2008年2月28日

募集しています!「これもまた京都観光」

 



先日のblog
冬季インターンシップを実施中とご報告しました通り、
今日の午後に中間プレゼンテーションを実施しました。




今回のインターン課題は

「私が京都市長になったら?
 さらなる観光都市として発展するために
 こんな事業を展開する!」




参加した大学生5名は、特定の観光テーマに絞り
2週間という期間中にそれぞれ取材・ヒアリングを行い、
今日のプレゼンにのぞみました。

ちなみに現時点でのテーマは以下のもの。


○「観光に従事する人材育成のための新事業プラン」
○「冬の京都におこしやす、新観光事業プラン」
○「社寺を中心とした、新観光事業プラン」
○「京都の伝統工芸継承と、交流のための新観光事業プラン」
○「京都の若手アーティストの創作力を活かした新観光事業プラン」

 
新事業プランの方は、最終プレゼンまでヒミツですが、
取材を通した現状分析としては着眼点も各自おもしろく、
「あ?こんな見方や、関連付け方もあったか!」と
新たな気づきが沢山ありました。




地元で観光ガイドに関わる仕事をしていると、
やはり現状人気なものから改善・改良型で観光方法を考えがちですが、
若手アーティストによる現代アートや、交流型観光など
意外なところに「新しい魅力」がころがっているものです。


はたして京都市は「入洛者数5000万人計画」を達成したとき
何を次に目指していくべきなのか。


「現状の規模拡大…」と粛々と計画を継続するのではなく、
観光都市として成長過程にある今こそ
本質的な目的をしっかりと見つめなおすべき時に
きているのではないでしょうか。




さて、
今日は新しい京都の魅力を見つけられる?
地元人こそ参加したくなるツウなイベントをご紹介!



_________________________________Pick Up!

3/14?3/23「狐の嫁入り巡業」@高台寺

3月中旬に行われる東山花灯路の期間中に行われる
一風変わったイベントの体験モデル募集。
「狐の花嫁」に扮して人力車に乗り込み、
知恩院から高台寺への道を駆け抜けるという
ファンタジックな催し。
話題のマキメ文学でいう「狐の使い番」になれますよ!




○2/14?3/31「ニッセン飛行船プロジェクト2008」@京都上空

[飛行船乗船ツアー募集]
・乗船地:全国5会場
・当選者数:5会場 各3組6名様(合計15組30名様)
・応募期間:2月14日(木)?3月31日(月)
・応募要項:ニッセンホームページより
・URL:http://www.nissen.jp/hikosen/

_________________________________



それにしても、
京大出身作家の万城目(マキメ)さん作品の
『鹿男あおによし』おもしろいですね。

原作と放映中のテレビドラマでは人物設定など異なりますが、
京都や奈良といった古都で繰り広げられる
ファンタジックな歴史ドラマはついつい
はまってしまいます。


…今宵の編集部は閑散。
みんなマキメさんのドラマ見たかったのか?!


             (Text by Mariko OKU)


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2008年2月26日

春のライトアップde「新しい京都」


先日とあるカルチャー雑誌の取材で、
編集部の食べるがスリムな女子メンバー
京都・御所西にある竹材店さんにうかがってきました。

今回は一般読者に向けての紹介ページだったので
あくまでも小売りされている限りでおすすめの商品を聞いたところ、
それでも茶道具花器など、うるわしい竹グッズが続々と。

同じ竹細工でも、
いわゆる地方の土産物店などで売られる民芸品と
京都の“○○道”などで使われる工芸品とは
こうも違うものかなぁ、と感心しきり。


さて、竹材店さんで伺ったところ
ここ数年、市内各所で行われるライトアップイベントで
灯籠や提灯などに竹が使われているようです。



 ○京都新聞さんによると京都造形芸術大学の学生さんも
 二条城・春のライトアップイベントの竹の灯籠を作っているよう!○





数年前から増えてきた、古都のライトアップイベント。

東山花灯路や嵐山花灯路、社寺の紅葉夜間拝観など、
確実に、夜観光をする人も増えているようです。


ライトアップされた社寺仏閣や小路の魅力とは何か。

もはやさんざん見てきた景色ですら、
闇と光のベールをまとうことで「新しい表情」を見ることが
出来るからではないでしょうか。


といって、嬉しがってカメラのシャッターを切っても
夜の記念撮影はなかなか難しいんですけれどね…。


というわけで、まもなく始まる
春のライトアップイベントをご紹介!

_________________________________Pick Up!

●3/14(金)〜3/23(日)18時〜21時30分
京都・東山 花灯路-2008-(青蓮院〜清水寺 円山公園 東山一帯)



早春の宵の催し「東山花灯路」。東山山麓に連なる、南は清水寺から
円山公園・八坂神社を抜け、北は青蓮院までの散策路約4.6kmに、
2400余もの幻想的な露地行灯の灯がゆらめきます。
周辺の寺院・神社では特別拝観やライトアップも!

●3/25(火)〜4/19(土)18時〜21時30分
二条城ライトアップ(元離宮二条城)



世界遺産・二条城の広い城内に咲く山桜や里桜、八重紅枝垂れ桜など
約200本もの多彩な桜が咲き乱れ、庭園とともに華麗にライトアップ。
また、重要文化財・二の丸御殿台所ではいけばなの展示や
邦楽演奏などの催しも。
※和装の方は入場料(400円)が無料に!

_________________________________


             (Text by Mariko OKU)


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2008年2月25日

キャラクターを考える「京都の次の担い手は?」

 

国立大学の入試シーズン真っ只中。
京都大学のキャンパスには受験生を出迎えるために、
なんと「てんどんまん」の銅像が登場したそうです。

てんどんまんの横には
「京大に、愛と勇気だけの学風を築くために多大な功績を残した。
 どうか彼のごはんを残さないでください」
とメッセージを記した看板も。

                                                             ↓京都新聞webサイトより




ちなみに、
京都のお隣・奈良県では現在「平城京遷都記念」でとあるキャラクター
名付け親を募集しているのですが、滋賀県彦根市の「ひこにゃん」の
愛くるしさに比べ、なんという不気味な…。



とにもかくにも、キャラクターというものはお騒がせな存在です。
本来、街の顔として全国各地、また世界中の人々に
(多くの場合ホホエミと)メッセージを伝える役割を担うはず
が、
上手くいく場合と、さっぱりの場合と大きく明暗が分かれます。

というわけで、次の京都の顔を担うキャラクターを探るべく
新旧のキャラクター事情をご紹介!

_________________________________Pick Up!

●未来くん(1988,京都国体公式マスコット)


漫画家のグレゴリ青山さんが大変プッシュしている「未来くん」。
京都国体の際に誕生したキャラクターは、牛若丸がモチーフ?!
松明を手に「光り輝く未来に向かってたくましく発展していく様を体で表現」とのことですが
今やどこに雲隠れされたのでしょう。

●おたべちゃん(おたべ公式キャラクター)


八ツ橋で有名な「おたべ」の看板娘・おたべちゃん。
京都の舞妓さんで、おたべのお店でもパッケージでももはやおなじみの存在。
ちなみに最近むかついた事は「ちょっとふとった?」と言われたこと。
…これは私と同じですね。おたべちゃんには主要観光地の店先などで会えます。

●たわわちゃん(京都タワー公式キャラクター)
近年、京都タワーのキャラクターとして登場したたわわちゃん。
ゆるくて、愛くるしい姿が、けっこう評判を呼んでいます。
また、ノッポンやひこにゃんとの交流行事にも参加するなど積極的に活動中。
◇たわわちゃん活動記録はこちらから↓
http://www.kyoto-tower.co.jp/kyototower/activity/index.html
_________________________________

大阪のUSJや、神戸の王子動物園のように
古都京都には「愛くるしさ」にあふれたテーマパークが
確かに少ないのです。

ですが、

舞妓さんや芸妓さんをはじめとした京都美人、
街に数多くあるお寺のお坊さん、
てんどんまんを作ってしまうような大学生などなど

もはや「街の顔」として強い個性とメッセージを持って
京都を訪れる人々を迎える「人」がいるではありませんか。


やはり日本屈指の観光都市・京都ゆえ、
私たちはキャラクターだけに頼らず
ひとりひとりが「京都人」として強いメッセージと
時には遠回しなイケズをいう勇気を持って
こう言いましょう。


「おいでやすぅ。」


             (Text by Mariko OKU)


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2008年2月22日

2月だからこそホテル!「京都の注目宿泊プラン」

 

えー。
京都市観光局の観光資料によりますと、
年間5000万人近くの観光客が訪れる観光都市とはいえ、
それでも2月は最も観光の落ち込む時期なのです。

(…て、地元人からすれば予想通りではあるのですが…)


そんなこともあって、実はこの時期に市内のホテルでは
お部屋をリニューアルしたり、
趣向を凝らした宿泊プランを作ったり、
ピークシーズンから比べればかなりお得な宿泊プランを
用意したりしています。


観光で来るよそさんのためのご案内だけでなく、
たまには地元の新ホテルをのんびりと利用してみるのもいいですね。

というわけで、今回は注目の宿泊プランをご紹介!

