真剣な会話
東京から京都に移住し、約2年。グルメライターとして活動する関谷江里さんは、圧倒的な情報量を誇るサイト「関谷江里の京都暮らし」で一躍注目を集めるようになった。毎日更新される記事には、自身が訪れ味わった京都の食情報が溢れるように詰め込まれ、その情報の正確さと店や料理についての細やかな描写が多くの読者の支持を集めている。現在、「彼女のサイトで紹介されると、店が混み出す」と言われるほどの影響力を持つ関谷江里さん。その仕事の根本にある思いとは?
■「関谷江里の京都暮らし」http://erisekiya.cocolog-nifty.com/kyototokyo/
Q. 関谷さんの経歴だけを見ると、現在仕事をされている京都よりもフランスの方が縁が深いような感じがしますね。
大好きなんですよ、フランス! 第二の祖国と思っています(笑)。フランス語とフランス文学が好きになって、いつかフランスで暮らすんだって中学3年の時には決めていたくらいです。だけど同時に京都にも同じくらい惹かれていたのです。その頃はフランスに憧れる一方で、学校のお休みの度に京都を訪れていました。
Q. 当時は京都のどんなところを回っていたのですか?
洛中洛外、あらゆるところを回りました。だけど今のように料理屋さんでなかったことは確かです。お寺とかお庭とか美術館とか、今よりよほど硬派な楽しみ方をしていました(笑)。一眼レフのフイルムカメラを持って、あちこちで莫大な写真を撮って、行程やら行動の内容を文章にまとめたりして。そう思うと今の仕事とほとんど変わらないことを当時からしていたのかもしれません。
Q. 関谷さんのサイトもまさにそんな感じですものね。けれどこのサイト、写真が満載、すごい情報量で大充実。しかも毎日の更新と、とんでもないことになっていますね。
好きなもののためなら、とてつもなくエネルギーが沸いてくるみたい(笑)。サイトは、好きで楽しくてしょうがなくて、だから続けられるのだと思うのです。おかげでずいぶん人とのつながりもできました。でも継続のためにはやっぱり多少の努力はしています。食事に出かけても、サイトアップと思えばお酒も控えめにして頭クリアな状態で帰宅しますし、写真をセレクトしてテクストを打ち込んで、掲載許可をいただいたり、場合によっては内容確認もお店にしてもらって、データも最新情報に更新して、なんてやっていたら・・・ほぼ24時間営業になっちゃう(笑)。けれど、京都の、レベルの高い食事情の最新情報を出してゆくことに関して、「私がしなきゃ誰がする!?」みたいな、ほとんど勝手な使命感を今では持っていて(苦笑)、それでますます力が入っているかもしれません。
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