2009年7月29日

京の夏に妖怪現る!?

この夏、京都某所に妖怪がぞくぞくと集まっています!

鬼太郎 with 目玉おやじと……背後霊!?

 

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幽遊白書世代はおわかりですね?ダブル蔵馬 & 妖狐バージョン蔵馬。
彼らが集まっていたのは、「京都国際マンガミュージアム」のグランド。


yokai 006.jpg さらに館内にも妖怪が!
入口すぐのミュージアムショップではいったんもめんが空を舞い……


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鬼太郎と猫娘がスタッフとして勤務中!?
原作通り人間にも優しいお二人。
ミュージアムショップのオススメグッズを教えてくれました。


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なぜマンガミュージアムに妖怪が集結していたのでしょう?

実はこの日、「京都国際マンガミュージアム」で開催中の特別展
『妖怪天国ニッポン』にあわせて、妖怪をテーマにした
コスプレイベントが行われていたのです!
(8月9日(日)、8月16日(日)、8月29日(土)にもコスプレイベントあり!)
http://www.comicon.co.jp/cosjoy/kmmindex.htm


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『妖怪天国ニッポン』は、江戸時代の妖怪画をマンガの源流ととらえた特別展。
江戸時代の絵巻物をはじめ、紙芝居やマンガなど妖怪が描かれた作品や、
人魚のミイラ、件(くだん:頭が人間で体が牛)のはく製が展示されています。

思わず背筋がゾクッとしてしまうものばかりですが、スタッフいわく、
「妖怪は怖いだけではなく、滑稽でユーモラスな面もあるんです」とのこと。
たしかに展示を見ていると、オナラで人々を攻撃したりオシリに目があったりと、
思わず笑ってしまうような妖怪もいます。

このように妖怪を実際にいるものとして恐れるのではなく、
フィクションとして楽しむようになったのは、江戸時代からのことだそうです。
江戸時代は町民文化が発達し、人々が趣味や娯楽に興じるようになった時代。
その中で妖怪も絵巻物や浮世絵に描かれるようになり、人々を楽しませました。
なかでも歌川国芳(うたがわくによし:1797-1861)の浮世絵は人気だったそう。

しかし、妖怪の怖い面も完全になくなってしまったわけではなく、
紙芝居や貸本へと受け継がれていました。
水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」は、
貸本マンガ「墓場鬼太郎」として連載が始まったのですが、
貸本マンガ時代の「鬼太郎」は不気味で恐ろしい存在として描かれていました。
やがて紙芝居や貸本の時代が終わると、
妖怪の恐ろしい面は少女マンガの中で生きつづけます。
楳図かずおの恐怖マンガが掲載されていたのも少女マンガです。

一方で、妖怪のユーモラスな面を受け継いだのは、少年マンガの妖怪もの。
先ほど紹介した「鬼太郎」のキャラクターも、
少年マンガ版では怖いというよりも滑稽で、親しみさえ覚えますよね。


『妖怪天国ニッポン』では、妖怪のいろいろな面を知ることができます。
涼をとるためだけでなく、妖怪の世界を知り楽しむために
ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?


●妖怪天国ニッポン
【日時】2009年7月11日(土)- 8月31日(月)10-20時(入館は19時30分まで)
【場所】京都国際マンガミュージアム 京都市中京区烏丸通御池上ル西側
【料金】大人1000円、中高生500円、小学生200円(入場料込)
※期間中17時以降は入場料が100円になる
ナイトミューミュージアムチケット販売中!
(特別展観覧料大人500円、中高生200円、小学生100円は別途必要)
※7月11日(土)-20日(月・祝)はゆかた・きもの・作務衣・甚平を着用の方は
入場料無料!
(特別展観覧料大人500円、中高生200円、小学生100円は別途必要)
【URL】http://www.kyotomm.jp/HP/index.php


▼ここにも妖怪・おばけ出没中!!▼
●京友禅おばけ屋敷
京友禅のアロハシャツやカットソーを手がけるブランド「パゴン」が、
おばけ屋敷を開催。監修は映画監督の林海象氏。
【日時】2009年7月18日(土)- 8月31日(月)、9月19日(土)- 9月27日(日)
昼の部:13時-、14時-、15時-、16時-、17時-
夜の部(金・土のみ):20時-、21時- 
※8月13日、9月20・21・22日は夜の部もあり
【場所】パゴン本店 京都市右京区西院西溝崎町17
【料金】大人2000円、小学生1000円 ※パゴンの服着用の方は入場料無料!
【URL】http://www.pagong.jp/
※予約制。詳しくはパゴンホームページをご覧ください。

●大将軍商店街「妖怪ストリート」
付喪神(つくもがみ)の通り道であった一条通を、「妖怪ストリート」と銘打って
町おこししている商店街。妖怪アートフリマや妖怪仮装行列などが行われています。
【場所】京都市上京区一条通御前通から西大路通まで
【URL】http://www.kyotohyakki.com/
※今後の予定は「妖怪ストリート」ホームページでご確認ください。

