラ]へ、[カフェショコラ]を堪能したら鴨川へ。こんな使い方だってできる。きっと、それぞれに求められているものが、微妙に違うのだろう。だから、カフェにも鴨川にも人が集まるのだと思う。 鴨川は、みんなのための場所だと思う。広い空間が広がって、遠くには山がくっきりと見える。鴨川に来れば、その気持ちいい風景の一部に、いつでも誰でも加わることができる。 一方で、鴨川では構ってくれる人はいない。風が吹いたら吹きっぱなしだし、暑すぎると思っても陽は容赦なく照りつける。雨が降ってくることもある。誰でも風景の一部になることはできるけど、ずっとい続けたら寂しくなってしまうだろう。 そんな寂しさを感じた時、私は[カフェショコラ]へ行く。店内には、パリから買い付けた絵画やシャンデリアがさり気なく飾られており、専属デコレーターのセンスがきらりと光る。 料理も、魚介類と野菜の色味が美しいパンサラダや、大きくカットされたフルーツや色鮮やかなソースで飾られたデザートなど、見ただけでテンションが上がってしまうような仕上がりのものばかり。その豪華さや贅沢な見栄えは、スタッフの「ひと手間・ひと工夫」のおかげだ。そこに私たちは、鴨川にはない人の温かさを感じ取っているのだろう。 もちろん、[カフェショコラ]から見える鴨川の眺めも忘れてはいけない。誰のものでもなかった鴨川の景色が、[カフェショコラ]の一席に座った瞬間、自分だけのものになる。風になびく鴨川の流れが、まるで部屋に飾られた絵画のようにも見える。 そして、ベストタイムは、鴨川がオレンジ色に染まる夕暮れ時。店内にも夕陽が差し込んで、それまで壁の向こうにあった鴨川の流れをすぐそこに感じることができる。 鴨川の自然を、時には壁にかけられた絵画のように、時にはまるで川べりでくつろいでいるように感じさせてくれる[カフェショコラ]。京都で一番贅沢な時間を過ごせるのは、鴨川ではなく、[カフェショコラ]なのかもしれない。 |
 デザートは全て下鴨の有名パティスリー『ラマルティーヌ』のもの。「グローブ・ド・ガトー」はムース生地の甘さと中に入ったフランボワーズの甘酸っぱさのバランスが絶妙。 |  | ・デザートセット 1050円 ・Aランチ(前菜4種、パスタ、デザート、ドリンク) 1000円 (前菜6種のBランチは1500円) |
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 | カフェショコラ 京都市上京区河原町今出川上ル 青龍町193-1 11:30から24:00 075-212-1445 無休 駐車場:4台 カード:不可 | | |