2008年5月 9日

長谷川等伯ってどんな人?

ピエール:ボンジュール。この前は狩野永徳(かのうえいとく)、河鍋暁斎(かわなべき... [ 続きを読む ]

ピエール:
ボンジュール。
この前は狩野永徳(かのうえいとく)、河鍋暁斎(かわなべきょうさい)について教えてくれてありがとう。
次に知っておくといい絵師は?

メリ:
長谷川等伯(はせがわとうはく)かな。
安土桃山時代から江戸時代にかけて活躍した絵師だよ。
2010年春に京都国立博物館で展覧会が開催されることが既に決まってるんだ。
きっとその頃には大注目されるんじゃないかな。
今のうちに知っておいたらツウっぽいかも。

ピエール:
安土桃山時代といえば、華やかなイメージがするよね。

メリ:
そうだね。安土桃山時代は、中世から近世へと移り変わる過渡期の時代。
美術作品もそのトレンドやテイストが変化する時期だったんだよ。

今日、長谷川等伯が高い評価を受けているのは
落ち着いた印象の「松林図」ときらびやかなイメージの「智積院障壁画」という
まったく雰囲気の違う2つの作品の存在からきているといわれているよ。

それはやはり、中世から近世へ変化する時代が生み出したものだったんだ。

ピエール:
そうなんだ。もっと詳しく教えてほしいな。

メリ:
OK!じゃあその話はまた次回ね。
京都で常時公開している作品の情報も教えるね。

ピエール:
楽しみにしてるよ。

2008年5月 6日

河鍋暁斎ってどんな人?その2

京都国立博物館の「絵画の冒険者 暁斎 Kyosai-近代へ架ける橋」展と京都国際... [ 続きを読む ]

京都国立博物館
「絵画の冒険者 暁斎 Kyosai-近代へ架ける橋」展と
京都国際マンガミュージアム
「明治日本のギャグマスター 暁斎漫画展」に行ってきました。

 

京都国立博物館の展示はテイストの多彩さが魅力

王道の日本画路線を行く絵もあれば、
陽気なマンガっぽい絵もあります。

交流があった戯作作家・仮名垣魯文に贈ったという
17mにも及ぶ妖怪絵や
三味線をひいたしゃれこうべと美人が一緒に描かれた絵など、
芸術的な知識はなくとも、見ごたえ十分。

一方、京都国際マンガミュージアムの
「明治日本のギャグマスター 暁斎漫画展」は、

暁斎の風刺画、戯画にスポットを当てた展覧会

擬人化されたたくさんの蛙や狸が登場する暁斎風「鳥獣戯画」や

日本人初の風刺漫画雑誌の挿絵など、

ユーモアあふれる作品を目にすることができます。

 

たとえおどけた内容の絵でも、

7才のころ浮世絵師歌川国芳の画塾に入塾し

10才から狩野派で絵画の修練を積み、

19才という異例の若さで狩野派の免許を取得したという

暁斎の画力には目を見張るものがあります。

 


会期はどちらも511日まで。お見逃しないようお出かけください。


京都国立博物館
「特別展覧会/没後120年記念 絵画の冒険者 暁斎 Kyosai
近代へ架ける橋


京都国際マンガミュージアム
「明治日本のギャグマスター 暁斎漫画展」
 

2008年5月 2日

河鍋暁斎ってどんな人?

ピエール:ねえねえ、暁斎(きょうさい)って誰?この人も絵師?最近、京都の街中にあ... [ 続きを読む ]

ピエール:
ねえねえ、暁斎(きょうさい)って誰?この人も絵師?
最近、京都の街中にあるポスターでこの人の名前や絵をよく見るんだけど。

メリ:
そう、河鍋(かわなべ)暁斎というのは江戸時代から明治時代にかけての江戸・東京で活躍した画家だよ。

最近、京都でこの人の名前をよく見るのは、京都国際マンガミュージアムと京都国立博物館、ふたつのミュージアムで暁斎の展覧会が行われているからだね。

開催期間はどちらも2008年4月8日~5月11日
京都国立博物館では
「特別展覧会 没後120年記念
絵画の冒険者 暁斎 Kyosai―近代へ架ける橋―」
と題し、
初期から晩年までの肉筆絵画130点余りを展示。

躍動感ある鯉の水墨画や迫力ある花鳥図があるかと思えば、
三味線を弾くユーモラスな骸骨が描かれた戯画も展示されているよ。

京都国際マンガミュージアムでは
「明治日本のギャグマスター 暁斎漫画展」と題し、
暁斎の漫画家としての側面にスポットを当てて戯画(おかしみのある絵)や風刺画を紹介しているよ。

ピエール:
同じ人を取り上げても角度の違った展覧会が企画できるんだね。

メリ:
暁斎は7才から浮世絵(江戸時代の庶民の生活を描いた絵)を学び、
10才から19才まで狩野派(狩野正信、探幽(たんゆう)などに代表される日本画壇の中心的存在だった画家集団)で
絵画の修行を積んだという異色の経歴の持ち主。

ピエール:
浮世絵、狩野派、両方の技術を学んだんだ。
それに飽き足らず、風刺画までも描いちゃうんだ!
今でいうマルチタレントだね。

メリ:
次回は両展覧会の様子を詳しく紹介するね。

ピエール:
おもしろそうだね。またね!