真剣な会話

世の中面白く生きるには笑いがないといかん。 ジョー岡田さん

京都でサムライの格好をしながら、外国人観光客を相手にガイドをされているジョー岡田さん(77歳)。自ら「ラストサムライ」を名乗り、得意技「空中リンゴ切り」で刀を振りかざせば観光客をあっと驚かせる。なぜ今の時代にサムライなのか。本物のラストサムライの真相に迫る。

Q. ジョー岡田さんの経歴について教えて下さい。

生まれたのは大恐慌の真っ只中で、生まれてすぐに父と満州に行って、日本と満州を行ったり来たりしてたな。戦争中やった中学生の頃は兵器工場で働いてた。

戦争が終わって、兵庫の三田中学を卒業した後、20歳の時に尼崎消防署に就職したけど、観光ガイドになりたくなってアメリカへ8ヶ月行って勉強した。

日本に帰ってきて、フジタトラベルの専属ガイドを5年間やった。その後、外国人観光客のために面白いツアーがしたくなって、「ジョー岡田トラベル」を設立。
伏見桃山城でサムライ日本ショーを1700回やったな。
あの頃は1ドル250円で外国人観光客も沢山いたけれど、20年くらい前から円高でお客が減って、そのショーはできなくなってしまって。

今では、京都だけじゃなくて、日本全国、頼まれればガイドやショーをしに行っているよ。京都は月1回か2回かな。ガイドしていない日は土木作業して生活してる。

Q.なぜサムライの格好をしながらガイドをされているのですか。

観光ガイドの仕事をしながら、今でもサムライは日本にいると思って京都にやってきて、「サムライは日本にいなかった」と肩を落として帰っていく外国人の方をたくさん見てきた。それを見て、ならば自分がサムライになろうと。外国人が喜んでくれるならなんだってするよ。空中リンゴ切りも、外国人を喜ばせたくて編み出した技じゃな。

Q.得意技である空中リンゴ切りはやはり練習されたのですか。危なくないですか。

そりゃ練習したよ。昔野球をやってたから、バットを振る要領でね。失敗してアメリカ人の腹を切ってるよ。(笑)自分は血を流してないけれどね。これからの季節ならスイカかな。スイカなら大きい分簡単。りんごはこれまで3000個くらい切ってきたけど、切った後のりんごは全部ジャムにして食べたよ。[次のページへ]