『御用あらためである!池田屋へ潜入』
この7月に新撰組ゆかりの池田屋跡地に居酒屋がオープンした。
調べてみると、そこは一風変わった居酒屋『海鮮茶屋 花の舞 池田屋店』というらしい。
これまで旅館、テナントビル、パチンコ店など入れ替わりの激しいこのビルで、
居酒屋を開店するとはなかなかいい度胸である。しかもこの店名!
ということで、歴史愛好家ライター白井が「こんな歴史的な場所に居酒屋なんぞ作りおって!
どーせ、また潰れるやろな」と違うベクトルの期待を胸に、リサーチをしてきました。
外観は一見どこにでもありそうな居酒屋。
勝負は暖簾をくぐってからだ!
とりあえず敵を知ることが勝利への近道!
判断はまず食べてからだと、メニューを見て驚き!
近藤勇や土方歳三など新撰組隊士の名前がメニューに載っているではないか!
近藤勇も、まさか自分の名前がメニューに使われるなんて思ってもないはず。
予想だにしていなかったメニューのラインナップに焦り、とまどいつつも店内へ。
店内は明るい照明と意外にシンプルな作り。

「お・・・沖田総司を下さい!」と結婚の挨拶のように恥ずかしげに注文をすると、
愛想のいい店員さんが運んできてくれたのは、
刺身5点盛りにご飯大盛り、赤だし、小鉢のセット。
しかもご飯お代わり自由という男には喜ばしいサービス付き。
ここでやや好感度がアップしまった・・・。
刺身も新鮮で思わずご飯をおかわり。
どこがどう沖田総司なのか追求するのも忘れてしまい、
我ながら惚れぼれする食いっぷりでした。

ご飯を終えた後は店内の散策。
な、なんと!これは池田屋の代名詞である大階段・・・!?
池田屋騒動を題材にした映画やドラマに必ず登場する「池田屋階段落ち」で有名な大階段。
東映太秦映画村が監修するほどの力の入れようで、
その長さなんと8メートル!酔いが醒める高さである。
中二階には帳場も再現され、さながら映画のセットのような雰囲気。
ここまでくれば、歴史好きにはたまらない!
最初の警戒心はどこへやら、気がつけば好奇心で写真をバシバシ撮っていました。
さらに二階は砂利に敷石、提灯に暖簾と完全に居酒屋の域を超えた演出。
そして切り絵の見事なパネルは、思わず顔をはめ込んでみたくなるではないか!
周りを気にしながら、そーっと顔をはめ込んだのは言うまでもありません。
ひとしきりはしゃいだ後、レジへ向かうと、
そこでも新撰組のグッズや映画村のチケットが販売されていた。
幕末居酒屋を堪能したボルテージは冷めやらず、
思わず「誠」の羽織を買いそうになりました。危ない危ない。
店を出る頃には完全に「ミイラ取りがミイラ」状態で、
充実のランチタイムを過ごしてしまったのでした。
地元新聞にも取り上げられ、地元観光の振興にも期待される池田屋。
今までにない遊び心満載の幕末居酒屋にこれからに注目です!
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◆池田屋事件◆
1864(元治元)年7月8日に旅籠池田屋で会合していた尊王攘夷派の志士を新選組が襲撃。
襲撃当初20数名の志士に新撰組はわずかな隊士で切り込み死闘を繰り広げた。
この事件は新選組の名を世間に知らしめ、明治維新の時期を左右したともいわれている。
主人の池田屋惣兵衛は反幕府勢力をかくまったとしてとらえられ獄死。
営業停止となった池田屋はその後、三条木屋町付近で同じ屋号で営業していたが、やがて廃業。
実に約130年分振りの復活である。
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◆海鮮茶屋 池田屋 はなの舞◆
【場所】京都市中京区三条河原町東入中島町82番地 申和三条ビル
【営業時間】月‐木・祝(16:00‐24:00)、
金・土・祝前日(16:00‐翌3:00)、ランチ(11:00‐14:00)
【TEL】075?257?8122
【商品】昼:本日のランチ(714円)、近藤勇(924円)、沖田総司(924)など
夜:三条寄せ豆腐(480円)、鯨盛合せ(680円)、幕末コース(3500円)など
ドリンク2時間飲み放題Aコース(1200円)、Bコース(1500円)
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