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>京のかみさまほとけさま
長い歴史を持つ京都の寺社は、四季折々に美しい姿をかもしています。
このコーナー「京のかみさまほとけさま」では、そんな寺社を一挙に紹介。さまざまな切り口で、京の寺社の魅力を余すことなくお伝えします。観光のおともに、ぜひご利用ください。
京都は、大きく切ると、洛東・洛中・洛西・洛南・洛北の5つのピースに分けられます。あるときは1つのピースをじっくりと、またあるときは5つのピースを縦横無尽に。古都のいぶき息づく京の寺社へ、さあ、出掛けましょう。
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春夏秋冬、京都便り
北野天満宮の梅花祭からお便りです。
艶やかな芸妓と梅ですっかり春!
・産地直送!お守り便
これこれ、おまえさん。さっきからため息ばかりついて、何か悩みごとかね?産地直送!お守り便は、おまえさんみたいな悩める子羊を救うべく、京都の寺社からユニークなお守りを紹介していくぞ。見るだけでも楽しめるお守りで、憂鬱とおさらばじゃ!
ああ、これが京都だよ!誰しも一度は思い浮かべる風景がぎっしり詰まった地域、それが洛東だ。京都駅から「博物館三十三間堂前」までバスで向かい、ゆるりと始まる寺社めぐり。1001体の観音像に圧倒される
三十三間堂
。東にゆくと東山。産寧坂や二年坂の石畳の坂道をゆっくり歩くだけで胸が弾む。一度はその舞台に登りたい
清水寺
、恋に悩む乙女必見の
地主神社
、念仏を口から出す空也上人像で有名な
六波羅密寺
、「ねねの寺」として親しまれている
高台寺
。京都最古の禅寺である
建仁寺
、日本三大ゑびすと称される
京都ゑびす神社
、建礼門院が髪をおろした
長楽寺
。どこかで見た聞いた寺社が所狭しと並んでいる。
寺社めぐりは四条以北もまだまだ続く。「祇園さん」こと
八坂神社
は桜咲く春、
知恩院
は秋の紅葉を狙ってほしい。霧島ツツジが美しい
青蓮院門跡
は5月がオススメだ。
京都市街地が一望できる
粟田神社
、「絶景かな」と石川五右衛門に言わせた
南禅寺
「紅葉の永観堂」の呼び名を持つ
永観堂禅林寺
、縮小されてもドでかい鳥居の
平安神宮
など、雄大な寺も並ぶ。
人が少なく隠れた紅葉の名所・
真如堂
、後鳥羽上皇の寵姫が出家した
安楽寺
、「谷の御所」の別名を持つ
霊鑑寺
などは、地元の人にも人気が高いお寺だ。
さらに上がれば学生の街・百万遍にたどり着く。地名の由来である
百万遍知恩寺
は今出川沿いにある。西田幾多郎をまねて哲学の道をブラブラ歩けば、わびさびの寺・
銀閣寺
にたどりつく。
桜、新緑、紅葉、雪。どの季節も魅力的な表情を見せる洛東。それゆえに、2度目の京都でも3度目の京都でも飽きることはない。
京都駅周辺、四条周辺など京都の繁華街を含んだ京都のど真ん中を洛中、という。大通りの間には細い通りが格子状に整備されており、一本曲がれば別世界、が展開されているのもこのあたりだ。
近代的な京都駅ビル周辺は、京都タワーに負けず劣らずの巨大な寺社建築が目白押し。
日本最大の木造塔・五重塔でおなじみの
東寺
や、世界最大級の木造建築を有しながらも「お東さん」の愛称で地元の人々に親しまれている
東本願寺
、豪華絢爛な桃山時代の建築様式を誇る「お西さん」、こと
西本願寺
。それぞれ、京都の玄関口にどーんと構えている。
西に行けば、小さいが朱印めぐりでかかせない
六孫王神社
がある。ここで毎月28日フリーマーケットも行われている。
四条界隈も熱い!新撰組といえば、ということで人気急上昇中の
壬生寺
や、日本三如来の一つである
平等寺因幡薬師
があり、織田信長や足利義昭ゆかりの
真如院
は五条通りに並ぶ。
若者が集まる繁華街を越え、北に上がればこれまた広大な敷地を有する緑豊富な
京都御苑
、城なのに平べったくて、あんまり城っぽくない
二条城
が通りに沿って立ち並ぶ。大きいホテルも多数あるこのあたりは、昼夜を問わず観光バスが盛大に行き交う。また、機織り機の音が一日中鳴り響いている西陣周辺には、受験生でなくとも一度は訪れたい梅の名所
北野天満宮
、建築の守護神といえば
千本釈迦堂
、陰陽博士・安倍家に縁の深い
大将軍八神社
がある。堀川通り沿いには昨今の陰陽師ブームで一躍有名になった
晴明神社
や、人形の寺として知られる
宝鏡寺
、本阿弥光悦が建築に尽力した
本法寺
、9月の虫干しでお馴染みの
妙蓮寺
などがある。
歴史の上でも、現在でも京都の行政諸機関や企業、そして人が多く集まる洛中。名実ともに京都の真ん中、なのである。
京都観光はバスで行くべきだ、いや徒歩だ!チャリだ!という議論は時折聞くが、洛西に関しては、絶対電車である。嵐電こと京福電鉄嵐山線。1両編成の可愛い路面電車に揺られながら、有名な観光地を目指そう。春夏冬、いつでも煌びやかな
金閣寺
からスタートし、北野白梅町駅からいざ、嵐電!足利家の菩提寺である
等持院
、案内図で見ると驚くほど多くの寺院が密集している
妙心寺
、遅咲きの御室桜で有名な
仁和寺
、晴れ晴れしい国宝第一号を有する
広隆寺
は太秦駅横、芸事の神様として名高い芸能神社がある
車折神社
は駅直結、そして終点嵐山駅。京都五山第一位の格式高い
天龍寺
、御守りが面白い
野宮神社
が待ち構えている。車ならば周山街道沿い、「花の天井」で有名な
平岡八幡宮
がオススメ!