_________________________________Pick Up!

●京都東急ホテル(堀川)

注目の宿泊プラン:【トワイライトアフター6】
2007年10月にラグジュアリーに改装をした8F客室が注目の的。
同じく7Fフロアも現在改装中とあって、2月28日(水)まで
8Fデラックスフロアor4〜6Fスーぺリアフロアに格安プランが登場。
(私は東急ホテルさん1Fのたん熊の朝食が大好きです)




●ホテルモントレ京都(烏丸蛸薬師)

注目の宿泊プラン:【天然温泉付スパ無料 ウィンターSPECIAL!】
昨春にオープンしたニューフェイスホテル。近いゆえに知らない人も
まだまだいるかもしれないけれど、このホテルには天然温泉「トリニテ」が
設備としてあるのです。寒い冬にうれしいお得なプランですね。
(京都の街中には温泉がないので、ちょっとした旅気分も)


●京都ブライトンホテル(御所西)

注目の宿泊プラン:【リニューアルルームモニタープラン】
京都ブライトンホテルは開業20周年を記念して、
「ブライトンツイン(42m2・デラックスツイン)」が
「エグゼクティブツイン」として新しくリニューアル。
進化した客室を、3/20までの期間限定・格安価格で。
(静かなロケーションなので、のんびりと夜を過ごせそう)


●京都ロイヤルホテル&スパ(河原町三条)

注目の宿泊プラン:【エナジーチャージ】
ロイヤルホテルといえば、仏・クラランスと共同で作った
「コトラン・スパ」が2007年の開業以降、大人気!
今回はスパでのトリートメントとホットヨガがセットになった、
女性限定プラン。デトックス効果と心身のリフレッシュが期待できるそう。
(春までに女磨きですね)

__________________________________



オフィスが烏丸御池にあることもあって、
ごくたまに道を歩いているとこんな質問を何度かされました。

ブライトンホテルのバス乗り場はどこですか?」(よそさん)

「え…、ブライトンの最寄り駅はきっと今出川駅だと思うんですが」(わたし)

「でも、烏丸御池で下車するといいとお知らせいただいて」(よそさん)

「ごめんなさい。わかりません…。」

というわけで、その後よーく街を見ていると
ちょうど烏丸御池交差点の北東角(御池通烏丸東入る)から
定期的に京都ブライドトンホテルのホテルバスが運行しているようなのですね。

地元人だからこそ意外と知らない、地元のホテルサービス。
観光のオフシーズンだからこそ、存分に楽しもうではありませんか。

だって、よそさんに質問されて答えられなかったら、
ちょっとムナシイ・・・じゃありませんか。


関連リンク)京都ホテル戦国時代

             (Text by Mariko OKU)


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2008年2月21日

食べてきました「京の味ごちそう展」

 

先日ブログでもお知らせした「京の味ごちそう展」が京都高島屋で、昨日から始まりました。

昨日は原稿〆切などなどで、一日があっという間に過ぎ去ったので
今朝一仕事終えてから、編集部のグルメ特派員魂のカルチャー員とともに
さくっとお昼にのぞいてきました。

それにしても、平日とはいえ7階の催事場は大にぎわい。

特にマダム(というより地元のおばさま方)が多く、
昼間からおビールをいただいたり、グループでお弁当をいただいたり…
とにかく、女性の力はすごいなぁと一同感心したのでありました。

おいしい食の情報に対してのアンテナのはり方であるとか、
うつくしいものへの自己投資の積極性であるとか、
消費の中心には、やはりマダムが確実にいると実感しました。



今日は、ランチがてらのぞいてきたので実況レポートとします。


エスカレーターを登った先には行列。
このブースは…やっぱり「出町ふたば」さん。


日本酒の即売コーナーや


「かつくら」さんのカツサンドの実演販売もありましたが、


今日のおめあては、「名物食堂」でのお弁当ランチ(料亭の味がどれも2300円!)
どのお弁当にするかは食堂前の展示コーナーで物色。
食券を買ってから、いざ中へ!


じゃーん。今日は「山ばな平八茶屋」のとろろ汁付きのお弁当にしました。


平目昆布押し。さっぱりとした酸味と、食感が楽しめる一品。


お重一段目。日本酒が飲みたくなりますね…。


お重二段目。菊菜胡麻和えや野菜の炊き合わせなど、野菜もたっぷり。


ほんのり柚子の香りがするお吸物をいただいて


名物のとろろ汁を


しめじごはんにかけます。でもその前にちょっと一口。
とろろ汁の上にある青海苔の香りがとっても香ばしいんです。


デザートにはブラマンジェまで付いています。

洗練された京料理の味が凝縮された、うつくしいお弁当。
ただ眺めるだけでなく、ゆっくりと味わってみてはいかがでしょうか。
(週末は特に混み合います。食券のお求めはなるべく午前中にどうぞ。)

_________________________________News!

●「第52回 京の味ごちそう展」

6つの名料亭が登場する名物食堂をはじめ、
京食材の展示販売、京料理講習会などのトークイベントなど
食にまつわる企画が盛りだくさん!

伝統と技に培われた京料理の艶やかな世界が
一堂に会する年に一度の展示会です。

開催日/2008年2月20日(水)→2月26日(火)
日時/10時〜20時 ※最終日は16時閉場
会場/京都高島屋 7F催事開場

各日イベント/
●13時〜京料理講習会
・22日(金)「野菜や、麩、湯葉の炊き方」/魚三楼
・23日(土)「身近な食材 鶏肉を使って」/さいき家
・24日(日)「冬の京野菜を使って」/たん熊北店
・25日(月)「うなぎごぼうご飯」/ぎをん 梅の井
・26日(火)「春を待つ」/相伝京の味なかむら

●15時〜各組合によるトークイベント
・22日(金)「おいしいロールキャベツの作り方(グリルキャピタル東洋亭)」 /京都洋食会
・23日(土)「東洋亭モンブランのおいしさの秘密(グリルキャピタル東洋亭)」 /京都洋食会
・24日(日)「日本酒と食生活(月桂冠)」 /京都府酒造組合連合会
・25日(月)「京の鯖寿司(いづう)」/京都寿司のれん会

_________________________________

関連リンク)京都高島屋

             (Text by Mariko OKU)


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2008年2月20日

お帰りなさい「拝啓 はてな様」

 


拝啓 はてな

立春とは申しながら、きびしい寒さですがいかがお過ごしでしょうか。
京都ではめずらしく雪が積もったりなんかして、
社寺では大人たちがキャッキャッと観光を楽しんでいます。

さて、あなたとの出合いはちょうど2年ほど前。
知人からとても素敵なネーミングを聞いてビビっときて、
思わずキーボードを叩いてしまったことを思い出します。


人がたずね人がこたえてくれるあったかーいサービス
外出先でもパッパと好きなページへ飛ぶことのできるサービス
気になるあのネタの続きを自動的に教えてくれるサービス

あなたとの出合いの中で、どれほど多くの恩恵を受けたことでしょう。

はてなさん

そんなあなたが、まもなく京都に帰ってこられるとのお話を
風のたよりで耳にしました。

桜のつぼみが少しずつ大きく膨らみながら春の訪れを待つように
私たち編集部も、同じ京都で活動をできることを楽しみにしております。

それでは、近い日に京都で。烏丸御池で。

                           早々
                  おのぞみドットコム編集部



_________________________________Pick up!

●米国から京都へはてなが里帰り


【インターネットだから、東京じゃない場所で】/ITmedia Newsより

米国シリコンバレーを生んだのは、西海岸のヒッピー的な精神。東海岸の「中央」「大勢」に対する、一種のカウンターカルチャーだ。「日本の中心・東京」と「カウンター文化としてのインターネット」は、どこか矛盾している気もする。

「東京で、既存のメディアと仲良くしながらべったりやるのは、何か違う。ネットの進化のモチべーションの源は、個人の力を最大化するところにあったと思う。ネットを使えば、どこにいても個人が自分の力で表現でき、世の中に物を言える、という」

東京から離れ、大勢から距離を置いた京都。ネットの力を信じる人が集まり、ここが日本のシリコンバレーのようになれば面白い。

はてなが1つの求心力に、なれればいいと思う。


_________________________________

関連リンク)はてな

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2008年2月19日

縁でつながる街「一乗寺と恵文社」

 



昨日のブログでは叡山電車(略称・叡電)さんによる
地域の魅力発信について記事を書きました。

その後、雑誌「nid」の取材を一乗寺一帯のスポットで
進めていく中であらためて気づいたことは3つ。

○京都市中心部にくらべて、街も人ものーんびり。一乗寺タイムが存在します。
 →某店主によると、今出川通りを境にして“気温も時間も違う”そう。

○観光は白川通から東へ、ツウは白川通から西のショップめぐりに。
 →冬の京都って観光客が少ないと思うでしょ?
  でも雪解けの詩仙堂は女子グループ、観光タクシーも続々。
  観光帰りは、駅周辺のショップめぐりにいそいそ。

○一乗寺カルチャーの発信地は、やっぱり“恵文社さん”なんです。
 →観光地の社寺の方も、地元の酒屋さんも、お菓子屋さんも、電鉄さんも
  カフェの店主さんも「やっぱり恵文社さん今の文化を引導してるんやわ」との談。



そんな中で、一乗寺にある自然派スーパー「HELP」さんで聞いたお話。

「うちのスーパーって無農薬や無添加食品にこだわった商品でしょ。
 最初は商品を集めるのが大変だったりもしたけど、
 いまようやくたくさんの方に支持されるようになったんです。
 暮らしに安全な食べ物を、という作り手・売り手・買い手の想いで繋がった、
 まさしく“食材が引き合わせてくれた縁”に支えられてるんですよ。

 私たちが食材についてお話すると、調理の方法はお客様が教えてくれるような
 会話の双方向性がたのしくって。
 みんなモノだけでなく、“気持ち”もあわせて買って帰りたいんですよね」



こうした「みんなが共感する心」こそ、
まさしく恵文社さんの作り出す世界観にも通ずる「一乗寺スピリッツ」なのです!

恵文社さんの店内の書棚をのぞくと

「この本の隣に、この作品集を陳列するなんて絶妙」
「あー、この棚のビジュアルガイドぜんぶ家に飾りたい」
「えっ、昔の雑誌『太陽』ってこんな特集やってたん?」

と、
思わずツッコミたくなったり、欲しくて悶絶したり、
本や雑貨などのモノを介して「楽しい時間」が訪れるのです。



街は、本屋やカフェ、家具屋、和菓子屋など
あくまでもショップ単体の「点」で構成されるけれど、
その「点と点とを繋ぐ想いの強さ」こそが、
「面としての街の魅力」に現れる
のではないでしょうか。

意識的にも、無意識的にもこうして共感する想いの
ゆるやかなネットワークができている一乗寺という街は
とてもおもしろいし、居心地がいいのです。
(あ、一乗寺の場合はきっと後者の無意識的なのかも)

_________________________________Pick up!

●恵文社 Gallery Enfer春の展示

○3.11-3.17
落合 恵 「レコード買いに」展
出展者:ミルブックス ジャンル:イラスト

イラストレーター 落合恵の著書「レコード買いに」(mille books)の出版を記念し、
本に掲載されたイラストレーションの作品展を開催。
落合恵さんサイト

_________________________________

関連リンク)恵文社一乗寺店

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2008年2月18日

企画勝負なんです「叡山電車のつくる京都観光」

 

○東京-新大阪間を2時間20分台で走るN700系のぞみにはもう乗りましたか?

