京都から世界へ 美のムーブメント「KYOTO ART MAP 2008」
美術系大学が多いからか、
昔から京都にはたくさんのギャラリーが点在している。
ビルの2階にあったり、路地裏にあったりして
なかなか見つけることができないギャラリーや
カフェや美容室などにもギャラリー的要素が見られる場合もあり
その数を数えると500近くになるという。
そんなたくさんのギャラリーで今日も
趣味で作品を作っている主婦
作家になりたい大学生
社会に何か訴えたいアーティスト
とさまざまな人が展覧会を開いている。
そんな中、京都市内の現代アートを扱う13箇所のギャラリーで
一斉に展覧会を開催するプロジェクト「KYOTO ART MAP 2008」が
5月13日から25日まで開催される。

ヴォイスギャラリーpfs/wで開催されている
小野田徹監修 The Act of Looking 展では
考古学で使われる実測図を使った展覧会を行っている
実際にこの場所で作業も行っている
アートをする目的にはたくさんの種類があるが、
現代アートは社会と繋がっていないと意味がない。
趣味でやるアートではなく、
社会に訴えることを目的としたギャラリーが自然と集まり
1998年に「KYOTO ART MAP」としてスタートした。
「KYOTO ART MAP」が始まったのは、ちょうど温室効果ガス削減のため京都議定書が発効された年。その後10年という時間が経つ中で、世界中でエコな活動が増え、省エネが美徳となるなど、人々の価値観は大きく変わった。
「KYOTO ART MAP」も同じく今年で10年目。
そこで今回のテーマは「京都美定書」とつけられたそうだ。
アートの世界においても京都から世界へ
環境、教育、経済、景観など日頃の関心を現代アートとリンクさせながら
メッセージを発信し、人々の価値観をちょっと変えることができたら、という。
現代アートというと難しく聞こえがちで
どう捉えたらいいか分からない人も多いと思うが
難しく考える必要は全くない。
何かを訴えようとしている作品に対して
見る側も一生懸命見てみる、という事だけだ。
一人でゆっくり作品をみることで
普段は意識しないことを深く考えることができるはずだ。
天気も良いこの季節、参加ギャラリーで入手できる
「KYOTO ART MAP」の紫色の地図を持って
ギャラリーをハシゴしてみてはいかがだろうか?
KYOTO ART MAP
◆参加ギャラリー
アートスペース虹
ヴォイスギャラリーpfs/w
ギャラリーアーティスロング
ギャラリーギャラリー
ギャラリー恵風
ギャラリー16
ギャラリーすずき
ギャラリーなかむら
ギャラリーはねうさぎ
ギャラリーマロニエ
同時代ギャラリー
ニュートロン
立体ギャラリー射手座
シンポジウム:「美術と環境」
パネリスト:天野一夫(美術評論家、豊田市美術館チーフキュレーター)
太田垣實(美術評論家、大阪成蹊大学芸術学部教授)
島本 浣(美術史、京都精華大学学長)
※司会/松尾惠(京都アートマップ実行委員会代表)
日時:2008年5月18日(日)13:00~15:00
会場:京都芸術センター フリースペース
電話番号: 075-213-1000
住所: 〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
地下鉄烏丸線「四条駅」/阪急京都線「烏丸駅」22番出口から徒歩5分。
入場無料
text by 鈴木晴奈
コメントする
(こちらからコメント画面へお入りください。)