●東映太秦映画村
7月18日におばけ屋敷がリニューアルオープン。また、充実の教授陣
(学長・水木しげる、荒俣宏教授、京極夏彦教授)によるおばけ大学校が開校中で、
8月22日(土)・23日(日)には「化け大祭」が行われます(※詳細は決まり次第ホームページで紹介)。
【場所】京都市右京区太秦東蜂ヶ岡町10
【料金】入村料:大人2200円、中・高生1300円、子供(4才以上) 1100円
おばけ屋敷:大人(中学生以上)500円、子供(4才-小学生)400円、
修学旅行生300円
【URL】http://www.toei-eigamura.com/

●妖怪堂
妖怪をテーマにした町家カフェ。店主による妖怪話や、
勝手に動き出す!?おもちゃもあり。
【場所】京都市左京区孫橋通新麩屋町東入ル
【営業時間】13-22時(ラストオーダー21時)
【定休日】不定休
【メニュー】コーヒー500円、妖怪タコヤキ500円、
店主の妖怪話(1時間)ひとり800円
【URL】http://maekake.com/yokai_index.html


Text by 喜田智子


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2009年7月27日

京都で朝活して「三文の徳」を!

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「早起きは三文の徳」ということわざがありますが、
実際に使われているシーンでは「早起きは実際の利益に結びつく」として
「得」の意味の方が強いですよね。

アメリカでは、朝ごはんを食べながらミーティングをする
Breakfast meetingという文化があります。
社内の朝の会議にベーグルとコーヒーが出たり、
ホテルのラウンジでビジネス相手と食事をしたりすること。
朝は物事が効率よく進み、コミュニケーションも潤滑に進むため、
早起きをして仕事をする人がたくさんいると言われています。

一方ほとんどの日本の会社では、
出社して2、3時間働いてお昼になり、夜は遅くまで働きます。
しかしアサヒ飲料の調査によると、最近では
「飲酒などを楽しむ“夜型”ビジネスパーソンは減り、
朝の始業前の時間を大切にする“朝型”タイプが増えている」のだそう。
そしてアンケートでは、一時間早く起きた場合の「現在の三文」は
平均で4353円の価値があるという結果が。

それでは、京都観光においての「三文の徳」とはなんでしょう?

1 人気甘味処に並ばずに入店
「絶対に人気の抹茶パフェが食べたい!」と楽しみにして京都にくる人は多いですよね。
そんなお店の週末はもちろん長蛇の列。しかし、開店直後だとスルスル?と入れる可能性大!
朝ゴハンを早めにすまして散歩がてらに立ち寄る、なんて余裕ある使い方はいかがでしょう?

2 お寺を静かに拝観
ゆっくり静かに過ごしたいお寺でも、人気のところはやはり人がいっぱい。
超メジャーな清水寺などは、朝7時でも団体の観光客の方でにぎわいが。
ほとんどのお寺は朝早くに訪れれば
誰もいない境内で草花を眺めながら、鳥のさえずりを聞く…なんて素敵な時間を過ごせます。

3 1日4食OK
せっかくの京都旅で食べたいものがたくさん!でも食事の回数は限られているし…と困っちゃう方も、
早起きして朝から活動すれば大丈夫。
たくさん動いて笑った分、4食、5食くらいはなんとかなるかもしれません。

などなど、
旅行など限られた時間の中では、
「三文の徳」はそのままプライスレスな思い出に。

今回は、朝活にぴったりの京都の寺社で行われている教室をご紹介します。
午前中に終わるものばかりなので、
うだうだしてしまう朝の時間に上手に組み込んで、
心も体もスッキリしてみてはいかがでしょう。


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妙心寺塔頭 東林院「精進料理教室」
http://www.myoshinji.or.jp/

沙羅双樹で有名なお寺で、和尚さんの軽妙なトークとともに精進料理の作り方と心を学べ、完成後はお庭を見ながら調理した料理をいただけます。

日時:火曜、金曜 10:00-13:00
電話:075-463-1334
費用:3150円
申し込み方法:電話で確認の上、往復はがきで申し込み。
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建仁寺塔頭 両足院「座禅体験」
http://www.ryosokuin.com/

初心者ばかりが集まるコースなので、観光の方にもおすすめ!
焼香から始まり、座禅の説明、座禅10分2セット、茶礼のコースです。

日時:不定期 8:00前後-(要HP参照) 所要時間60分
電話:075-561-3216(9:00-17:00)
費用:1000円
申し込み方法:電話またはHPから
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田中神社「ヨガ」
http://yoga1coin.web.fc2.com/

2匹の孔雀がいる田中神社では、畳の上でヨガが体験できます。
静かな空間で行われ、時おり孔雀の鳴き声が聞こえます。

日時:第4日曜 11:30-13:00
費用:500円
申し込み方法:HP参照


text by 衣川くるみ

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2009年7月24日

京都発の着物イベント・ゆかたコレクション2009!

今回は、京都発・着物のイベントをご紹介します。

 

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2009年8月1日(土)、京都・木屋町にあるKYOTO SEVEN .TWO

ゆかたコレクション」が開催されます!

「着物やゆかたを着ることの楽しさを知ってもらいたい」と始まったこのイベントも、

今年で4回目を迎えます。

 

当日は、モデルによるゆかた&ファッションショーや、

プロのカメラマンによる無料撮影会を実施!