○京都-大阪を結ぶ京阪特急には テレビカーがあるって知ってましたか?
なんだか、小田急線のロマンスカー的な香りがして素敵なんです。

○京都駅の0番ホームは北陸行き列車の発着ホーム。
 サンダーバードなんか特に“乙女萌え系”の車両だと思いませんか?

○難波-和歌山を結ぶ南海電車の特急「ラピート」のシートは豹柄。
 やっぱり大阪やなぁと思うのは私だけ?

…そんな鉄子はお嫌いですか?




さて、先週末に雑誌「nid」の取材で、
京都を代表するローカル電車・叡山電車(略称・叡電)さんに取材に行ってきました。

昨年、らくたび文庫さんから『叡電ゆるり各駅めぐり』という
乙女ブックが発刊されたこと、また沿線の一乗寺駅がカルチャーメッカとして
注目を集めつつあることもあり、最近では観光中の女子の利用談も多く耳にするように。



実際に叡電さんにうかがったところ、
他の電鉄さんの収入の大半が通勤定期であるのに対し、
叡電さんでは通勤利用が半分、観光利用が半分だそう。
(一乗寺、修学院、貴船、鞍馬…など確かに停車駅の界隈は観光名所ばかり!)

そこで、
「ローカルで希少な電鉄だからこそ個性のある電車にしよう!」と考え、
○現在12両ある現役の車両のほぼ全てが異なるデザインカラーの車体で構成、
○特に「きらら号」「こもれび号」などユニークな車体の発案、
○周辺の観光名所とセットにした観光切符の企画&発売、
という取り組みを盛んに行っているのです。


「一日で沿線をすべてまわるのは難しいと思うけれど、
 少し時間をかけてゆっくり足を運んで欲しいんです。
 僕ら鉄道会社はあくまでも『移動のための手段』、
 地域と一帯になって『地域の魅力を売って』いかなくては ならないんですよ。」


との談。




叡電の往復乗車券+鞍馬寺 愛山券+くらま温泉露天風呂入浴券がセットになった
「鞍馬・貴船散策チケット」(1700円)なんか、この時期にピッタリですね。

あくまでも「地域ありき」とのことですが、
その地域の埋もれた魅力を発掘し、発信することが
どれほどありがたいことか、はかりしれません。


_________________________________Pick up!

●叡電沿線 鍋合戦

「叡電が仕掛ける、冬の京都のあったか企画」



<鍋合戦の心得/参加方法>
一、鍋合戦参加店舗より、お好みの鍋料理店を選ぶ。
二、叡山電車に乗れる乗車券を買う。
三、乗車券とパンフレットを「出町柳駅」または「修学院駅事務所」にて、
   係員に提示する。
四、パンフレットに付いている“鍋クーポン”に叡電印を押印してもらう。
五、叡電印を押印したパンフレットを鍋料理店にて提示する。

2008年1月15日(火)〜3月31日(月)
場所/叡電「鍋合戦」参道店舗一覧
★詳しくは駅パンフレットをご参照ください
_________________________________


>カメラ系・鉄ちゃんの皆様
叡電のおすすめ撮影ポイントは貴船駅です。
きらら号に乗車して、おでかけくださいませ。


関連リンク)叡山電車

             (Text by Mariko OKU)


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2008年2月14日

女性がよろこぶ「スバコ・ジェイアール京都伊勢丹OPEN」

 

JR京都駅の南北自由通路に新たな商業施設「スバコ」が2/13にOPEN!
美と食をテーマにした施設で、隣接するジェイアール京都伊勢丹が運営。
JR京都駅の(西口改札)直結で、フードゾーンや美容雑貨ゾーンなどから構成され
深夜23時まで営業、との前ふれこみ。


そんな情報を聞きつけて、さっそく現場を見に行ってきました。

京都市地下鉄からキューブを通り、伊勢丹の地下食品売場から
二階の正面玄関まで向かい、案内係のお姉さんにようやく場所を
教えて貰いました。(地元人でも駅の構造って意外と知りませんよね)


ほらほら見えてきた。


おお!これが「SUBAKO(スバコ)」。早くも女性陣の姿がたくさん。
1Fの雑貨スペースは…ソニプラとかショップインみたいな感じ。
ロクシタンはあるが、商品は京都風でもなく意外とフツウ。
奥に「Pagong」の友禅シャツは置いてありました。とってもキレイ。


ひときわ目立つ、新モニュメント「時の灯」。
東京駅・グランスタの「銀の鈴」のように待ち合わせの新モニュメントに。
京都の灯籠、提灯などをコンセプトだそうですが、でも、なぜかブルー。


時の灯の反対側には、JR京都駅・西口(在来線)のほんとに真向かいにあるんです。


スバコは二階建ての構造。二階から見下ろしてみたよ。


昼間、二階からはさんさんと太陽が差し込んで明るくてイイ。
窓の外には…ちょうど在来線が入ってきたところ。鉄ちゃんにもおすすめのビュースポット。


お昼は「はしたて」の、鯛のごまみそ丼(セットで1365円)。和久傳のお菓子もここで食べられます。
量も女性にはちょうどよくて、お上品な味わい。夜は「鍋メニュー」もあるそうで
実際にほぼ全てのテーブル席に「卓上ヒーター」がセッティングされていました。
別のメニューもまた試してみよう。


おしゃれなベーカリーやデリコーナーもあったりして。
テイクアウトグルメもちょこちょこ充実。

_________________________________

<注目のショップ>

・「中村藤吉京都駅店」/軽食&喫茶&みやげ
 抹茶ゼリイはこれまでにも伊勢丹で販売していましたが
 ついに和カフェとしてオープン。宇治の本店と同じく
 茶そばなどの軽食、パフェ、生ちゃこれーとなどのおみやげ品も充実。
 麻生地で作られた携帯ストラップもキュート!

・「はしたて」/軽食&お鍋
  紫野和久傳が運営する丼物や麺類、鍋のお店。
 伊勢丹内の割烹よりもプチプライスで気軽に楽しめます。
 お持ち帰りの丼もあるので、自宅や新幹線でもどうぞ。

・「オステリアサクラ」/イタリアン
 銀座「ラ・ベットラ」の落合努シェフ監修のイタリアン。
 ランチのパスタセットは1365円〜と意外とプチプライスで
 かなりお得感あります。地元人に限らず観光客からも
 早くも注目を集めているので、今のうちにぜひ!    etc

詳しくはこちらををどうぞ↓
JR京都伊勢丹公式HP
_________________________________


伊勢丹をはじめ地下街などの駅周りの主要ショップは
20時までの営業なので(飲食店除く)、スバコの23時まで営業
というのは、ありがたいですね。



東京でいうと品川駅構内の「ecute(エキュート)」のような感じで、
明るくて、ミニマムだけど種類豊富のショップがぎっしり詰まっていて、
電車に乗る前や待ち合わせ時に「ついつい立ち寄って」しまう空間。

けっして「目的地」ではないけれど、
旅や暮らしの中で、おもしろい「中継地点」になることでしょう。


関連リンク)スバコ・ジェイアール京都伊勢丹

             (Text by Mariko OKU)


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2008年2月13日

冬の京都の魅力とは?「京の朝市におこしやす」

 


株式会社のぞみでは、今週から地元の大学生を集めての
冬期インターンシップがスタートしました。

今回は選考を通過した5名の大学生が参加しているのですが、
彼らの今回のインターン課題は【京都市の観光施策を考えよ!】

「私が京都市長になったなら…」という前提のもと、
京都市の抱える観光課題を見つけ、さらなる集客を目指して
それぞれの施策を“マニフェスト”として発表するものです。


たいそうな課題のようですが、年中ウェルカムなムード漂う
観光都市ゆえに、地元で暮らしていると実は一番身近な
関心事ではあるようです。


今回の課題発表資料は、
“大学生市長からの京都観光マニフェスト”として、
3月上旬におのぞみドットコム上で発表・市長投票を実施致します。


みなさま、どうぞwebからの投票をよろしくお願い致します。

ちょうど今週末は、ほんまの「京都市長選」が投開票ですね。ホットなテーマでしょ。




さて、そんなインターンシップ中の大学生が気になっていることは
なんで「冬の京都観光は不人気なのか?」ということ。

底冷え、景色が地味、そもそも冬の魅力がわからへんっていうのが
不人気の理由のようですが、寒いことに関していてば反論はあるようで。

彼らに言わせれば、
「みんな、ディズニーランドやシーには冬休みに行くよね?!
 しかも寒い中、アトラクション待ち2時間ってフツーだし。
 寒いことよりも、京都の町のアトラクションの魅力が薄いからじゃないか」

とのこと。

確かに、冬の社寺一般公開や新春のイベントごとは数多あるものの、
京都三大祭りや桜紅葉に比べたらいかんせん華がないですね。

一方で、
嵐山花灯路や東山花灯路などのライトアップイベントは
成功事例で、年を経るごとにじわじわと人気が高まっているんです。



そんな、冬の京都をさらに盛り上げようと
京都市などが企画したイベントが「京の朝市」

_________________________________Pick up!

●「京の朝市」岡崎公園 平安神宮(応天門前)




京都の文化観光ゾーン岡崎公園と平安神宮で実施する観光朝市。
京都の名産品が一同に集まるほか、小京都からも多数出品されます。
大道芸や利き酒・即売会などのイベントも盛り沢山!