嵐山駅から少し足を伸ばせば雄大な山々が広がる。インドから伝来する貴重な釈迦像がある
清涼寺
、写経が今でも盛んな
大覚寺
が続き、山間には8千体もの石仏がぎっしり並ぶ
化野念仏寺
など、隠れた紅葉の名所がワンサカと。
阪急利用なら西院駅近く、病気治癒の石がある西院
春日神社
、松尾駅ならお酒の神を祀る
松尾大社
、少し歩くと不幸な人必見の
鈴虫寺
などまだまだ寺社は続く。 洛西は洛東と同じくらい「京都的」な観光地で、紅葉や桜の季節のみならず、一年中たくさんの人が訪れる。見るべきものはたくさんあるが、欲張らないでゆっくりじっくり見て回るのがオススメだ。
市街地に比べて、寺社密集地が少ない洛南は他と比べて比較的観光客が少ない。その分穴場スポットも多く、ゆっくりと観光を楽しめるスポットも多い。京阪、もしくはJR奈良線を使って主要寺社は大体回れるという交通の便のよさも嬉しい限り。酒どころでも有名な伏見には、浴室や便所までが重要文化財に指定されているという
東福寺、
目がくらむような千本鳥居でおなじみの
伏見稲荷大社
、「御寺(みてら)」の別称を持つ
泉涌寺
、名水百選に選ばれる水を湛えた
御香宮神社
のいずれもが最寄り駅より徒歩数分の距離にある。「曲水の宴」という雅な行事が行われる
城南宮
も、バスを使えばほどなく着く。
山科・醍醐エリアには、花見の名所・
醍醐寺
、世界の三大美女小野小町ゆかりの
隨心院
がある。『源氏物語』の舞台としても有名な宇治には、10円硬貨でおなじみの鳳凰堂をそなえた
平等院
や、悪縁切りを絶つという、なんともありがたいご利益のある
橋姫神社
、中国風建築が異国情緒を感じさせる
黄檗山萬福寺
などがある。これらの寺社は市街地にくらべて無料駐車場完備のところが多く、大渋滞も少ないためドライバーにも嬉しい南である。
よく京都の人はおっとりしている、と言われる。それは、時間にせかされずゆっくり暮らす人が多いからだろう。特に洛北エリアを訪れると、なんだか繁華街とは時の流れの早さが違う気がするほど、のんびりした雰囲気がある。秀吉が信長の葬儀をとり行った
大徳寺
、その織田信長を祀る
建勲神社
など、歴史好きにはたまらない寺社もあれば、京都でも最も古い神社のひとつとして有名な
下鴨神社
や、
上賀茂神社
など、平安時代の名残が色濃く残る寺社もある。他にも三大奇祭の一つ、やすらい祭が催される
今宮神社
、天井に龍が描かれた法堂を持つ
相国寺
など個性的な寺社もある。
山手エリアには「鹿おどし」発案者の山荘跡である
詩仙堂
や、紅葉時期のライトアップが美しい
圓光寺
、桂離宮によく似た雅な書院作りを有する
曼殊院
などゆるりとできるところも多い。他にも、宮本武蔵が吉岡一門と対決をしたと言われる
八大神社
や、自然美を余すことなく堪能できる大庭園を有する
修学院離宮
、比叡山を借景にした石庭の
実相院
、幻想的な八瀬赦免地踊が有名な
秋元神社
などがある。
そこには俗世とは違う空気が流れている。懐かしの“京都大原三千院”のメロディーでおなじみの
三千院
がある大原には、額縁庭園といい、室内から庭を見る
宝泉院
がある。そして「京都の奥座敷」と呼ばれ、リラックスムード満点の鞍馬エリアには
貴船神社
や牛若丸が天狗に武術を教わったという
鞍馬寺
、三大奇祭の一つ、鞍馬の火祭りが行われる
由岐神社
も控えており、酷暑で有名な京都の夏の避暑地として愛されている。観光客が少なめの、閑静かつ優雅な洛北を知らずして、京都を語るわけにはいかない。
編集・文/
空増 はるか
奥 茉莉子
小西 由希
ご意見・ご感想は、
tegami@onozomi.com
までよろしくお願いします。
[04.2.12]
「春夏秋冬、京都便り」
を追加しました。
[03.12.19]
「一年の終わりに除夜の鐘」
を追加しました。
[03.12.1]
洛東・洛中・洛北のお寺を追加しました。
[03.11.24]
「寺社ライトアップイベント一覧!」
を追加しました。
[03.11.18]
洛西のお寺を追加しました。
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