その時の写真は、イベント翌週から無料でダウンロードできるそう。

しかもイベントに参加すればお土産までついてくる、楽しさ満載のゆかたイベントです!!

 

当日はゆかた着用でお越しくださいね♪ でも、ゆかたをお持ちでない方も大丈夫。

予約をすれば、当日ゆかたレンタル&着付けをしてくれます(有料)。

 

 

そしてなんと!おのぞみ編集部では通常3500円の前売り券を、

 

→ 期間限定3000円にて受け付けます!

 

ご希望の方は

anq.JPG

上記アドレスまで、

・チケットの希望枚数

・氏名

・ご連絡先の電話番号

・メールアドレス

を添えて、お問い合わせ下さい。


締切は7月30日(水)までとさせていただきます。

おのぞみ編集部より受付ナンバーメールにてお知らせしますので、

チケットは当日、イベント会場の受付にてお受け取り下さい(※代金引換となります)。

 

 

【開催日】2009年8月1日(土)
【OPEN】19:00-
【START】19:30-
【CLOSE】22:00
【場所】KYOTO SEVEN .TWO
【最寄り駅】京阪電車「三条駅」六番出口より徒歩3分、阪急電車「河原町駅」より徒歩10分
【住所】京都市下京区三条木屋町上る東側SAKIZOビル1階
【電話】075-212-1760
【主催】2009CHARITYゆかたコレクション実行委員会
【代表】塚本茂貴(塚三株式会社)

【URL】http://www.yu-ka-ta.com/index_pc.html

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2009年7月22日

まだまだ祗園祭は終わらない!豪快な「あとの祭り」!!

先週17日、祗園祭のハイライトである山鉾巡行が行われました。
豪華な懸装品で飾られた山鉾がお囃子を奏でながら進む様子は圧巻!
平日にもかかわらず、当日は約13万人(17日13時現在、京都府警発表)の人々が訪れたそう。

そんな迫力満点の山鉾巡行が終わり、「祗園祭も終わりか?」なんて思っていませんか!?

 

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いやいやそんなことはないんです。祗園祭はまだ終わりません!
山鉾巡行の後17日夕方から行われた「神幸祭」や、
24日夕方から行われる「還幸祭」も見ものなんです。

 
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17日夜に行われた「神幸祭」では、3基の大神輿が街の人々に担がれ八坂神社を出発。
四条御旅所まで街中を練り歩きました。

この祭により八坂神社の御祭神である、スサノヲノミコト(素戔嗚尊)・
クシイナダヒメノミコト(櫛稲田姫命)・ヤハシラノミコガミ(八柱御子神)が、
それぞれ中御座、東御座、西御座の神輿で街に降りられるとされます。
この大神輿は1基約2トンもあり、約300人もの人々が交代で担ぎます。


gion0907-2.JPG 
実は、おのぞみにも「神幸祭」で神輿を担いで来たスタッフがいます!
そのスタッフいわく、「実際に担いでみるととんでもない重さで、
歯を食いしばって持ち上げられるギリギリくらいの重さ。下手したら大事故になり、
だからこそ、担いでいる最中は全員が殺気立っていた」とのこと。

最初は周りの目が気になっていたスタッフも、
最後の方はただ自分の役割をきちんと果たすことだけしか頭にのぼらなくなったそうです。

また「神幸祭」終了後は全員で銭湯に行き慰労会が始まったそう。
昔から神輿を担いでいる人々から貴重なお話が聞けて、感無量だったとか。
ここでも「あとの祭り」があったのですね。

この「神幸祭」の見どころは八坂神社内や祗園石段下、御旅所で行われる
神輿を上に高く上げる「差し上げ」や前後に揺らす「もみ」、高く上げて回す「差し回し」。
豪快で男らしい祭りが繰り広げられます。


「今年は見逃した!」という人も、まだ24日の「還幸祭」があります。
この祭では神様が御旅所から八坂神社にお戻りになります。
3基の神輿は、24日17時頃から順に御旅所を出発。
17日の「神幸祭」とは違ったコースを取りながら、21-22時頃に八坂神社に戻るのです。
※詳しいコースはコチラ→http://web.kyoto-inet.or.jp/org/yasaka/schedule/03.html

「還幸祭」一番の見せ場は八坂神社石段下(22時頃)。
神社に到着した神輿を持ち上げて回す、今年最後の「差し回し」が行われます。
他にも、御旅所前の差し回し(18時頃)や寺町通を通過する頃(20時半頃)が見どころです。


ちなみに「あとの祭り」という言葉、語源は祗園祭にあると言われています。
もともと山鉾巡行は17日の「先祭(さきのまつり)」と
24日の「後祭(あとのまつり)」に分けられていました。
壮大な鉾が巡行する「先祭」に比べて、鉾が出ない「後祭」は賑やかさがなく
見物に行ってもしょうがないことから、手遅れという意味になったと言われているのです。

でも、ここでご紹介した祗園祭の「あとの祭り」は
「見に行ってもしょうがない」なんてものではありません!
それどころか必見というべきもの!!