2008年2月23日(土)・24日(日)
9:30〜16:00
場所/「京の朝市」岡崎公園 平安神宮(応天門前)  
参加/無料
_________________________________


ま、私に言わせると冬の京都に一番足りないのは
「LOVE」だと思うんですけどね。

クリスマス、年越しカウントダウン、バレンタイン、ホワイトデー。
現代では、こんなにLOVEをテーマにしたイベントが浸透しているのに
京都ではなんだか盛り上がりにかけるのが悲しく、うら寂しいですね。
(こうしたイベントごとは神戸の方がよく見える)


関連リンク)*京都新聞社:京都市長選

             (Text by Mariko OKU)


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2008年2月12日

バレンタインKISS☆「和菓子屋バレンタイン」

 

今年ももうすぐバレンタインデー

NHKの深夜番組「未来観測 つながるテレビ@ヒューマン」によると
イマドキの10代女子にとって、「バレンタインデー = 愛の告白の日」はではなく
「本命チョコをあげるなんてダサイ!」んだそうです。

だから、バレンタインデーには、
女友達を中心に、時には男友達にも
「日頃お世話になっている人への感謝」ってことで
チョコレートをあげるようです。つまりは「友チョコ」。




…なるほどねぇ。

自分への「ご褒美チョコも!」っていうのは共感するけれど、
やっぱバレンタインデーの文化は大事にしよーよ、10代よ。



さて、20代女子!が気になるのは
やっぱり恋人への「本命チョコ」と職場の「義理チョコ」。

10代ほどフレッシュな感じがしないためか
最近はどうも軽く受け流しがちなチョコですが(え、私だけ?)、
今日はちょっと趣向を変えた「京風チョコ」をご案内します。

いずれも老舗の和菓子屋さんの力作!
タボが気になる男性陣には、
こんな「チョコ」はいかがでしょう?


_________________________________Pick up!

●「鳴門餅本店」ハート最中


ピンクがかわいいハート型の最中(もなか)。洋菓子の甘さはダメ!
和菓子なら大丈夫という男性に。10ヶ入り1449円。



●「甘春堂本店」バレンタインハート青い鳥


『和三盆製の紅白ハートに干錦玉製の青い鳥が入っています。
きっと、彼の心をつかむこと、間違いなし。
だって、幸せを呼ぶ「青い鳥」入りなのですもの…』とのコメント。
今年こそは必ず!という人は鳥に願いを。1箱368円。


●「俵屋吉富」リキュールボンボン/バレンタイン


リキュールボンボンの小さな砂糖菓子。
小粋なハートをおすそわけしてみては。 1箱15個入り945円。


●「小倉山荘」ベルギーチョコあられ『想ひそめし』


甘くて、ちょっとしょっぱい贅沢な味。
チョコでコーティングしたあられ。バレンタイン限定パッケージ630円。
_________________________________

関連リンク)京都の和菓子ドットコム

             (Text by Mariko OKU)


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2008年2月11日

今年もはじまる!「京の味ごちそう展」


「日本料理は簡単だからむずかしい」

日本料理家である小山裕久氏の本の巻頭には
このような言葉がある。
________________________________

日本料理は、フランス料理に比べてその工程はずっとシンプルです。
刺身にしろ、焼きものにしろ炊き合わせにしろ、料理にスタートからゴールに
至るまでの工程の数は、大して多くなりません。

一番だしとコンソメスープのとり方とを比較してみてください。
かたや昆布とかつお節だけであっという間、かたや動物の骨と肉、
野菜、香草、香辛料を何種類も使い、手間と時間をかけてとります。
どちらもご馳走ですが、手順のややこしさは比べものになりません。

またシンプルゆえか、料理の個人差がそれほど大きく見えてこない。
鯛のおろし方、天ぷらの揚げ方、ふろふき大根の作り方。
もちろん人によってちょっとした違いはありますが、
手順からみれば、どこの店でもほとんど同じように魚をおろし、
同じように大根を炊いていると思います。

つまり日本料理はとても「簡単」な料理なのです。
構造は単純で、それぞれの方法が身につけばとりあえず作れるようになり、
しかも結構つぶしがきく。しかし、だからこそむづかしいとも言えます。

もちろん、仕事の手順がわかってその通り動けばよい、という次元の話なら
日本料理は実に簡単。が、プロとしての日本料理はそうではないはずです。


      (小山裕久,2006,河出文庫,『日本料理神髄』より引用)
________________________________

私たち編集という仕事に置き換えて考えてみても
「取材をして、文章を書く」という非常に簡単な構造で、
昨今なら個人のブロガーさん(つまりシロウト)であっても
素敵な記事を沢山発信され、また読まれていると思います。

「はたしてプロの仕事とは何か」
日本料理の料理人とまったく同じ質問にゆき当たるのです。

誰でもできるけれど、プロである自分にしかできない仕事。
他者(お客様や読者の皆さん)の対話の中で、
日々自問自答を繰り返しながら最善のものを作り出していくこと。


そうした「対話と考察力」こそ、プロがプロたる所以ではないでしょうか。



毎年2月に京都高島屋で開かれる「京の味ごちそう展」は
今年でなんと52回を迎える“京都の食”の一大イベント。

料理人たちの日々の修養の結果生まれた見事な作品展示や、
料理人たちによる講習会&トークイベントなど、
普段めったに知ることのできない「プロの料理人」の世界を
垣間見ることのできる貴重な機会です。



期間中、催事開場内に食堂・喫茶が限定OPENします。
京料理組合によるお弁当は特に人気なので、
午前中に食券を購入されることをおすすめします


白川の味ーー(粟田口・美濃吉本店竹茂楼)
洛北の味ーー(山ばな・平八茶屋)
西陣の味ーー(西陣・西陣魚新)
洛南の味ーー(伏見・魚三楼)
祇園の味ーー(祇園・中村楼)
円山の味ーー(真葛ヶ原・菊乃井) ※お弁当はいずれも2,300円

_________________________________News!

●「第52回 京の味ごちそう展」

6つの名料亭が登場する名物食堂をはじめ、
京食材の展示販売、
京料理講習会などのトークイベントなど
食にまつわる企画が盛りだくさん!

伝統と技に培われた京料理の艶やかな世界が
一堂に会する年に一度の展示会です。

また、今年は源氏物語千年紀にちなんだ展示や
限定商品なども発売されます。


開催日/2008年2月20日(水)→2月26日(火)
日時/10時〜20時 ※最終日は16時閉場
各日イベント/
13時〜京料理講習会
15時〜 各組合によるトークイベント(京銘菓真味会/京都そば二八会/京都洋食会/京都府酒造組合連合会/京都寿司のれん会)
会場/京都高島屋 7F催事開場
_________________________________

関連リンク)京都・伏見の蔵元日記

             (Text by Mariko OKU)


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2008年2月 8日

源氏物語千年紀「京福電鉄・紫のゆかりちゃん号運行中」

 

「京都といえばやっぱりお寺、神社ですよね。
京都まで遊びに来たら、必ず1つは行くようにしてるんです。
あ、宗派とか由来とかで選ぶんじゃなくて、“雰囲気”です。」

と、昨日出会った女子大生(大阪在住)に言われました。

彼女たち関西圏の女子大生の間では、
「京都へ遊びに行く=ちょっとステキな和の雰囲気を味わいたい」というのがあるようで、
パンやカフェ、アートスポットめぐりが一番の目的なんだけど
神戸や大阪では味わえない「和の雰囲気」というのが魅力的なのだそうです。

夕闇が近づきはじめた格子戸の美しい街並、
しっとりとした石畳の道を静かに歩いていくと
その先の一軒から偶然、美しい装いの舞妓さんが現れて…。


なんていうのはドラマチックだなぁと思うけど、
実際のところ「あり得なくもない」というのが京都のおもしろさ。

平安時代に都が置かれてから
この街で積み重ねられてきた歴史に思いはせれば、
街中の狭い通りやなんてことのない広場だって、
かつての都人たちが集い、足を運んだ場所であるのかもしれません。




さて、そんな都人たちが暮らした平安時代を代表する文学作品といえば
いわずとしれた紫式部の「源氏物語」ですが、今年は源氏物語の記録が
確認されてからちょうど1000年を迎えることから、
「源氏物語千年紀」として、さまざまな催しが市内各所で行われます。


そんな中、京都の西を走る路面電車・京福電鉄(通称:嵐電)では、
2008年1月16日〜2008年12月中旬頃まで、源氏物語「紫のゆかりちゃん号」を運行

千年紀のロゴマークが車両ヘッドマークになり、
車両側面には源氏物語屏風絵がラッピングされた雅なもの。
車内には「源氏物語屏風絵が掲出」とくれば、マニアでなくとも一度は乗ってみたい!

                             ※京福電鉄HPにリンク↓


ちなみに、嵐電1日フリーきっぷ×1枚、嵐電乗車券×5枚がセット(1セット1,500円)
になった「源氏物語千年紀プレミアム記念乗車券」も発売中です。



ちなみに、かくゆう私、『源氏物語占い』によると「紫の上」キャラだそうです。

頑張るファイト満々の女性として見られがちですが、親しい人からは、ややナメられがち。あなたのやわらかな人あたりとやさしさが裏目に出るからです。けれど誰からも好かれることは疑いなし。

ほめられてるのやら、どうやら…。

_________________________________News!

●源氏物語千年紀協賛事業 
『平安時代と源氏物語を味わう』

千年紀を記念して、物語が描かれた平安時代と
物語に関連する様々なテーマを「王朝文化」の視点から探る
講演イベントが、源氏物語ゆかりの地・仁和寺で開催。
なお、講演後は仁和寺御殿の拝観付き!

