真剣な会話
Q. すでに全国的に有名になっていますが、PAGONGオープン以後の経緯を教えてください
最初は工場の一角で売っていたんですが、知り合いの知り合いだった祇園のうどん屋さんが店を閉めるので、是非そこで店をやらないかと言ってくれて、2003年に祇園に直営店をオープンすることになりました。期間限定だったんですが立地も良くて観光のお客さんが多く、続けることになったんです。そしてそこにお客さんとして、JR京都伊勢丹のお偉いさんが来られて、出店するように言われ、期間限定でお店を出させてもらうことに。たちまち名前が知れて、デパートや雑誌やテレビなど色んなところから声がかかり、お台場のヴィーナスフォートに出店した時はTV「王様のブランチ」で紹介され、2ヶ月分の在庫が1日で無くなりました。
Q. ご自分の体験を描いた漫画を作られていると聞きましたが
染め屋として裏で地道にやってる時は、ただのオッサンやし酔っ払って何言うても構わへんかった。でもこうやってブランドとして名前が知れると、やっぱり外ではちゃんとしとかなあかんでしょ。そしたらストレスが溜まって、漫画やったらいいかと思って吹きだしの中に言いたいことを書き溜めてたんです。それで精華大学に電話して漫画かける男の子紹介してもらって彼に絵を描いてもらって、ウェブで公開しました。そしたら、地方でお店出しても「漫画みました」と言って来てくれる人がいっぱいいるんです。漫画には実際に働いてる販売員も出てくるんで、お客さんが「あなたでしょ?」って最初から笑顔で話しかけてくれる。これはすごいことやと思いましたね。漫画でお店の宣伝ができて、それを見て店に来てくれたお客さんともすごくコミュニケーションがとりやすくなる。
Q. ものをつくるうえで大切にしていることはなんですか
自分が着たい物を作ります。着物と違って普段に着れたら自分も嬉しいし、「畳がある限り着物はなくならない」というように安易な考えをするのがどうしても嫌でした。京都にこんなに素晴らしい柄があることを伝承していきたいし、そのためには基本だけ残して、時代に合わせていくしかないと思います。でもやっぱり一番大事なのはどうしたらお客さんに喜んでもらえるか常に考えることです。染めだけやっていた頃は、頼まれたように染めるだけで、どんな洋服になるのか、どんな人が着るのか分からなかった。お客さんの顔の見えるものづくりを始めて、これに気づきましたね。普通の染め屋さんだったらできないことをして、お客さんに感動して頂ける事を続けたいと思っています。
- パゴン本店
- 住所:京都市右京区西院西溝崎町17
- TEL:075-322-2391
- 営業時間:11:00AM〜5:30PM
- 定休日:不定休
- パゴン祇園店
- 住所:京都市東山区八坂新地清本町373
- TEL:075-541-3155
- 営業時間:1:00PM〜9:00PM(12月〜2月の間は〜7:30PM)
- 定休日:水曜休
- SANJO by Pagong
- 住所:京都市中京区三条通富小路東中之町32
- TEL:075-257-3723
- 営業時間:11:00AM〜8:00PM
- 定休日:木曜休