特に24日に行われる「還幸祭」は、「神幸祭」に比べて観光客も少なく
ゆっくり見ることができるので、ぜひ「あとの祭り」を楽しんでみてはいかかでしょうか。


Text by 喜田智子


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コンチキチンが毎年鳴る理由

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祇園祭のコンチキチンのお囃子が聞こえれば、京都の夏がやってきます。

祇園祭の宵々山にあたる15日の夜、
繁華街ド真ん中の四条通、烏丸通は歩行者天国に。
定番のタコ焼きやりんごあめはもちろん、
韓国のトルネードポテトから、インドのタンドリーチキン、トルコアイスなどなど
国際色豊かな屋台がズラリと並び、食べ歩きする大勢の人で溢れかえっていました。

そして、道路の真ん中にドドンと鎮座する全32基の山鉾。
すだれのように連なった提灯を灯し、お囃子方さんが演奏してムードを盛り上げます。

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山鉾はそれぞれ神話のシーンを再現しており、
祭の担い手である山鉾町の人にとっては「町のシンボル」になります。

上に松が刺さっていたり、金の彫刻があったり、内部の天井まで絵が描かれていたりと、
目を見張るほどに様々な装飾が施されており「動く美術館」と称されるのもうなずけます。

この美術館の持ち主は、それぞれの山鉾町の住人たち。
大火や戦争などを越え、長い歴史の中で大切に守られてきた文化財並みに貴重な山鉾は、
誰もが胸をはり「うちんとこが一番!」と言いたくなるほど愛着のあるモノのようです。


祇園祭のテーマソングとも言うべきお囃子も、

鉾それぞれに30曲ほどのオリジナルがあるのだそう。

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鉦、笛、太鼓で構成される囃子方さんたちは、
小学生くらいから基礎である鉦を始め、20歳になる頃に笛か太鼓に分かれます。

1つひとつのリズムに耳をすまし追ってみても、
馴染みのない間の取り方で、とても難しい…

鉾町の方々は7月に入ると毎日のように集い、息のあった演奏のために練習を重ねます。
小さい子であっても1人の演奏家として周りの大人たちに鍛え上げられます。
そうして耳を慣らし、お囃子を自分のものにしていくのだそう。

このように山鉾やお囃子など祇園祭のさまざまな側面に対し
参加者が大切にする想いが途切れることなく受け継がれているのは
彼らが「住人」であることに、大きく関係があるかと思います。

まず祇園祭においては「住人」になるということで、すでに大きな選定が始まっています。
山鉾町の区画は限られていますから、
基本的には「間違って一本隣に生まれちゃった…」ではアウト!
残念ながら女性もアウト!です。

このように運命的に選ばれし民、
さらにそこに暮らしていることに責任を持っている人のみが祇園祭に参加できます。
例えば、町内会の催しものに参加したり、家の前を掃除したり、挨拶をきちんとしたり…など、
とても日常的なコミュニケーションの積み重ね。

そうして築かれた輪の中で「祭」をつくり、
「ここに属している」という強いアイデンティティを心に蓄積していくのだと思います。

宵々山の夜に強く印象に残ったのは
祇園祭の外側である見事な派手さや華やかさだけでなく、実際にお祭りに参加する人たちの輝きでした。

毎年コンチキチンを鳴らしているのは、
誰もが持っているであろう「地元愛」なのです!
鉾町の方々は、その塊のようです。
そこでの地元愛は、祇園祭を通し「誇り」になります。

祇園祭が存在する意義とは、
世代を超えた地域コミュニティの中で忘れがたい時間を共有する場にあると思います。

その大きな愛情のために、時には同級生や飲み仲間がライバルになることも。
自分の町をバックにつけて、「あそこの山鉾はダサい」「浴衣だって温泉旅館みたい」など口々につぶやく
リアルな会話がなされるのです。

この美意識のぶつけ合いに、「やっぱり京都人は面白いなー」とクスリとするのでした。

おしまい


text by 衣川くるみ

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2009年7月16日

京の伝統を生かすハイブランド「OKAJIMA」

ビーズを上品にあしらったエレガントなこのハンドバッグ。
ドレスにピッタリで、結婚式やパーティーで大活躍してくれそうですよね。

さて、このバッグは一体どのように作られていると思いますか?


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ビーズバッグ13万6500円
(縫製:日本)


実は、京都の友禅染の技法が使われているんです!


このハンドバッグブランド「OKAJIMA」を立ち上げたのは、1855年創業の京友禅の老舗「岡重」。
4代目の岡島重雄氏は着物を着る人が少なくなってきた現在、
京友禅の技術を生かす道が他にないか模索し、このバッグの開発を手がけたそうです。

本来決まりごとが多い着物ですが、好きなときに好きなものをもっと自由に身に付けて欲しい
という想いを持っていた岡島氏。
着物以外での京友禅の可能性を考える中で、
和装にこだわらず自由におしゃれを楽しんでもらう方法として、ハンドバッグを思いついたのです。

さらに和洋どちらの文化にも取り入れられている、
自然をモチーフにした「更紗(さらさ)」(インド起源の文様で、架空の花や植物を描いたもの)
をバッグのデザインに用いることで、和装にも洋装にも合うものを目指したのだとか。

こうして研究・開発に2年を経て、新ブランド「OKAJIMA」は完成しました。

着物同様、デザイン起こしから下絵、染めなど約20もの工程を経て作られるバッグは、
各工程ごとに専門の職人が丁寧に手作りしているので、ひとつとして同じものはありません。
京友禅ならではのあでやかな色合いは、パーティーシーンなどで
人目を引くこと間違いなしです!