■第一回「王朝の歴史と社会」
講師/朧谷 壽(同志社女子大学教授)
2008年3月15日(土) 12:30開場・13:30開演
会場/御室会館(仁和寺内)
参加費/2,000円(申込必要・仁和寺御殿拝観料含む)

申込方法:電話・FAX・ハガキにて(チケットぴあでも発売)
京福電気鉄道株式会社 源氏物語イベント係
電話/(075)801-5315
FAX/(075)841-4043


_________________________________

関連リンク)源氏物語千年紀委員会京福電気鉄道

             (Text by Mariko OKU)


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2008年2月 7日

ほほえみのタイ、イケズの京都「京の商いシンポジウム」

以前タイを訪れた時のこと。
関空から乗ったタイ航空のスチュワーデスさんの対応からして
まさしく「ほほえみの国・タイ」そのままで
いたく感動した思い出があります。


その一方で、京都の地域情報を編集していると
よく東京の編集者さんから質問されることがあります。

「京都の取材って、やっぱりイケズされることってあるんでしょう…?」

そんな質問自体ちょっと思わせぶりなんですが、

実際には、まっとうにやればそれほどイケズなことはないので

「その逆で、一度関係を作ればこれほど取材をしやすいエリアはないですよ」

と答えることにしています。

 

確かに長い歴史の中で、京都の街の人たちは
コミュニケーションのある種の方法として直接的な言葉ではなく
「少し婉曲的な方法」で主張を伝えているに過ぎないのです。

ーーーーーこの話は長くなるので、ここでは割愛。



そんな中、京都商工会議所から発表された『ニュー京商ビジョン』。

この中で語られている通り
いま、京都では“知恵”“サービス”をビジネスに活かし、
新たな「観光立国」としてのまちづくりが検討されています。

★「ニュー京商ビジョン」詳細はこちらからダウンロードを↓
http://www.kyo.or.jp/kyoto/vision.pdf


日本のモノヅクリは、確かに高い技術と品質で
国内のみならず世界からも評されていますが、
もはや単なる生活用品を大量生産するだけでは
国際的に生き残れない…そんな時代になりつつあるのです。


京都人も、もはや「イケズで結構」と鼻でヨソもんを
あしらっている場合ではないのです。

国内屈指の観光都市である京都は
世界のオアシスとなって、おもてなしでお金をもらう
というポジションを築いていくべきなのでしょう。




たとえば、

編集部でインタビューをした妙心寺 退蔵院の松山副住職も
「本当のJapan Cultureを、今こそ海外の人に知って貰わなければ」
【Zen experience tour】を実施しています。


ほんもんの文化とは何か。
今こそ、真剣に見つめ直さなければいけない時なのです。




最後に、京都市によるビジネスイベントのご案内。
まちなかの商い戦略を聞きに行ってみませんか?

_________________________________News!

●京都市 産業観光局 商工部 商業振興課
『京の商いシンポジウム・商い百花繚乱〜お店咲く咲く京のまち〜』

京都市中心部では大型店や海外ブランド等の新規出店が活発化し,
商業を取り巻く環境が激変しています。最新の動きを浮き彫りにし、
京都の商業の未来のあり方についてのリレートーク及び
パネルディスカッションが行われます。

2008年2月19日(火)
18:30開演・20:30終了
会場/キャンパスプラザ京都2階ホール  参加/無料(申込必要)

<講師・コーディネーター>
●「introduction〜京都市商業ビジョンとは〜」
 京都大学経営管理大学院教授,京都市商業ビジョン推進委員長
 若林 靖永氏

<講師・パネリスト>
●「都心の店舗・顧客の移り変わり」
 京都府立大学生命環境学部准教授 宗田 好史氏

●「大丸京都店の戦略について〜路面店の拡大〜」
 (株)大丸執行役員京都店長 内田 隆氏

●「商店のキラメキが京都ブランドを強くする」
 コンセプトグラマー(有)代表取締役社長,
 京都市商い創出事業選考委員 曽和 裕次氏
_________________________________



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ところで、米のシャンパンって知ってますか?「月の桂」



先日見学させていただいた伏見の酒蔵「増田徳兵衛」さんの
立春朝搾りの様子はコチラのblogでもご紹介した通り。


ここ最近こそ食の安全に対して不安が高まりつつありますが、

その10年以上も前から、自分たちの扱う商品に誇りを持った
農家の生産者さん、杜氏さん、販売店さん、飲食店さんと
生産者から消費者に接点を持つ人までが一堂に会する催し
行われ続けていることに、改めて敬意を払いたいと思います。

こういう方々がいるからこそ、
京都のお酒の文化やブランドが保たれているのでしょう。



さて、先日おじゃました酒蔵「増田徳兵衛」さんの主力ブランドは『月の桂』




●元祖「米のシャンパン」●
厳冬期に仕込まれた清酒がその味わいを静かに醸し出す工程で、
もろみ が十分に醗酵し熟成した頃に、桶の中ほどから汲み出される酒なのだそうだ。
上槽した ばかりの生酒のオリを分離させ、1回だけ”オリ引き”したものがにごり酒。
もろみを漉しとらないどぶろくとは性格の異なる酒である。


生きた酵母を味わうために火入れをしないのがこのお酒の特徴の一つ。
現代のようくクール便がなかった時代は、京都市内だけで消費されていたというもの。
しかも、日持ちがしないために、冬の寒い時期だけに味わえる貴重なお酒だったとか。

「増田徳兵衛」さんでは、今年も数量限定で販売です。
お取り寄せはwebサイトからも可能。お早めにどうぞ。



最後に、「醸界タイムス」によると日本酒の出荷は前年比で減少している中で、
純米酒は堅調な伸びを示しているそうです。

あなた好みのお酒を見つけに、伏見を歩いてみてはどうでしょうか。
新春のきき酒イベントも満載です!

_________________________________News!

●伏見夢工房
『桂米朝一門 若手落語会 伏見酒蔵寄席』

2008年 毎月第2土曜開催(★次回は2/9)
18:30開場・19:00-20:00落語会・20:00-20:45伏見の清酒きき酒会
おひとり 1800円(落語・きき酒会)
会場/伏見夢百衆
大正時代に製造された月桂冠株式会社の旧本店社屋を活用した建物。
通常はおみやげ処としてさまざまな伏見名物を販売。喫茶もある。

●伏見夢百衆
『第2回 伏見の清酒 蔵出し新酒 日本酒まつり』

2008年3月22日(土)
10:00-16:00(きき酒会は15:30まで)
会場/伏見夢百衆
当日は開場周辺で物産市や、周辺飲食店での酒粕汁販売、商店街によるキャンペーンが行われる。
_________________________________

関連リンク)醸界タイムス

             (Text by Mariko OKU)


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2008年2月 6日

気づいたらエコ「京小町night?Kyo eco machi?」

 
先週の日曜日、女子大生が主催する
大がかりなイベントがるという情報を聞きつけ、取材に行って来ました。

2月3日。烏丸蛸薬師にあるフローイング烏丸で行われたのは
「京小町night?Kyo eco machi?」

立命館の大学生が、主催したこのイベントは環境問題をテーマに掲げたもの。
参加条件の着物を身にまとった現役の女子大生ら約150人が参加し、
古着のファッションショーや展示を通じておしゃれに環境に優しい取り組みをアピールしました。

着物をドレスコードにした理由について、
イベントを主催した学生団体「BAMP」の温井さんは
「着物は代々受け継がれるもの。着られなくなっても、
巾着や雑巾などにしてリメイクされて使われてきた歴史がある。
エコを象徴するものだと思う」と話してくれました。



当日、開場時間が近づくと会場前には
思い思いに着物を着こなした若い女性の姿が通りに溢れます。
道行く人も「何があるの?」と興味深げに見ていくのが印象的でした。



そして、会場内はこのような状態。
華やかすぎて(しかも平均年齢が若すぎて)、そのまぶしさに卒倒しそうでした。

立食パーティーの途中では
同大学のファッションサークル「グランブルー402」が
手がけた古着を使ったファッションショーが。
モデル(これも学生!)が登場するたびに会場からは歓声がもれ
フラッシュがあちこちでたかれていました。



そして、イベントが終わると出口付近で
ひとつひとつデザインの違うエコバッグが配られます。


「エコをやらされているのではなくて、楽しんでほしいんです」と代表の近藤さん。
理想は「可愛く、オシャレなことをしていたら、エコにつながっていた」なのだとか。


帰り道にエコバッグを持って歩く女性たち。
その姿をまたもや道行く人たちが興味深げに眺めます。
彼女たちが「歩くエコPR」の役割を果たし、
まさにコンセプト通りの「気づいたらエコ」が完成していますね。


コンセプトといい、アイディアの素晴らしさと
150人もの参加者がいたにも関わらず、進行もスムーズ。
主催した学生さんたちの力量に驚かされたイベントでした。


             (Text by Ryoko HORIIKE)


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手ぬぐいブームにもの申す?!「粋なアイテムの今むかし」

つばめ・チェリー・チェック・自転車・猫・いのしし。

これらはすべて、京都の街中で目にした手ぬぐいの柄なんです。

色柄の多さはもちろん、ハンカチサイズのものから、
風呂敷やストールとして活用できる大判サイズのものまで揃い、
最近の手ぬぐいというものは、もはや“ファッション”の1アイテムといっても
過言ではないようです。



本来手ぬぐいといえば、
手を拭いたり洗顔、入浴時に体を洗ったりするための木綿の平織りの布で、
日よけや汗拭いなどの目的で頭にかぶることもあるものーーー
その端の方がわざと縫われていないのは下駄の鼻緒が取れたり、
ケガをしてしまったり等の緊急時に適度な大きさに切れるようにする為の工夫
というイメージ。


では、いつから私たちの暮らしに登場したのでしょう?



奈良時代の文献には既に「たのごひ(た=手、のごひ=拭う)」
という文字が見られ神事に使われたようです。

しかしながら当時の日本で木綿栽培を行うことは難しく、
また庶民に衣服の素材にも厳格取り決めがあったことから、
その後、平安・鎌倉・室町と過ぎ…
1500年頃になってようやく木綿栽培の技術が輸入されたと同時に
その肌触りの良さから人気が広まったよう。

江戸時代になり「木綿」が庶民のの手に届く布となり、
歌舞伎役者に観客が関心を買うために「手ぬぐい」を贈ったのが、
庶民にとっての「手ぬぐい文化のルーツ」だったようです。

その後、手ぬぐいは歌舞伎役者の名刺代わりとして
紋や名前にちなんだ文様など、粋な趣向をこらしたものが
多くつくられ、「粋な流行の最新アイテム」として
皆がマネていったのです。



そんな粋なアイテムだった「手ぬぐい」は、
現代のモダンでキュートな柄と共に
京都で確実によみがえったと言えるでしょう。

時には小さなお土産として
時には自分用のファッションアイテムとして
時にはお世話になった方への贈り物として。

想いの分だけ、使い方が生まれる素敵なモノですね。


さて、そんな手ぬぐいブームの昨今、
新たな手ぬぐいブランドがリリースされました。
その名も「にじゆら」!





“注染”という伝統的な染の技法を最大限に活かし
現在のクリエイターたちの新しい個性とかけあわされた手ぬぐい。

ゆらゆらと色が「にじむ」味わいこそ最大の特徴で、
すべて手仕事で作られた証拠でもあるんです。


あなたも、素敵な一枚を見つけに行きませんか?


