2008年2月12日

「東福寺の方丈庭園ってどんな庭?」

 

日本生まれのメリとフランス生まれのピエール
最近、二人は日本の革新的な作庭家・重森三玲の話題で持ちきりです。

今日もその話をしたようで・・・

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ピエール
Bonjour、メリ。
昨日、メリと話してから三玲の代表作・
東福寺の方丈庭園を見に行ってきたよ!

メリ
うわー、行動派ね!どうだった?

ピエール
観光シーズンじゃないからか、すいててよかったよ!
「方丈」という名前の建物の周りをぐるりと囲むように庭があって・・・。

そうそう、あの建物は
何のために建てられたの?

メリ
方丈っていうのは、禅宗のお寺における
住職の住居のこと。
しだいに接客や仏事に使われる場所としての役割が
強くなっていったそう。

ちなみに、方丈の四方に庭が配置されているのは東福寺だけなのよ。

ピエール
そうなんだ!
東西南北4つの庭それぞれにキャラクターがあるよね。

一番印象に残っているのは、北庭かな。
オシャレ系カルチャー誌にもよくその写真が載ってるからね。

苔と敷石を組み合わせて作った市松模様がモダン!
アバンギャルド(前衛的)っていうのかな。

メリ
そうね。
でも、市松模様って日本の伝統模様なんだよね。

三玲がこの庭をデザインしたときも、日本の伝統的な建築や庭園からその影響を受けたらしいのよ。

なかでも
桂離宮の茶室「松琴亭」(しょうきんてい)
床の間と襖に施された市松模様に大きな刺激を受けたんだって。

ピエール
あのブルーとホワイトで構成された
大胆な市松模様だね!
江戸時代に建てられた茅葺屋根の建物にあのデザインは斬新だよね。

メリ
北庭の他に印象に残った庭は?

ピエール
東庭もおもしろかったなぁ。
白砂の上に、直径30cmくらい、高さ30~80cmくらいの
円柱の石が何本か立っているんだ。

メリ
あの石の円柱は北斗七星を構成しているの。

ピエール
確かに!上から見たら7つの石が北斗七星の恒星の位置に置かれていた気がするぞ!

メリ
でしょ。
で、あの石の円柱は再利用されたものなんだけど、もともと何に使われていたものだと思う?

ピエール
え?リサイクル品なの?

なんだろう・・・。椅子かな?ピエールは座ってみたい。

メリ
ブー!座っちゃだめ!
正解は、トイレの柱でした。

もともと、東福寺内にある「東司(とうす)」の解体修理の時に出てきた礎石を利用したの。

東司っていうのは禅宗の言葉で、トイレを指すんだよ。

ちなみに、さっき出てきたモダンな市松模様の庭・北庭の敷石も、
もともと南庭の勅使門から方丈へ敷き詰められていたものを
再利用したのよ。

ピエール
なんだかとってもエコだね!!

メリ
そうなの!
この他にも京都には三玲が作った魅力的な庭がたくさんあるから、
明日また紹介するね。

ピエール
了解、僕もまた勉強してくるよ。Salut(またね)!

関連リンク)
東福寺


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