また、縫製はバッグのタイプによりそれぞれ異なる工房で行われています。
先ほど紹介したビーズバッグは手作業で丁寧な縫製に定評のある大阪の工房で、
宝石箱タイプやキューブタイプのバッグはイタリアのロカティという会社で縫製されています。
ロカティは1908年に創業した、ヨーロッパのバッグメーカーの先駆け的な存在で、
エリザベス女王をはじめ欧州の貴族や有名人が愛用することで有名だとか!


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宝石箱71万4000円
(縫製:イタリア ロカティ社)


 
090710 001.jpg
キューブ39万9000円
(縫製:イタリア ロカティ社)



こちらのカジュアルタイプは皇室御用達の東京のメーカーで縫製されています。

 
090716.jpgカジュアルタイプ934型13万6500円
(縫製:日本)


これらバッグのメーカーや京友禅の職人をたばねる岡島氏は、
先代から「自分は筆(京友禅における彩色の筆)を持つな」と言われていました。
これは、職人にそれぞれの個性を出しながらも、店独自の色を出してもらうため
「自分は職人にならず、指揮者になれ」ということ。

先代の言葉通り、岡島氏は「岡重」に関わるすべての人々を見事にまとめ、
さらには海外のメーカーをも巻き込み、1993年「OKAJIMA」というブランドを立ち上げました。
そしてパリやニューヨーク、韓国など世界の展示会に出展しています。


また、「OKAJIMA」以外にも、ショールやインテリアなどの京友禅の技術を使った
高級ブランドを展開していますが、すべて
「世の中は変化していく。だからこそ伝統をただ守るのではなく、
先代が残してくれたものを時代に合わせていろんな方向に伸ばす」
という信念に基づいているそう。


開発の背景や、作られる工程、作り手の想いを知ると、より一層商品が魅力的に見えます。
何を生み出すにしても、作り手の信念や心が伝わるような
ものづくりをすることが大切なのかもしれません。


●岡重
【場所】京都市中京区堀川通三条下ル
【TEL】075-221-3502
【営業時間】9時-17時30分
【定休日】土曜、日曜、祝日
【URL】http://www.okaju.com/


Text by 喜田智子

 



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2009年7月14日

ジワジワと浸透中!お客さんとパンとの会話で生まれる自然派ベーカリー

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みなさんは、
自分がよく利用するお店を、何を基準に選んでいますか?

安さ、新鮮さ、近い、お店の人の雰囲気…
理由は色々あると思います。

先日、東京の銀座松屋というデパートで390円のお弁当が販売され
長蛇の列ができたというニュースを見て
デパートってそんな場所だった?と少しショックを覚えました。

高級感を売りにしていたデパートがこのお弁当を売るということは、
これまで自分たちが作りあげてきた付加価値を手放すこと。

危ない選択に見えますが、
背に腹はかえられない状態なのかもしれません。

高級デパートすら方向転換を迫られるほどの物価下落の一方で、
近年の中国産毒入り餃子などの事件を受けて、
安さで競争せず、安心して食べられるものへのニーズも着実に高まっています。


今回は、京都にある自然派スーパー・ファーマーズ内のベーカリーをご紹介します!

このスーパーは、
安心安全をモットーに有機野菜や添加物の少ない商品を販売しています。
ベーカリーでは、パン職人さんが国産小麦を使用し無添加で体にいいパン作りに奮闘しています。

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こちらのベーカリーで働かれている中村さんは、パン職人歴・三十数年の大ベテラン。

数年前まで、東大阪ではじまり全国でブームを起こした移動販売用のメロンパン制作に携わり、
一日2万個を製造し、京都から全国に卸していました。

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「どこのメロンパンよりもおいしい」と中村さんご自慢のメロンパン。

その後この自然派スーパーのベーカリーで働くようになり、
素材にこだわるパン作りに挑戦するようになりました。

「普通の人と同じことはしたくない」をモットーに、
どのように無添加でおいしいパンが作れるかと、今でも試行錯誤の繰り返しなのだそう。

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中村さんお気に入りのネーミングのパン。野菜もしっかり有機です。

また、地域に根ざした商売をめざし、
ときには売り場に立って、お客さんとお話することも。

パンの値段はメロンパン1個140円など、良心的!
21時まで開いているのも嬉しいところです。

ついついジャンクに走りがちな学生さんや社会人の方たち、
子供に安全なものを食べさせたいと願うお母さんたちも、
一度訪れてみてはいかがでしょう。


安心・安全・とれたてキッチン
ファーマーズ
住所:京都市上京区丸太町通河原町東入駒之町536
電話:075-212-6340
営業時間:10:00?21:00


text by 衣川くるみ


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2009年7月 9日

夏休みはすぐそこ!大人の自由研究 -京都を学ぼう-

7月に入り、暑い日が続く京都。
せっかくのお休みも、こう暑くては毎日家でぐったりするだけかも・・・
なんて、まだ夏休みの予定が決まっていないみなさん!