_________________________________News!

●TrademarkKyoto
『にじゆらな、おもてなし』

2008年2月9日(土)〜2月11日(月・祝)
13:00-19:00
期間中にお茶会など、イベント開催も予定。
会場/TrademarkKyoto
京都市中京区蛸薬師新町西入るDogCafe北側

●alphabet
『にじゆら 手ぬぐい』展

2008年2月16日(土)〜2月29日(金)
11:00-20:00(最終日は16:00まで)
会場/alphabet
京都市北区上賀茂桜井町101エデン北山1F

※両会場とも入場無料、会期中無休
_________________________________

関連リンク)
和てぬぐいの店 ありすや


             (Text by Mariko OKU)


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京都はアートの街である。「京都精華大学芸術学部・大学院 卒業

京都は日本を代表する観光地であると同時に、
京都市を中心に大学数が非常に多く、市全体の人口に占める
学生比率が高いことから“学生の街・京都”とも呼ばれます。

私自身は文系出身ということもあってあまり馴染みがなかったのですが
京都には“芸術系大学”も多く、若いアート人口も多いのです。


そんなことから、
学生街の喫茶店や定食屋がその歴史とともに愛されていたり
週末ともなれば地下のクラブイベントが賑わったり
街じゅうに小さなギャラリーがあって週がわりで個展が開かれたり
ライブハウスに限らずお寺や公園での野外ライブが盛り上がったり
学生店長のバーやショップが繁盛していたり…
いわゆる“若いカルチャー”が、街じゅうで発信され続けています。




たまたま今春卒業する京都精華大学の大学生から
「卒業・終了制作展を京都市美術館でやるのでぜひ!」
というお知らせをいただいたので、先週末にのぞいてきました。

週末の京都市美術館はエントランスから見物客の熱気に溢れていて
有名作家や海外のミュージアム展ほどの人気ぶり。

キャンパスを美しく彩る【洋画】・【日本画】、
ファンタジックな【版画】作品の数々、
広告までしっかりと作られた【プロダクトコミュニケーションデザイン】、
企画パネルから立体模型まで精密に作られた【建築】などなど…。

どの作品もクリエイター達の魂が込められていて
ずらっと一巡していくだけで胸いっぱいに。


中でも「京都」をテーマにしいる作品も多く、
この街が持つ課題や魅力をどう捉えるのか、ということを
それぞれユニークな視点で表現していたのが印象的でした。




「せっかく京都で学ぶのだから、京都に貢献したい」

というのは多くの大学生が思っているところで
近年は【京都学生祭典】というお祭りが秋に実施されているのをはじめ
映画祭や学生観光ガイド、産学連携の商品開発や研究といった風に、
京都の街のあちこちで活躍する大学生の姿を目にします。


そんな中で、京都精華大学という大学はユニークな存在で

小学校旧校舎をリノベーションして「京都国際マンガミュージアム」」を作ったり

大学の講座を一般にも公開する「shin-bi」」というアンテナショップ&ギャラリーを作ったり

大学の講座を一般にも公開する「公開講座GARDEN」」という刺激的な学びの機会を作ったり

大学を卒業してからもほんとに目が離せません。


京都でモノヅクリやアートをする喜び、楽しさを
改めて感じさせてくれるような機会が多く用意されています。

むつかしいことを考えず、まずは参加して体感してみること。
それこそ“クリエイト”の第一歩なのだから。

_________________________________News!

●「手技に学ぶ ー京都の伝統産業の現場から」
@京都文化博物館

会期:2008.3.23(日)〜2008.3.30(日)※3.24は休館
時間:10時〜19時(入場は18時30分まで)
場所:京都文化博物館 6F展示室
入場:無料


京都精華大学が1980年から実施してきた「学外実習」@京都の展示会です。

京都の伝統工芸や産業の現場で、直接指導を受けながら学び「学外実習」。
今回は実習に参加した3・4年生の学生が制作した作品と合わせて、
実習先である伝統工芸の工房・企業をご紹介し、制作工程や作品を展示。

_________________________________

関連リンク)
京都精華大学


             (Text by Mariko OKU)


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コラボ熱上昇中↑「菊乃井×マールブランシュ」

突然ですが、うちの上司はお茶にうるさいのです。

それがたとえペットボトルのお茶であろうと同じことで、
次々と登場する新ブランド茶を試して「これぞ!」というものに
出会ったら、しばらくは「特定銘柄制」が続くのです。

○第一期:サントリー「伊右衛門」
京都の老舗茶舗「福寿園」さんとのコラボ商品。
老舗系ペット茶の先駆け的存在。竹をイメージしたボトルデザインも秀逸。
★上司評「うーん、濃いよねぇ。贅沢!」

○第二期:コカ・コーラ「はじめ」
中嶋農法という土作りからこだわった茶葉を丸ごと挽いて入れた
素材こだわり系のペット茶。
★上司評「スッキリ。夏はこっちかなぁ」

○第三期(現在):コカ・コーラ「綾鷹」
宇治の老舗茶舗「上林春松本店」さんとのコラボ商品。
緑茶本来の“にごりある色味”と“ふくよかな味わい”を実現したプレミアム緑茶。
★上司評「150mlが標準量なのにこれは140ml。プチ贅沢だけどうまい」


それにしても、京都の老舗のコラボ商品によるヒットには
めざましいものがあります。



コラボレーション自体は「企業間」に限らず
音楽やマンガ、雑誌、ショップなどの分野で多数展開されていますが、
常々気になるのは「単なる暖簾の貸し借り」ではないか、ということ。

京都ではここ数年「社寺でライブ・コンサート」というものが
行われていますが、その場合の京都の社寺は「単なるハコ(会場)」で、
来場者は、社寺の本質的な魅力を知り得ぬまま帰ることになって
しまっているように思います。
これぞ、まさに「暖簾のちょい貸し」状態…。

共に働きかけることで
単体では発揮しきれなかった力や新しい魅力を見出すこと。

これこそコラボレーションの面白さであり、目標ではないでしょうか。




先日も東京駅から新幹線に乗る前にくだんの「綾鷹」を購入しようと
東京駅地下街・グランスタを物色していたところ発見したのは
「SAZARE」というお菓子。

京都の洋菓子店「マールブランシュ」さんと
老舗料亭「菊乃井」さんとのコラボレーションで生まれた
新感覚のパイ菓子です。

甘ったるい洋菓子の苦手な方でも、和菓子には縁遠い方でも
きっと唸る味わいでしょう。

職場のおやつや、ちょっとした手みやげに
まずは一度お試しあれ。
_________________________________

●京都・北山「マールブランシュ」
プチパイ「SAZARE」さざれ白ごま(1袋・630円税込)




「京・菊乃井」の良質な白ごまをふんだんに使い、
サックリ香ばしく焼き上げた、ひとくちサイズのパイ菓子。
ゴマとメープルシロップの風味が口中に広がって…
とまらない、やめられない、美味しさ。

※ネット販売もやっています
_________________________________


関連リンク)
PingMag「日本のパッケージ・デザイン#5:おしゃれなペットボトル!」

             (Text by Mariko OKU)


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明日話したくなる「京都みやげ」

 

 

先日、東京の編集者の方と雑談をしていたときのこと。

 「そういえば私“東京ばなな”って食べたことないんです…。」 と驚くべき発言!

関西から東京出張した帰りには私をはじめ他のスタッフも毎度のように

“東京ばなな”や“金のたまご”を購入して帰ってくるお菓子なので、

かれこれ何度食べたことか数えきれないほどのド定番。

 

ド定番と思っていたものが、実は地元・東京人は食べる機会がないとは

なかなか皮肉なものです。 「京都という八ツ橋みたいなもので、 京都人で

“私あそこの八ツ橋好きやねん”と話すことはないんですよ。 

実際のところ、京都人(特に若い世代)ってそんなに八ツ橋食べてないんですよ」

 と話は展開しました。

 

事実、日本中の定番土産とされているものの多くが

列車や飛行機の売店で飛ぶように売れており、

賞味期限や保存方法、持ち運びの便利さなど現在の形に至るまでの

緻密な戦略があってこそヒットしたものなのでしょう。

 

 しかしながら、時代は便利に発展していき

今や東京駅をはじめ全国の主要百貨店で京都のような地方の名店も出店し、

また、店舗直営のネット通販もさかんに行われるようになりました。

 

こうした便利な時代だからこそ、

「土産(=贈り物)」自体にストーリーが求められているのではないでしょうか。

 

例えば、

 

○3日限定の元祖どら焼き 

その昔、東寺の銅鑼で焼いたことに起源を発する「笹屋伊織」のどら焼きは

完全に手作業で作られるために、今も東寺の弘法市にあわせて

毎月21〜23日のみの限定発売である。

 

○一年を無事に過ごすための大福茶

今から1000年以上も昔、都に疫病が蔓延した時に空也上人が大ぶりの茶碗に

梅干を入れたお茶をふるまったところ疫病が下火になったことに由来する大福茶。

今でも京都では 正月に同じお茶を服して一年の無病息災を祈る文化があるのです。

 

○アロハシャツは京都発祥!

アロハシャツといえばハワイアンリゾートでハワイ発祥だと思いがちだけど、

実は戦前にハワイに移民した日本人たちが、持っていた着物を仕立て直して

シャツにしたのがアロハの始まりだった。 

 

など、

ちょっと「へー」と思えるストーリーを知ると一見どこでも手に入りそうなものでも

何だかありがたいような気持ちになるものです。

 

 八ツ橋や東京ばななに全くストーリーがないというわけではないですが、

土産と一緒に、地域ならではの文化や歴史にふれる“土産話”があると

ちょっといいと思いませんか。

             (Text by Mariko OKU)

 

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「京都で2番目にうまいコーヒー」の謎


noriki1.jpg

そこのあなた、コーヒーはお好きですか?
私は、きれいなお姉さんは好きですが、コーヒーは嫌いです。苦くて飲めません。 そんなわけで、普段喫茶店には行かない私ですが、ある日気になって気になって仕方がない喫茶店を発見。

四条通りを1本南、綾小路通りを入っていくと、思わず目に飛び込んでくる「京都で2番目にうまい珈琲の店 ノリキ珈琲店」の文字。

なぜ2番目なんでしょうか?一番目はあの有名なイノダコーヒー?

