2008年2月29日
京野菜正直申し上げまして京都にくるまで私、野菜嫌いでした。 すき焼きや鍋の食べ方に野菜... [ 続きを読む ]
正直申し上げまして
京都にくるまで私、野菜嫌いでした。
すき焼きや鍋の食べ方に
野菜、野菜、肉、野菜の順でというのがありますが
そんなもん無視して
肉、肉、肉、カケラのような野菜、肉。
と肉ばっかり食べて、家族・親戚一同から
ヒンシュクをかうような人間でした。
ですが、京野菜に代表されるように
野菜のおいしい京都にきてから
徐々に野菜嫌いもなくなっていき、外食時でも
野菜メニューを自ら頼むまでに成長。
今では「今日は野菜の気分!」という
10年前にはあり得なかった気分になることも。
さて、京都は野菜がおいしいというのは
今では通説のようになってきましたが、
これは京野菜の力が大きいと思います。
関東のスーパーでは九条ねぎがどれだけ高くても
飛ぶように売れていくのだそう。
今でこそ京野菜は全国に知れ渡っていますが
じつはこれだけメジャーになったのも
たくさんの方々の努力あってこそ。
じつは伝統ある京野菜は80年代に一度
絶滅寸前、すわ根絶やしか・・・という危機に陥ったのだそうです。
それに危機感を抱いた京料理店の若手後継者らが
シンポジウムや京野菜を使った料理教室を開き
自らの店でも京野菜を積極的に使うように努めました
次第にそれらの動きがメディアに取り上げられるようになり
首都圏を中心に、京野菜ブームが起こったのだとか。
京都で活躍する方々は伝統を守ることに
なみなみならぬ使命感を抱いている、というのが
今まで仕事でいろんな方に
お話を聞いてきて感じていることです。
京野菜復興までの道も
こういう方々の知恵と努力あってこそ。
聖護院かぶらの甘くてジューシーなおいしさ。
海老芋唐揚げのねっとりとした食感。
肉厚の万願寺とうがらしのほろ苦い甘味。
彼らの尽力がなければ
こういったものが食卓に並ぶ機会もなくなっていたかも・・・
と思うと、素材への感謝とともに
伝統を守る方々に対する畏敬の念がしみじみ湧いてきます。
(Text by Ryoko Horike)
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