そんなみなさんに、大学で行われる公開講座をオススメします。
この機会に、京都の伝統文化を学んで京都に対する知識を高めてみませんか?

 
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京都造形芸術大学では、芸術のワークショップを中心に、
理論・実演・現地学習を通して、伝統文化に触れる講座を一般公開しています。

今回はその中のひとつ、「京都のものづくりの技をいまに生かす」という講座に
飛び入り参加し、先生や受講生のみなさんの声を聞いてきました。


この講座の講師は藤井秀雪先生。
先生は「伝統産業製品のデザイン研究」、
「職人の技研究」などに取り組んでいらっしゃいます。
具体的には京友禅や仏具など京都の伝統産業に従事する職人の技に、
学生が持つ若々しい気と感性あふれるデザインを取り入れることにより、
どうやったら文芸復興ができ、「生活=芸術」という考えを
確立できるのかを研究されています。

先生いわく、「京都の歴史的、文化的な町並みや伝統産業、
また、それらを支える職人の存在は誇るべきもの。
しかし今、伝統産業はとても厳しい状況にある。
ものが売れない、後継者がいないというような現状を
まずは知ることが大事なのです」とのこと。
たしかに知らないことには、何も行動することができません。
この講座を通して現状をしっかりと認識し、伝統的なものづくりを継承していくために
どうすればいいのかを考えるキッカケ作りになれば、
という思いで開講されているそうです。


090710 009.jpg 
講義は全8回で構成され、受講生のみなさんはその中で、
京木工芸や小紋型紙、京仏具の職人の話を聞いたり、
実際に工房に足を運んだりしてその技術力を目の当たりにしたそうです。

受講生のみなさんがそこから感じ取ったのは、
藤井先生が言うように、「伝統産業の置かれている厳しい現実」と
「それでも伝統は残していかなければならない、残していきたいものだ」
ということだったそうです。

大工をしている受講生の方は、仕事での経験もふまえて、
次のように思ったそうです。
「今でこそ伝統産業なんて言われているが、
燃料や電気が入ってきて機械化が進むにつれ、
職人さんの仕事が減っただけで、そのどれをとっても昔は普通の仕事。
僕の仕事で言うと、電気プレッサーで釘を打つようになった。
でも、いざ電気などが無くなると手ひとつでできる技術が大切になってくるんです。」
また、今は20-30年保ったらいいという考えで
家を建てているハウスメーカーも多いらしく、
「住む人のことを考えて長く住める家を作る。
技術だけでなく、親方から習ったお客さんを
大切にする気持ちも一緒に残していかないと、
ほんとにいいものは残らない」とのことでした。

着物好きだという受講生の方は、
「西陣織や友禅染などを残したいと思っても、
そこにはさまざまな工程があるのでそのすべてを残さなければならない。
個人の力ではどうにもならないかもしれないけど、
せめて私が着物を着ることで伝統文化の存在を知らせることができたら」
と、着物に対する想いを深められたようです。
実際、今回お邪魔したときにも着物をステキに着こなされていました。

受講生の方は、この講義を通してそれぞれの立場で伝統産業について学び、
それぞれの考えを持つようになったそう。


大人になってから何かを学ぶという経験は、非常に貴重なものです。
働いているからこそ再認識できることもあるのです。
とくに大学で学ぶと、学生時代に戻ったような新鮮さも味わえ、
仲間の和も広がります。

この夏はもう一度“学生さん”に戻って、マナビの体験をしてみてはいかがでしょうか。



▼まだ間に合う!夏休みにオススメの大人のマナビ▼

●京都造形芸術大学 一般公開講座
「京野菜の一汁一菜  -精進料理の新しいスタイルを学ぶ-」
【日程】2009年7月15日(水)
【料金】8000 円(材料費を含む)
【応募方法】申し込み用紙(ホームページより印刷可)に所定事項を記入のうえ、
大学あてに郵送、FAX、または直接持参にて申し込み。
※定員になり次第、受付締め切り。
【URL】http://www.kyoto-art.ac.jp/general/extension/wrok09ss_01.html

「庭園学講座16 世界遺産の普遍的価値」
【日程】2009年8月28日(金)-30日(日)
【料金】全3回3万円(別途テキスト代3000円)
【応募方法】申し込み用紙(ホームページより印刷可)に所定事項を記入のうえ、
大学あてに郵送、FAX、または直接持参にて申し込み。
※定員になり次第、受付締め切り。
【URL】http://www.kyoto-art.ac.jp/general/extension/recur09ss_03.html


●京都精華大学 サマースクール
「紙漉き+木版画講座 和紙づくりと木版画制作体験」
【日程】2009年8月1日(土)-5日(水)
【料金】全5回2万8000円(別途材料費760円)
【応募方法】Webフォーム、FAX、官製ハガキ、E-mail、
京都精華大学窓口にて申し込み。
※開講初日まで受付。ただし、定員になり次第、締め切り。
【URL】http://www.kyoto-seika.ac.jp/summer/2009/s06.html