そんな素朴な疑問を解決するため、早速取材してきました。取材に応じて頂いたのは、山元良子さん。山元さんは、この店がオープンして3代目、働き出して14年目になるそうです。

早速なぜ2番目なのか聞いてみると、 「大切な人と飲む珈琲が1番やから、うちは2番目でいい。それは25年前の開店当時のオーナーが考え出した事で、その気持ちは今も受け継がれています。今 の若い人が行くカフェって、お店とお客、お客とお客のコミュニケーションがあるお店ってなかなかないでしょ。

うちは、若い人はあんまり来ないし、8割方が顔なじみの中高年の方。何時に誰が来て、どこへ座って、何を頼むか全部分かるから、お客さんは店に来ると何も言わず座って待ってるんですよ。

おしゃべりするためにやってくるお客さんも多々おられるし、来られるお客さん同士もとても仲がよいですしね。これからもずっとそんな店であってほしいですね。」との事。

そう取材しているそばから、顔なじみのお客がまた一人、こんにちはと言っていつもの席に座っていきました。

開店当時からあるタバコの自動販売機や、京阪電車が使っていたという年代物の切符切りが、この店の歴史を感じさせます。

2番目にうまい珈琲の側には、そこら辺のカフェにはない、温かいコミュニケーションと笑顔がありました。 コーヒーが飲めない私でも、つい長居したくなる店。コーヒーが飲める人も、飲めない人も、是非どうぞ。

(鈴木 晴奈)

noriki2.jpg ほのぼのした店内は、いつも常連さんがまったり。

noriki3.jpg
壁にはたくさんのコーヒーチケットがぶらさがっていました。

ノリキ珈琲店
住所: 京都市下京区綾小路通東洞院東入ル
TEL: 075-343-5686
営業時間: 7:30?19:00
定休日: 日曜・祝日

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気軽に京都のギャラリーめぐり


日本人は、欧米人に比べて「(芸術をはじめとした)文化に重きを置かない」といわれる。ニューヨークやパリでは、ギャラリーで購入した作品を家に飾って日常的に楽しむ姿がよく見られるという。

しかし、そんな日本の中にあって、京都は文化に理解を示している方ではないかと思う。祇園の花見小路や宮川町のように、昔ながらの町並みが多く残っていることや、祇園祭や葵祭などの祭事が今も受け継がれていることからも、“よいものは守っていく”という意識が高いことがうかがえる。そんな土壌が、京都にギャラリーを多数存在させる理由の一つとなっていると考えられる。

そして、老舗のギャラリーが多い中、新しくできたギャラリーも存続できているのは、古いものを大事にしながら新しもの好きな京都だからこそ。しかし、ただやみくもに何でも生き残らせているわけではない。およそ20年前のバブル期にハコ(場所)があるからと安易に始めたギャラリーや、7?8年前に起きたカフェギャラリーブームにのって開いた店は、当初の計画通り運営できずに閉めてしまっているところが多い。

京都で生き残っているということは、京都人や、「京都だからいいものを見せてくれるだろう」という思いのもと全国、あるいは全世界からかけつける人たちの期待を裏切っていないことを意味する。

ただ単にギャラリーで作品を楽しむだけではなく、気に入るギャラリーや作家を見つけ、育てる気持ちでギャラリーに通ってみよう。気がついたら、自分の感性が磨かれ、教養も深くなり、逆にギャラリーに育てられているかもしれない。そうして互いに学び歩んでいけるのが、ギャラリーと身近につきあう醍醐味なのだ。

ギャラリーアンテナ


gallery2.jpg 五条堀川交差点近くの、古い佇まいを残すビルの2階に、「ギャラリーアンテナ」はある。なぜこの場所を選んだのかという問いに、「レンタルなのに、 改装できるところが魅力だった」と話すオーナーの奥一富さん。控えめで落ち着いた口調。しかし、「展覧会をして、終わりではない。大事なのは、作家が活動 を続けること」という言葉からも、芸術に対する真摯な姿勢と作家を見守るあたたかい気持ちが伝わってくる。

今年も、5月1日から6日にかけて建仁寺境内の禅居庵において「現世美術館」(http://www.tooma.info/)と題しワークショップや トークイベントが開催された。奥さんはその企画から携わり、作家をコーディネートするなど、「ギャラリーアンテナ」内におさまらない活動をしている。

ギャラリーの魅力をひもといてみると、その核にはオーナーの信念があることが多い。魅力あるオーナーには自然と作家がついてくる。「ギャラリーアンテナ」がアクセスに便利とはいえない立地のなか続けてこられた理由もそこにあるのだろう。

gallery3.jpg住所: 京都市下京区五条堀川東入ル中金仏町215-6増田屋ビル2階D
TEL: 075-353-6788
URL: http://www.antenna-re.info/

【展覧会のスケジュールはこちら】
http://www.antenna-re.info/page/schedule/schedule.html


ギャラリーギャラリー


gallery4.jpg白塗りの部屋は、3メートルを越す天井高。白く曇らせたガラス窓からは自然光が差す。
「展覧会を行う作家さんが、この空間をどう料理してくれるか毎回楽しみなんです」と話すのは、「ギャラリーギャラリー」を1988年より主宰する川嶋啓子 さん。およそ20年ものスパンで、ここで定期的に展覧会を開く作家がいるのは、自然と周りに人を集めてしまう、川嶋さんの明るく気さくな人柄のためもある だろう。

「ギャラリーギャラリー」が入るのは、昭和2年に建てられた「寿ビルディング」の5階。四条河原町の交差点から南に約100m歩くと東側に見える白い石造りの建物の中だ。

gallery5.jpg 取材した時期は、現代美術作家・西尾糸穂子(にしおしほこ)さんによる展覧会「a + b + salt」が行われていた。塩水を使った発電装置や、塩の結晶による作品展示が行われ、「塩からこんな美しいものができるのか」と驚かされた(写真上)。

「ギャ ラリーギャラリー」のオープンは1981年。ファイバーアート(繊維素材を使った芸術作品)の先駆的存在であった小林正和さん・草間喆雄(くさまてつお) さん・浅井伸一さんら3人の作家仲間がオーナーとなって立ち上げた。当初は、常駐する受付の人も作家もいない、照明もない、電話もない、おまけにビルのエ レベーターが壊れたまま、という無人ギャラリーだった。ある新聞の美術担当記者は「石畳の階段を登る間に期待感をつのらせ、誰にも気兼ねすることなく静か に作品と対話できた」無人ギャラリー時代を懐かしむという。

有人ギャラリーに形態を変えた今でも、展覧会における実験性は失われていない。過去には壁・床に直に絵を描く者、舞台装置を設けて演劇を行う者など、さまざまな作家が?ギャラリー??展示?の枠にとらわれない自由な発想で空間を彩ってきた。

現在は、ビルのエレベーターが稼動するのでご安心を。観る者に新鮮な感動を与え続ける「ギャラリーギャラリー」。定期的に足を運ぶことをおすすめする。

住所: 京都市下京区河原町四条下ル東側 寿ビルディング5F
TEL: 075-341-1501
URL: http://www.fiberart-jp.com/

【今後の展覧会のスケジュールはこちら】
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/kictac/Gallery2/Calender/CaleFJp.html


「shin-bi」のギャラリー


gallery6.jpg 京都精華大学が発信する「shin-bi」のギャラリーが入るのは、インテリアショップ「アクタス」やインセンス(お香)のお店「Lisn」(リスン)など、大人向けのハイセンスな店舗が入る複合ビル「COCON KARASUMA」の3階。

デザイン小物や書籍、DVDなどが購入できる「shin-bi」のショップスペースから続くギャラリーは、入るのに勇気や気張りを必要としない。この入り やすさのため、客層はこどもからおじいちゃん、おばあちゃんまでと幅広い。それを考慮し、刺激の強すぎる展覧会はしないようにしているそう。

しかし、ただ綺麗なだけで引き込まれないような、提案やメッセージ性がみられない企画はしない。「普段はあまりギャラリーに足を運ばない人にもここで楽しん でもらい、ギャラリー訪問を日常の行動にするきっかけとなれれば」と「shin-bi」ディレクターの田村武さんは語る。

夜は21時まで開いており、同階にある映画館「京都シネマ」の待ち時間に来られるのもうれしい。

gallery7.jpg ↑2007年 6月1日?6月24日に開催される大田ゆら展 「視点・視界」の絵画

住所: 京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON KARASUMA3F
TEL: 075-352-0844
URL: http://www.shin-bi.jp/

【今後の展覧会のスケジュールはこちら】
http://www.shin-bi.jp/modules/wordpress3/index.php?p=42


ギャラリーアンフェール


gallery8.jpg「恵文社一乗寺店」は、本やCD、雑貨のセレクトショップともいえる独特の商品ラインナップや、その落ち着いた雰囲気にひかれて、わざわざ電車を乗り継いででも通ってしまうお店。そして、訪れると必ずチェックするのは、雑貨スペースの奥に佇む魅惑の空間。「ギャラリーアンフェール」である。

「チリリ、チリリ」。踏むと、うぐいす張りのように音のする床。これは、フレスコ画で使われる「ラス網」が、床の木材の下に敷いてあるため偶然鳴るようになったものだという。この床が奏でる音も含め、空間全体がかもし出すノスタルジックな雰囲気をうまく活用し、昨今のアートシーンを賑わす作家の展覧会が数多く開かれている。

2007年5月には、絵本やコミックの作品が人気のイラストレーター「100%ORANGE」や、ミナ ペルホネンやサリー・スコットなどのブランディングイメージも手がけるデザインファーム「BLUEMARK」による展覧会が行われた。

今後、見逃せない企画としては、シルクスクリーンの手法を使い、かわいらしい作品を生み出すデザインユニット「2e」による展覧会(開催期間:2007年 9月11日?24日)や、特注傘のデザインと制作をする「イイダ店」(開催期間:2007年10月30日?11月5日)による展覧会があげられる。

gallery9.jpg 住所: 京都市左京区一乗寺払殿町10
TEL: 075-711-5919
URL: http://www.keibunsha-books.com/gallery_enfer/index.html

