2008年2月15日

日本庭園の歴史「飛鳥・奈良時代の庭は残ってる?」

日本庭園についていろいろ知りたくなったピエール。
昨日からメリにその歴史についてレクチャーを受けています。
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ピエール
昨日は、日本の太古の昔の庭について教えてもらったけど、その後はどうなったのかな?

メリ
飛鳥時代に入ると、大陸文化の流入が始まり、仏教伝来による影響を強く受けた庭園が現れるよ。

それは奈良県の飛鳥地方で発掘された飛鳥京跡苑地(えんち)遺構や酒船(さかふね)遺跡というところなどで見られるの。

飛鳥京跡苑地(えんち)遺構には石を積んで作られた護岸や池中の島などが発見されているよ。

酒船(さかふね)遺跡で出土した亀形と小判形の石造物などは、
中国や韓国の曲水庭園などに用いられている石造物の形態にきわめて似ているんだ。

曲水庭園というのは庭園の中にまがりくねった水の流れを作ったもの。

この時代の庭園文化は大陸から影響を受けた、ということを示しているわけね。

奈良時代の庭園としては、奈良市内の平城京にその遺構が残っているわ。

平城京左京三条二坊跡庭園は優美な曲線を描いた曲水庭園なの。

その後、次第に日本独自の庭作りに傾いていくのだけれど、その続きはまた来週ね。

ピエール
次は平安時代だね!

メリ
そう。今日は京都の庭園の話が出てこなくて残念だったけど、
平安時代からはざっくざく出てくるから楽しみにしてて。

ちなみに、飛鳥~奈良時代の庭園のまま残っているというわけではないけれど、
曲水庭園の雰囲気を楽しみたいなら洛南の城南宮の庭園がおすすめ。

そこでは、例年4月と11月に曲水の宴という平安貴族の遊びを再現した神事が行われるよ。

その神事では、まずは平安時代の装束に身を包んだ7名の歌人が庭園の小川に沿った席につくの。

川上から鴛鴦(おしどり)の姿をかたどった盃の台の背に朱塗りの盃がのせられ流されると、
歌人たちはその日のお題にちなんだ和歌を詠み、その台が目の前に流れ着くまでに短冊にしたためるんだよ。

そして歌人は流れ来るその台を取り上げ、盃に入ったお酒をいただくんだ。

ピエール
わーおもしろそう。4月に行ってみようっと。

じゃあまた来週ね!

関連リンク)
城南宮

(Text by 冬木 明里)
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