「テキスタイル表現講座 浴衣を染めてみよう」
【日程】2009年8月1日(土)-5日(水)
【料金】全5回2万8000円(別途材料費3500円)
【応募方法】Webフォーム、FAX、官製ハガキ、E-mail、
京都精華大学窓口にて申し込み。
※開講初日まで受付。ただし、定員になり次第、締め切り。
【URL】http://www.kyoto-seika.ac.jp/summer/2009/s05.html


●同志社大学 京町家異世代協同プロジェクト「でまち家」
大学が町家を借り、学生・地域と連動しながら活動している。さまざまな世代が一緒になって、
サークル活動(書道、茶道、手話、読書会など)や議論の場を展開。
※7月のイベントについては受付締め切り。
8月のイベントの詳細はホームページをご覧ください。
【URL】http://www.doshisha.ac.jp/students/support2/machiya_project/


Text by 喜田智子


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2009年7月 6日

まだまだ終わらない!?一澤帆布の仁義なき戦い

みなさんスターの裏事情は知りたい派ですか?
本当に好きな人だと、思わず耳をふさぎたくなりませんか?


たとえば先日、突然死をむかえたマイケル・ジャクソン。

ここ数年、ゴシップばかりが目立っていましたが、
世界各国のメディアで映し出されたファンの追悼の様子は、
ポップスターとして愛されていた彼の一面を大きく伝えていました。

数日がたち、すでにテレビでは数百億にもなる遺産相続や養育権などのネタばかり。
しかしビルボード(アメリカの週刊音楽雑誌)のランキングで
過去のアルバムが1?9位を独占!という事実が裏付けるように、
魅力を再認識した人々は、アーティストとしてのマイケルをもっともっと求めているはず。
これもスターの宿命なのかと思いつつも、
一体誰が知りたい情報なのだろう?と首をかしげてしまいます。


そして舞台は、ロサンゼルスから京都へ。


全国にファンを持つ、京都が誇るカバン界のスター・一澤帆布。

「京都でとっておきのいいものを買いたい。
それも、毎日ちゃんと使えるものを。」
という想いに応える、一生使える丈夫なカバンを提供しています。

2001年にお父様の信夫さんがお亡くなりになってから、
お店の経営をめぐる長男・信太郎さんと三男・信三郎さんの間ではお家騒動が勃発。


しかしついに先日、三男の勝訴が確定。
「一澤帆布の取締役に三男復帰!」という内容のニュースが流れました。

そもそも、ことの起こりは各々が持っていた2通の遺言状。
まず、長男に同社株の5分の4を譲るというもの。
もう片方は、三男夫妻に3分の2を譲るという、全く別の意思が書かれていました。
結局、今まで家業に関与していなかった長男にお店を譲るという遺書が裁判で認められ、
1983年に取締役に就任して以来、職人をまとめあげ、毎日愛情をもってカバン作りをしていた三男は、工房からの退去を命じられました。

しかし、全職人さんがついていったのは三男。
「一澤帆布」の斜め向いに、「一澤信三郎帆布」を新しくオープンさせたのです。

信三郎帆布は職人さんの手作業によるクオリティを守りつつ、
新しい形や花柄などのテキスタイルを使い、今までになかった製品を打ち出しました。
そして、たちまち絶大な支持を得ました。

これは、「一澤帆布」のファンがブランド力ではなく、
製品やその仕事への姿勢に共感していたことの表れではないでしょうか。


おのぞみドットコムでは、
過去に「真剣な会話」というコーナーで長男・信太郎さん、三男・信三郎さんの
お二人に語っていただいたことがあります。

三男・信三郎さんに商売のコツをお聞きしたところ、
「商品自体で勝負すること」と。

「名前ではなくて、商品を見てもらう。商品を評価してもらう。長い目で商売をしてたら、お客さんも長い目で見てくれる。短期的な成功ばかりを追いかけてたら、短気なお客さんばかりになる。だからこそ、長いこと贔屓にしてもらおうと思ったら、ゆっくりやらんとあかんのや。」

京都のモノづくりの現場では、
外野にまどわされず、いいモノをつくることだけに心を注ぐ。
それが、作り手と買い手の強い信頼関係を築くのだと感じさせる言葉だと思います。

京都が誇る文化ともいえるほど存在力の強いブランドなだけに、
一連の動きに注目が集まってしまうものですが、
わたしたちも長い目で行く末を見守りたいものです。

新たなブランドを引き連れて一澤帆布に戻られる三男・信三郎さんは、
今後どのように「一澤」のカバンを展開していくのでしょうか。

長男・信太郎さんの動向にも目が離せませんね。
2009年7月2日配信 産経新聞記事

一澤信三郎帆布

住所:京都市東山区東大路通古門前北 知恩院前交差点近く 東大路通西側
電話:075-541-0436
営業時間:9:00?18:00
定休日:火曜


一澤帆布

住所:京都市東山区東大路古門前上ル西側
電話:075-561-1380
営業時間:9:00?18:00
定休日:水曜




○京都に関する“取材”や“情報提供”のご依頼は
メール:edit アットマーク onozomi.com 
電話:075-254-0789 
までお願いします。





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2009年7月 1日

この夏は「大人カワイイ浴衣」でキマリ!!