【今後の展覧会のスケジュールはこちら】
http://www.keibunsha-books.com/gallery_enfer/topmain.html#sch


同時代ギャラリー


gallery10.jpg 三条御幸町の角に建つ「1928ビル」の1階に入る「同時代ギャラリー」。展覧会は、ジャンルを問わないが同時代性を重視する。取り壊し予定だった元・毎日新聞京都支局のこのビルがカフェ、ギャラリー、ホールとして再生してから、この界隈は活気づいた。

当然、ギャラリーには地元民も、観光客も、老若男女問わずにやってくる。そのため、ここで開催される展覧会は、“美術が専門ではない人でも興味を持ってもら えるもの”というものが大前提だそう。取材時に展示されていたのは、スペイン在住の画家、加藤力之輔さんの作品。白い壁に淡い色調の絵画が映え、さわやか な印象だった(写真上)。

手前には、「同時代ギャラリー」より幾分扱いやすい広さで作品の展示と同時に販売を行うことも多い「コラージュ」や、お店を始めてみたい人のためのショッ プスペース「実験SHOP」がある。こちらの作家層は同時代ギャラリーより幾分若めのようだ。ここで作家の卵を発掘するのもいいかもしれない。

gallery11.jpg ↑「コラージュ」の様子。取材した時期には、テキスタイルデザイナーechinoさんによる展覧会が行われていた。

住所: 京都市中京区三条通御幸町角1928ビル1F
TEL: 075-256-6155
UR L: http://www.dohjidai.com/top.htm

【今後の展覧会のスケジュールはこちら】
http://www.dohjidai.com/schedule.htm

(冬木 明里)

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2008年2月 5日

寺社イベントの裏事情


「倖田來未が大覚寺でライブ」?去年、そのニュースに耳を疑った。寺社といえば、神様仏様のいる聖域。「そんな場所でエロかっこいいライブが見れる!?」と考えると、すごい時代になってきた、と思いませんか?

この数年、イベントやライブなどさまざまな舞台となる寺社仏閣。「どうして許可が下りたんだろ?」って疑問を感じて当然ですよね!?そんな裏事情を探ってみました。

平安神宮 「音楽ライブ」

heian1.jpg紅しだれコンサート、京都文化祭典の平安神宮幻夜コンサート、京都学生祭典をはじめ、ここではクラシックやJポップなどさまざまなアーティストのライブやイベントが開かれている。
ここで開かれるライブやイベントは「神前奉納」とされる。つまりイベントを神様へのささげものとして奉納する形をとっているのだ。そんな(ファンのみなさん、すいません)ものがはたしてささげものになるのか?その答えは「古事記」に隠されている。「岩戸隠れ」伝説をご存知でしょうか?

天岩戸に隠れた太陽神・アマテラスを外に出すために、岩戸の前でアメノウズメが裸踊りをする。それを見た神々の笑い声にさそわれ、戸を少し開けた瞬間にアマテラスはひっぱり出され、世界に光が戻る…この古事が示すように、踊りや歌は神様への立派なささげものとなるのだ。

イベント開催には、文化庁への申請に加えて、近隣住民への理解・協力を求めなければならない。しかし、京都ならではの雰囲気を求める主催者たちにとって、魅力にあふれた舞台。多少の苦労は「なんのその」のようだ。もちろん、神社という場所が好きだからというアーティストもいるそう。

観光のメッカとはいえ、やはり厳かな雰囲気のある平安神宮。そこで神様と一緒にはっちゃけられるイベントの数々。一度は参加してみたいものだ。

平安神宮
住所:京都市左京区岡崎西天王町
TEL: 075-761-0221
各イベントの詳細は、各主催者まで


上賀茂神社「上賀茂手作り市」


kamigamo1.jpgkamigamo2.jpgkamigamo3.jpg 2年ほど前から始まった、毎月第4日曜日に開催される上賀茂手づくり市。上賀茂神社に手づくり市開催の打診をしたのは、知恩寺の手づくり市の開催に 関わっていた有限会社クラフトの工藤さん。新たなる試みとして場所を探していたときに、小さな頃の遊び場だった上賀茂神社に行きついたのだそう。

国宝級の文化財である建物が並ぶこの上賀茂神社。恐れ多い聖域にもかかわらず、ライオンズクラブ主催のフリーマーケットが開催されていたこともあるらしい。だからか、手づくり市の提案がもちかけられたときも、開催への抵抗はなかったそう。

また、参拝客も増えればという期待もあり、「火気厳禁」、「節度は守る」という2点のルールのもと、手づくり市は始まった。実際、手づくり市が始まるようになって「出店したい」という問い合わせが多くなり、出店数も毎回増えてきているらしい。

「手づくり」をコンセプトに並ぶ店は、染色品、アクセサリー、陶芸品といった手工芸品を売っていたり。パンやクッキー、漬物、野菜などと食べ物を売っている店 とそのラインナップはなかなかのもの。また、明らかに接客に手馴れた人や半本職の人もいれば、調理師免許まで取って、越境してまで、という気合の入った人 もいるこの手づくり市。日曜にもかかわらず、朝も早くから多くの客でにぎわう。

上賀茂神社
住所: 京都市北区上賀茂本山339
TEL: 075-781-0011
※手づくり市への問い合わせは、有限会社クラフトまで
(Tel:075-864-6511、FAX:075-864-6514)

開催日時: 毎月第4日曜日(小雨決行)9時ごろから
出店資格: 18歳以上の学生、主婦等一般の方を中心に、等市の規約を順守して頂ける方
出展料: 2.5×2.5m 3000円
出店品目: 手作り品限定(家庭のリサイクル品・現場調理品・火気の使用は不可)
申込方法: 有限会社クラフトへ電話申込


禅居庵(建仁寺塔頭) 「京都現世美術館」


zenkyoan1.jpgzenkyoan2.jpgzenkyoan3.jpgzenkyoan4.jpg G.W期間中に開催された「京都現世美術館2007」。建仁寺の塔頭寺院である禅居庵に、主催者の3人がセレクトしたイラストや立体制作物といった作品が並ぶアートエキシビジョン。さらに、その作品を実際に手に取って(…かぶれたり、)遊ぶこともできる。

また期間中、開催されるワークショップは実際に身体を動かす参加形式のモノも。(開催初日に行った私は、ヨーロッパ企画さんの体を動かすワークショップに参 加。齢2X歳の身には少々ハードなものの、お子さんも参加できる楽しいもので、ワークショップの新しい可能性を感じました!)

どうしてお寺で現代アートが楽しめるのか?それは主催者三人の絶妙な出逢いに関係している。

主催者のギャラリーアンテナの奥さん、写真家石川さんたちは常々「意欲的な作家さんの作品(=芸術)に親しみをもってもらえる機会を作りたい」、「ものづくりは特別なことではないということを知ってほしい」という思いを抱いていた。

そして、主催者のもう一人、「京都現世美術館」の舞台である禅居庵の僧侶でもあるマクシロモーショングラフィックの上松さん。現在は、観光地やお葬式の場といった特別な場所というイメージの強いお寺。

「昔のように開かれた場所に、もっと親しみを感じてもらえるような場所に」という寺側の人間としての思いを抱いていた。三者の考えが出逢ったとき、「お寺で現代アート」という発想が生まれたのだ。

試行錯誤しながらも今回で4回目を迎えた「京都現世美術館」。現在の目標は、よりたくさんの方々に楽しんでもらえる内容を増やし、丁寧に続けて行くことだそう。

今回、見逃した方もチャンスはまた訪れます!今後も「京都現世美術館」は毎年G.Wに、ワークショップは不定期に開催されるそうですよ!

禅居庵(建仁寺塔頭)
住所: 京都市東山区大和大路四条下ル

「京都現世美術館」への問い合わせは、京都現世美術館プロジェクト事務局まで
TEL: 075-353-6788
URL: http://www.tooma.info/

(岡本 亜美)

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2008年2月 2日

表現するって難しい。「2008 Kao展」開催中!

今日のお昼に、三条御幸町の同時代ギャラリーで
開催中の写真展に行ってきました↓

_________________________________

●Kao展  もうひとつのレンズのむこう

主に京都で活動する、雑誌・コマーシャルプロカメラマン
24人によるグループ企画写真展−
オンタイムとは別の自分の「顔」を表現します。

1/29(火)〜2/3(日)
12:00〜19:00(最終日〜18:00)

同時代ギャラリー
京都市中京区三条通御幸町東南角
1928ビル1階
075-256-6155

_________________________________


ふだん雑誌をはじめとした媒体の取材でお世話になっている
カメラマンの方々が多数出展されていたのですが、
ビジネスワークでなく、クリエイターとしての数々の作品に
新しい「顔」を発見したような気がします。

昨年から、私自身も写真教室に通いはじめたこともあって
写真展に足を運ぶと、どうしても機材や撮影方法、
出力紙や出力方法の選び方、フレームや照明などの展示方法など
が気になってしまいます。

もちろん、これらは表現上ではスペック的なものかもしれませんが
そこに至るまでの取捨選択の過程や、どういう試行錯誤があって
その写真ができあがったのか、ということを考えずにはいられません。


・1テーマを複数のカットで構成・表現する「組み写真」
・嘘や虚構のない街の風景をスナップ的に組み合わせた「リアル写真」
・わざと質感を活かした紙にインクジェットでプリントした「絵画的写真」

どれも、クリエイターとしての思いのこもったものでした。


本来の歴史からいえば

「一瞬、一瞬の“今”を切り取る」装置であったはずのカメラが
「一瞬、一瞬の“世界”を作り出している」ことの面白さ。

そこに作品写真を見る醍醐味があるのでしょう。




たとえば今、京都の遊びや観光に求められているのも
もはや単なる客観的事実(ハードな部分)ではなく、
「どんな気分にさせるか」という世界観(ソフトで深い部分)に
なってきているでしょう。




京都を中心に、雑誌や広告写真を牽引するカメラマン達による今回の作品展。
のぞけば、新しい京都の世界が少し見えてくるかもしれません。

ぜひ、今週末に出かけてみてはいかがでしょうか。


             (Text by Mariko OKU)


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