2009年10月23日

フリースタイルの僧侶現る!

日に日に夜の寒さが身にしみるようになりました。
キンモクセイの香りはそっちのけで、
待ちわびるように紅葉を楽しみにしている人も多いのでは?

そうです、京都はもうすぐ本格的に秋の観光シーズンがはじまります!
「京都の観光=お寺見物」というイメージが強いのか、
皆さんが必ず訪れるのは景観が素晴らしいとこばかり。

最近は「特別公開だわ!」「阿修羅さまー!」
とお寺巡りをする人や仏像マニアが増えているようですが、
そんな状況とは裏腹に、私たち日本人はどこか宗教に無頓着。
「お経の内容なんてサッパリ」どころか「自分の宗派すら分からない」
なんて人も多いかもしれません。
それって少し本末転倒、灯台下暗しではないでしょうか。

そんな中、「お寺は観光だけじゃないぜ!」という想いを胸に
若いお坊さんたちが新しい動きに踏み出たようです。

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目にしたのはカフェで手にした一枚のフリーペーパー。
そこには「フリースタイルな僧侶たち」という斬新なフレーズが!
どうやら赤字覚悟(!?)で若いお坊さんたちが宗派を越えて結集し、作られたとか。
気になる内容ですが、堅苦しい法話などではなく、
「仏教コラム」や「お寺イベントの紹介」、「ヘルシー精進レシピの紹介」
といった若者とお寺を繋ぐような紙面です。


先日は、そのフリーペーパーの創刊を記念したイベントが行われ、
onozomiスタッフも潜入してきました。そして代表を務める浄土宗の
お坊さん・池口龍法さんのお話を伺うことに。

_DSC0849.-3JPG.jpg

お話の内容を要約すると…
「お寺の果たす役割は観光もしくはお葬式・法事だけなのだろうか。
現代人は物理的に豊かになったかもしれないが、心の豊かさはどうだろう。
友達や恋人とのトラブル、人には言えない悩み事、国際間の悲惨な紛争に至るまで
それらの問題は仏教の教えを借りて明るい方向に導けるかもしれない。
今こそお寺に足を運び、その道筋を一緒に模索せねば。
そうだ、こんな時代だからこそ開かれたお寺を作っていかなければ!」
という内容でした。

そうかといって地域のお寺に「ちょっとすみませーん」と
ズカズカお邪魔するのも・・・と敬遠する人も多いはず。
そんな方は、まずこのフリーペーパーを手にとってみましょう。
きっと志の高いお坊さんの姿に驚き、お寺の見方が変わるかもしれません。

また、フリーペーパー以外にもネット上で仏教に親しむ手段もあるのだとか。
関東で「お坊さんは生き様だー!」と心し、3人のお坊さんが立ち上げた
『彼岸寺(Web上のお寺)』というサイトもそのひとつです。同サイトでは、
京都で活躍するライター・杉本恭子さんのコラム「坊主めくり」が連載中。


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杉本さんはキラリと輝く全国のお坊さんに取材を続け、
普段直接聞けないお坊さんの過去や生き方がリアルに紹介されています。
京都のお坊さんもたくさん登場しているので要チェックです!

秋の京都を観光する前に、まずは仏教を感じるところから
始めてみてはいかがでしょうか。


■フリーペーパー設置場所
※詳しくはコチラ

■次回のトークイベント
テーマ:教育×僧侶
日時: 2009年11月23日 午後3時?
場所:遊子庵 京町家室町
※詳しくはコチラ



Text by 森 愛歩


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2009年10月 2日

秋だ!読書だ!onozomiイチオシの必読本とは

みなさん、読書の秋を堪能していますか?
最近どんな本を購入しましたか?

出版不況がますます深刻になる昨今、「いつでも手軽にインターネット♪」
で情報収集し、本屋では財布の紐を解きません!という方も多いかもしれません。

ですが、ネット上では伝わらない情報もやっぱりあるのです!
ネット上の情報はどんなに心に響いてもなかなか頭に残らず、
情報が右から左へ流しそうめん。

この秋は活字とゆっくり対話して自分探しの旅はいかがでしょうか。
ここではonozomi編集部がイチオシする新しいカタチの京都本をご紹介します!
きっと新しい自分に出会え、深まる秋の京都にお出かけしたくなるハズ。
さぁ、今すぐ読書だ!




「ミソジの京都 知る・買う・食べる・暮らす」 高橋マキ

1680円(税込)/ 光村推古書院
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「Hanako WEST」や「FIGARO」など数多くの雑誌で京都を語り、
ライター暦13年という高橋マキさんの初のエッセイガイド本。
何といってもタイトルの「ミソジ」が気になって仕方ない。
乙女でキラキラした「かわいい」は卒業したけど、「古き良き伝統」を語るのは
まだちょっぴり恐れ多い・・・という微妙なお年頃・ミソジの女性の心理を紐解いた一冊です。
読み終わればどこかスッキリした迷いのない顔して
「さぁ、ちょっくら京都にでかけよう!」という気分にさせてくれる。
現在町家暮らしを実践する高橋マキさんならではの視点と、
ミソジの女性ならではの視点が折り合ったステキな一冊です。



「京都 店 特撰 たとえあなたが行かなくとも店の明かりは灯っている」
バッキー井上
880円(税込)/ 140B
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錦市場の漬物屋店主でありながら、
酒場ライターと称されるバッキー井上さんの京都案内本。
京都だけで延べ5000軒以上の店に足を運んだという
バッキーさんの店紹介は単なる皿の上の情報だけにとどまらない。
「あの日あの店のあの瞬間」を切り取り、読み手が本当に知りたかった
その店のストーリーや空気感が見事に伝わってくる一冊なのです。
独特な言い回しや文章のリズム感にバッキーさんの人柄の良さを感じずにいられない。
この本を読めばたちまちお店との距離は近くなり、
あなたの体は無意識に夜の酒場へ向いていることでしょう!


text by 森 愛歩



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