今日から7月。祇園祭も始まって、いよいよ夏本番!
街では浴衣姿の人を見かけることも多くなってきましたが、
どんな浴衣を着ようかと迷っている人も多いのでは?

 

070101.jpg
浴衣「あじさい」1万9950円

そんなみなさんにオススメしたい新店があります!
新京極通を少し東にはずれた柳小路に2008年10月オープンした、
可愛らしいキモノのお店です。その名も「コエトイロ」。
店内には20代後半から30代の女性にぴったりの「大人カワイイ浴衣」が並んでいます。


070102.jpg
目印は白い壁と柳の木

柄は派手すぎず渋すぎず、ナチュラルで落ち着いた雰囲気の浴衣。

20代のスタッフさんいわく「私たちの世代が等身大で着たい!」と思うもの、
「こういう遊び心もあっていいんじゃない?」というものを作っているそうです。

ツバメやアルファベットなど遊び心のあるモチーフを柄に取り入れながらも、
色は紺や藤色などキモノの伝統色を基本とした繊細な色づかいなので、
帯や小物とも合わせやすく「どうやって着よう?」「あの小物と合うかも!」と
想像がふくらむ一着になるのだそう。

 
070103.jpg浴衣「ツバメと雲」1万9950円

 
070104.jpg浴衣「alphabet」1万9950円

店内には作家さんによる帯留やアクセサリーが並び、
より一層お客さんの想像力をかきたてます。
あじさいの浴衣にはあじさいのコサージュを、
アルファベットの浴衣にはイニシャルの帯留を合わせるなど、
いろんな組み合わせが楽しめそうで考えるだけでもワクワクしてきます。

 
070105.jpgコサージュ帯留2625円

こうした小物類は、スタッフさんが実際に足を使って探し出した
京都や大阪、東京の、コサージュ作家さんやアクセサリー作家さんによるもの。
スタッフさんと作家さんが交流していく中で、一品ずつ作品が生まれているそうです。


「コエトイロ」のスタッフさんは、そうした作家さんやキモノの職人さん、
また、お客さんの声に耳をすますことを大切にされています。

店舗で開かれている浴衣教室では、お客さんの要望に合わせて、
内容を考えています。
初めて着るという人には基礎の基礎から教えてくれ、
ひと通りの着付けを理解できるという人には帯のアレンジの方法を教えてくれます。

今年の秋冬には、お客さんの「冬や雨の日に着るカワイイ和装コートがほしい」
という声を形にした商品の販売も考えているそう。


お客さんの声を聞き、作り手の声をお客さんに伝える。
「コエトイロ」という名は、「トイロ(十色)」の「コエ(声)」を届けたい、
という想いからつけられたそうです。


大人の女性を惹きつける秘密は、そういったスタッフさんたちの
キモノに込められた想いにあるのかもしれませんね。


この夏は、素敵な想いがつまった浴衣を着て出かけてみませんか?


●コエトイロ
【場所】京都市中京区新京極通四条上ル中之町577-21柳小路
【営業時間】11-19時
【定休日】月曜(祝日の場合は翌日)
【TEL】075-241-4433
【商品】
浴衣1万9950円から、コサージュ帯留2625円、イニシャル帯留6400円
かんたん・ゆかた教室(1回3時間)1000円
かんたん・メンズゆかた教室(1回1時間)500円
【URL】http://coetoiro.jp/


▼浴衣で出かける京の夏の風物詩▼
●八坂神社ほか 祇園祭
災厄をもたらす疫神を鎮めるため始まった祇園祭。
14-16日に行われる宵山は祇園祭の中でも最大の賑わいを見せます。
【場所】京都市東山区祇園町北側625
【日時】2009年7月1日-31日
【URL】http://web.kyoto-inet.or.jp/org/yasaka/schedule/02.html

●下鴨神社 御手洗祭
土用の丑の日、ライトアップされて輝く境内の御手洗池で、足つけ神事が行われます。
疾病・安産に効き目があると言われ、多くの参拝客が無病息災を祈ります。
【場所】京都市左京区下鴨泉川町59
【日時】2009年7月18日-21日 5時30分-22時30分
【URL】http://www.shimogamo-jinja.or.jp/home/index.html

●嵐山 鵜飼
大堰川に浮かんだ屋形船に乗り、鵜飼の見物を楽しむことができます。
浴衣着用の場合、割引あり。
【場所】京都市右京区嵯峨天竜寺芒ノ馬場町(嵐山・大堰川)
【日時】2009年7月1日-8月31日 19時-21時
【URL】http://www16.plala.or.jp/kyoto-yakatabune/


Text by 喜田智子

 

○京都に関する“取材”や“情報提供”のご依頼は
メール:edit アットマーク onozomi.com
電話:075-254-0789
までお願いします。

○京都発の着物デザイン名刺「和札」販売中!
http://www.wafuda.jp/


 

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