2008年6月24日

100の言葉と100の写真からデザイナーの素顔をみる チャールズ・イームズ写真展 

「ディズニーランドへ行きなさい」と

名言を残してこの世を去ったある有名なデザイナーをご存知でしょうか。

彼の名前はチャールズ・イームズ。

「イームズチェア」と聞けば、インテリア好きな方なら知ってて当然の名前。

1907年、アメリカで生まれた彼は、建築家、写真家、デザイナーとして活躍し、

特に1960年代に生み出されたプラスチックや金属を用いた家具は、

使いやすく美しいことで一躍有名になり

20世紀の工業製品デザインに大きな影響を与えました。

 

そのデザインは、今の時代でも決して古びることなく世界中の人々に愛され続けています。

そんなイームズチェアを作った彼が

「ディズニーランドへ行きなさい。」といった理由。

それは、「ディズニーランドで遊びなさい」という意味ではありません。

「ディズニーの徹底した、お客様へのおもてなしを学ぶために行きなさい」という意味です。

デザインとディズニーランド。

一見繋がりがないような気もしますが、

人を心地よくさせたり快適にさせたりするのは、おもてなしもデザインも変わらないということでしょう。

 

今回、そんなイームズの残してきたたくさんの言葉と写真から、

イームズのものづくりにおける考え方や視点をみるという展覧会

「生誕100周年記念 チャールズ・イームズ写真展

 100 images × 100 words ─偉大なるデザイナーのメッセージ」が、

京都・三条河原町にあるARTZONEで開催されています。

白い壁一面に並べられる100枚の写真には

何気ない日常を切り取ったものばかりですが彼らしさが溢れています。

100カットのうち何カットか芸妓の足元が映し出されていたり

建物の構造が映し出されていたりと

彼が何に美しさを感じていたのかが分かると思います。

 

062M.jpg

©2008 Eames Office LLC

芸妓の足元を写真に収めるイームズ。

足元から人の美しい振る舞いが感じられる

 057.jpg

©2008 Eames Office LLC

何気ない風景の中にも、鮮やかな色彩、大胆な構図など

モダンデザイナーの視点がうかがえる

 

eames-(11).jpg

白い壁一面に写真が並べられており、映像ではイームズの名言が終始流れている

 

会場のARTZONEは、京都造形大学のASP学科の学生が主体となって運営しているギャラリースペース。

イームズ写真展の責任者である2回生の羽生さんに展覧会についての話を伺うと、

「この展覧会を運営する前は、イームズチェアは知っていても

イームズ本人に目が向くことはありませんでした。

でも、この展覧会を運営していくうちに、イームズの考え方やものの見方を知り、

私自身もっといろんなものを見て、吸収していきたいと思うようになりました。」

と話してくれました。

 

一流のデザイナーがいいデザインを作るために感じ、残してきた名言は

デザイナーの卵にはもちろん、デザインに興味のない人の心へもグッと伝わる言葉ばかりです。

「デザインってよく分からない」と思っている方もぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

開催期間:2008年6月18日(水)~7月12日(土)
時間:13:00~20:00(土、日、祝日12:30~20:00)

場所:art project room ARTZONE

   京都市中京区河原町三条下ル一筋目東入ル VOXビル1,2F

電話番号:075-212-9676

入場料:500円

 

text by 鈴木晴奈

 

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.onozomi.com/mt4/mt-tb.cgi/314

コメントする

(こちらからコメント画面へお入りください。)