京都の庭あれこれ 金閣寺
日本の文化や庭に興味があるメリとピエール。
今日は金閣寺について話しました。
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メリ:
ピエール、金閣寺って知ってる?
ピエール:
もちろん知ってるよ!日本に来たときにいちばんに見に行ったよ。
室町幕府3代将軍・足利義満が建てた、ゴールドの寺だよね。
メリ:
そう、あの金色に輝く建物・金閣が印象的だよね。
もともとは、鎌倉時代の公家・西園寺公経(きんつね)が作った、西園寺という名前の別荘だったんだよ。
それを応永4年(1397)に足利義満が譲り受け、現在金閣と呼ばれている建物などを建てて北山殿と名づけたの。
義満はそこに住んで政務もこなしたんだ。
ピエール:
お庭は結構広かったよね?
メリ:
そうそう、庭園は金閣寺の境内(約4万坪)の半分以上を占めてるよ。
義満が譲り受けたときにはすでに鎌倉時代につくられた立派な庭園があったんだけど、義満が整備し直したんだって。
西苔寺(さいほうじ)の庭をお手本にしてお堂や橋を造ったということだよ。
ピエール:
西苔寺って、苔寺という名前で有名なところだよね。
苔で覆われた境内が緑のじゅうたんみたいになっていてきれいなんだよね。
メリ:
うん、西苔寺は拝観に申し込みが必要なんだけど、いつか行ってみたいね。
さて、金閣寺の庭の話に戻るよ。
鏡湖池(きょうこち)という池を中心とした庭は、金閣寺の西にある衣笠山を借景とした室町時代の代表的な池泉回遊式庭園。
鏡湖池の中には鶴島、亀島など大小さまざまな島や石があるんだ。
おもしろいのは、池の中には畠山石、赤松石、細川石などの諸大名の名前が付けられた石があるってこと。
ピエール:
何でそんな名前の石が?
メリ:
室町時代に、足利義満に取り入ろうとした諸大名がこぞって石を奉納したんだって。
ピエール:
みつぎものってやつか。ご機嫌とりに石を贈られるなんて、義満はそれほど庭好きだったんだね。
ところで、何で義満が住んでいたところが寺になったの?
メリ:
いい質問だね。
義満の没後、その遺言により禅寺となったの。
義満の法名・鹿苑院殿から2字をとって「鹿苑寺」と名づけられたんだよ。
ピエール:
金閣寺っていうのは金色の建物・金閣から付けられた通称なんだね。
ところで、金閣は何のためのものなの?
メリ:
金閣は正式には舎利殿(しゃりでん)というんだけど、お釈迦様の遺骨を安置するための建物だよ。
1層ずつ違う様式の3層構造になっていて、1層目は寝殿造り(貴族住宅の様式)、2層目は武家造り(武家住宅の様式)、3層目は中国風の禅宗仏殿造りなんだよ。
金箔が貼られているのは2層目、3層目のみ。
そして、屋根はこけら葺きで上には鳳凰が飾られているんだ。
ピエール:
へー。よく見ないとわからないけど、違う様式のものが重なってるなんておもしろいね。
公家、武家、禅宗の文化が結集してるんだ。
メリ:
今見ることのできる建物は当時のままではなくて、応仁の乱や昭和25年(1950)の放火事件で焼失し、その都度再建されてきたんだよ。
そして平成6年(1994)に世界遺産に登録されたの。
じゃあ今日はここまで。次回は銀閣寺について話そうかな。
ピエール:
そいつは楽しみだ。
またね!
金閣寺
【場所】京都市北区金閣寺町1
【拝観時間】9~17時
【拝観料】400円
(Text by 冬木 明里)
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今日は金閣寺について話しました。
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メリ:
ピエール、金閣寺って知ってる?
ピエール:
もちろん知ってるよ!日本に来たときにいちばんに見に行ったよ。
室町幕府3代将軍・足利義満が建てた、ゴールドの寺だよね。
メリ:
そう、あの金色に輝く建物・金閣が印象的だよね。
もともとは、鎌倉時代の公家・西園寺公経(きんつね)が作った、西園寺という名前の別荘だったんだよ。
それを応永4年(1397)に足利義満が譲り受け、現在金閣と呼ばれている建物などを建てて北山殿と名づけたの。
義満はそこに住んで政務もこなしたんだ。
ピエール:
お庭は結構広かったよね?
メリ:
そうそう、庭園は金閣寺の境内(約4万坪)の半分以上を占めてるよ。
義満が譲り受けたときにはすでに鎌倉時代につくられた立派な庭園があったんだけど、義満が整備し直したんだって。
西苔寺(さいほうじ)の庭をお手本にしてお堂や橋を造ったということだよ。
ピエール:
西苔寺って、苔寺という名前で有名なところだよね。
苔で覆われた境内が緑のじゅうたんみたいになっていてきれいなんだよね。
メリ:
うん、西苔寺は拝観に申し込みが必要なんだけど、いつか行ってみたいね。
さて、金閣寺の庭の話に戻るよ。
鏡湖池(きょうこち)という池を中心とした庭は、金閣寺の西にある衣笠山を借景とした室町時代の代表的な池泉回遊式庭園。
鏡湖池の中には鶴島、亀島など大小さまざまな島や石があるんだ。
おもしろいのは、池の中には畠山石、赤松石、細川石などの諸大名の名前が付けられた石があるってこと。
ピエール:
何でそんな名前の石が?
メリ:
室町時代に、足利義満に取り入ろうとした諸大名がこぞって石を奉納したんだって。
ピエール:
みつぎものってやつか。ご機嫌とりに石を贈られるなんて、義満はそれほど庭好きだったんだね。
ところで、何で義満が住んでいたところが寺になったの?
メリ:
いい質問だね。
義満の没後、その遺言により禅寺となったの。
義満の法名・鹿苑院殿から2字をとって「鹿苑寺」と名づけられたんだよ。
ピエール:
金閣寺っていうのは金色の建物・金閣から付けられた通称なんだね。
ところで、金閣は何のためのものなの?
メリ:
金閣は正式には舎利殿(しゃりでん)というんだけど、お釈迦様の遺骨を安置するための建物だよ。
1層ずつ違う様式の3層構造になっていて、1層目は寝殿造り(貴族住宅の様式)、2層目は武家造り(武家住宅の様式)、3層目は中国風の禅宗仏殿造りなんだよ。
金箔が貼られているのは2層目、3層目のみ。
そして、屋根はこけら葺きで上には鳳凰が飾られているんだ。
ピエール:
へー。よく見ないとわからないけど、違う様式のものが重なってるなんておもしろいね。
公家、武家、禅宗の文化が結集してるんだ。
メリ:
今見ることのできる建物は当時のままではなくて、応仁の乱や昭和25年(1950)の放火事件で焼失し、その都度再建されてきたんだよ。
そして平成6年(1994)に世界遺産に登録されたの。
じゃあ今日はここまで。次回は銀閣寺について話そうかな。
ピエール:
そいつは楽しみだ。
またね!
金閣寺
【場所】京都市北区金閣寺町1
【拝観時間】9~17時
【拝観料】400円
(Text by 冬木 明里)
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