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[ルゴール]
新町御池
無駄なものが、人生にとって必要な時もある |
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最近、ギャラリーを併設しているカフェが多い。お店側はどんな意図があって、アート作品を展示したり販売したりしているのだろう。
そこで思い出したのが、小学生のころだ。図画工作の時間にみんなが一生懸命描いた絵や粘土細工が、教室の至るところに飾られていた。みんな、自分や友達の絵が貼られてうれしかったと思う。もしかしたら、好きな子の絵を見て、「どうして、こんな絵を描くんだろう?」と、相手がどんな人間なのか必死に読み取ろうとした子もいるだろう。参観日には、お母さんの間で作品を見ながら会話に花が咲いたこともあっただろう。作品を展示するということは、そういった人と人とを繋ぐ役割を担っていると思う。
だから、お店の人は、作品を展示したり販売することで、作家さんとお店、作家さんとお客さん、お店とお客さん、そしてお客さんとお客さんまでもが繋がることを期待しているのではないだろうか。
例えば川端丸太町の[etw(エトワ)]。松下店長は、「このカフェが人と人とが接する場所になって欲しい」と語ってくれた。その想いは、ギャラリーを併設する形になってお店に表れている。話を聞いた日、店内は優しい絵で一杯だった。作品は作り手のメッセージが詰め込まれたもの。誰かがその作品を目にすることで、作り手と世界を共有することが出来るのだ。こうして、人と人とが繋がるのだ。
ふらっと入ったカフェで作品に出会う。きっと運命的なことだ。世の中にはたくさんの作家さんがいて、その中で目にする作品なんて一生のうちでごくわずかだからだ。色んな偶然が重なって、その作品はあなたの前に現れたのだ。
だから今度ギャラリーを併設しているカフェに行ったら、そこに飾られている作品と会話してみることをオススメする。そうやって、気づかない間に人と人との輪が広がっていくのだから。
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