2008年5月 9日

京都から世界へ 美のムーブメント「KYOTO ART MAP 2008」

 

美術系大学が多いからか、

昔から京都にはたくさんのギャラリーが点在している。

ビルの2階にあったり、路地裏にあったりして

なかなか見つけることができないギャラリーや

カフェや美容室などにもギャラリー的要素が見られる場合もあり

その数を数えると500近くになるという。

そんなたくさんのギャラリーで今日も

趣味で作品を作っている主婦

作家になりたい大学生

社会に何か訴えたいアーティスト

とさまざまな人が展覧会を開いている。

 

 

そんな中、京都市内の現代アートを扱う13箇所のギャラリーで

一斉に展覧会を開催するプロジェクト「KYOTO ART MAP 2008」が

5月13日から25日まで開催される。

 

 

 ヴォイス.jpg

ヴォイスギャラリーpfs/wで開催されている

小野田徹監修 The Act of Looking 展では

考古学で使われる実測図を使った展覧会を行っている

実際にこの場所で作業も行っている

 

 

アートをする目的にはたくさんの種類があるが、

現代アートは社会と繋がっていないと意味がない。

趣味でやるアートではなく、

社会に訴えることを目的としたギャラリーが自然と集まり

1998年にKYOTO ART MAP」としてスタートした。

 

KYOTO ART MAP」が始まったのは、ちょうど温室効果ガス削減のため京都議定書が発効された年。その後10年という時間が経つ中で、世界中でエコな活動が増え、省エネが美徳となるなど、人々の価値観は大きく変わった。

 

KYOTO ART MAP」も同じく今年で10年目。

そこで今回のテーマは「京都美定書」とつけられたそうだ。

アートの世界においても京都から世界へ

環境、教育、経済、景観など日頃の関心を現代アートとリンクさせながら

メッセージを発信し、人々の価値観をちょっと変えることができたら、という。

 

 

現代アートというと難しく聞こえがちで

どう捉えたらいいか分からない人も多いと思うが

難しく考える必要は全くない。

何かを訴えようとしている作品に対して

見る側も一生懸命見てみる、という事だけだ。

一人でゆっくり作品をみることで

普段は意識しないことを深く考えることができるはずだ。

 

 

天気も良いこの季節、参加ギャラリーで入手できる

KYOTO ART MAP」の紫色の地図を持って

ギャラリーをハシゴしてみてはいかがだろうか?

 

 

KYOTO ART MAP

http://www.kyotoartmap.org/

 

◆参加ギャラリー

アートスペース虹

ヴォイスギャラリーpfs/w

ギャラリーアーティスロング

ギャラリーギャラリー

ギャラリー恵風

ギャラリー16

ギャラリーすずき

ギャラリーなかむら

ギャラリーはねうさぎ

ギャラリーマロニエ

同時代ギャラリー

ニュートロン

立体ギャラリー射手座

 

 

シンポジウム:「美術と環境」

 

 パネリスト:天野一夫(美術評論家、豊田市美術館チーフキュレーター)

       太田垣實(美術評論家、大阪成蹊大学芸術学部教授)

       島本 浣(美術史、京都精華大学学長)

       ※司会/松尾惠(京都アートマップ実行委員会代表)

 

 

日時:2008年5月18日(日)13:00~15:00

会場:京都芸術センター フリースペース

電話番号: 075-213-1000

住所: 〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2

地下鉄烏丸線「四条駅」/阪急京都線「烏丸駅」22番出口から徒歩5分。

入場無料

 

 

text by 鈴木晴奈

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