2008年10月17日

<芸術の秋です Vol,1> 紙から生まれたロボット

秋は食いしん坊が「待ってました~!」と声をそろえる季節。

食欲ばかりに目を向け、芸術や読書は後回しになっていませんか?

芸術や読書はそっちのけ…という方のために、

ここでは「京都らしい芸術の秋」をご紹介します。

京都ではろくろ体験や、扇子作りなど様々な体験工房があります。

でも「家庭で気軽にできるもの作りは?」と聞かれると少し考えてしまいます。

 

そんな悩みを解決させてくれるのが「パイプロイド」です。

紙パイプを組み立ててできる手作りロボット・パイプロイドは、

株式会社コトが考案した京都生まれの玩具。

 

ROBODEKA.jpg

こちらは“パイプロイド・クラシック”のシリーズ。

手足の角度を自由に変えられ、口にはメモも挟めるとか。

 

カラフルな紙のパイプを決められた線に沿ってカットし、

組み立てていくと…あら不思議!ロボットが出来上がります。

インテリアとしてそばに飾っておきたいペット感覚の可愛さで、

糊は一切使わないという手軽なキット。

しかも手軽だというのに自分の中に眠っている

クリエイティブな部分を刺激してくれる加工感もたっぷり味わえます。

日頃、「何か工作をしてみたいけれど、ペーパークラフトやプラモデルとなると

ちょっと大変そう…。しかもちょっとオタクっぽい?」と思う人にパイプロイドは持ってこい!

今回はこのパイプロイドの生みの親である、デザイナーの角田さんにお話を伺いました。

 

TUNODASAMA.jpg

ロボットができる前の紙パイプとパイプロイドを持った角田さん。

後ろの観覧車も紙パイプで作られているというから驚き!

 

角田さんは次のように語ってくださいました。

「工作って、破壊することから始まるんです。

パイプロイドでは、はじめに紙パイプを切る工程がありますが、

紙をハサミで切る行為も“破壊する”という事だと思います。

破壊するには後戻りできない加工するという責任感が伴い、

今の生活ではそのような体験をする機会が減少していると思うんです。

なのでお金を出したら何でも手に入る便利さと引き換えに、

ものの有難みが分からなくなってきていると思うんですよ。

パイプロイドを通して自分で体験する大切さや面白さに気付いてもらえると嬉しいです。」

 

なるほど!確かに私たちは、お金があれば何でも手に入る受身の世の中に慣れすぎて、

大切な感覚や感謝の気持ちが薄れていたかもしれません。

また、ペーパークラフトは江戸時代からの文化で、

当時は版画で刷られたペーパークラフトがあったそうな!

紙を使った工作は密かに日本文化だったんですね。

実際、角田さんも日本文化としての認知を高めるため、

ロボットには日本の伝統色を使っているそうです

 

ROBOCHIBI.jpg

こちらは“パイプロイド・キャラクターズ”のシリーズ。

2個セットのキットなのでインテリアで飾るときも可愛らしい。

 

また、展示会などで海外の方がパイプロイドにとても驚かれるようで高評価だとか。

“紙を自由に操れる器用な日本人”は私たちの想像以上に誇れる文化のようです。

「文化というのは気づかないところに転がっているんですね!」

と角田さんもおっしゃっていました。

 

右:パイプロイド・キャラクターズ 800円(税込み)

左:パイプロイド・クラシック   500円(税込み)

 

さて、みなさん芸術の秋に手軽なパイプロイドに挑戦してみませんか?

知らずうちに日本人の感覚を養うことができるかも!?

 

 

 

パイプロイド詳細↓

http://piperoid.jp/

パイプロイドweb販売ページ↓

https://hinemos.jp/shop/piperoid.html

※京都では烏丸三条「文椿ビヂング」2Fにあるインテリアショップ・creerでも購入できます。

 

 

 

 

 

text by 森 愛歩

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