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| 使用食材: 宇治茶 |
私たちは普段よくお茶を飲む。しかし、本当に丁寧に淹れられた日本茶を飲む機会は、いったいどれくらいあるだろう。整然とコンビニに並んだペットボトル入りのお茶は確かに手軽で便利だが、お茶本来の甘みや旨み、そして飲んだ後に感じるふんわりとした香りとは無縁だ。
「今回の料理は、丁寧に淹れたお茶を楽しむことが必要不可欠。その時間があって、初めて作ることができるんです」。 実際主人は取材に行った私にお茶を振る舞うことから始めた。熱い湯や水、温度を変えて淹れるだけで、お茶は味だけでなく、香りや色にも大きな変化を見せる。そして十分にお茶の魅力を感じた後、いよいよとりかかる今回の料理。
「もっと手を加えたものも店にはあるが、本当にお茶本来の味を味わいたいならシンプルなもののほうがいい」とご主人。
まずは決められた時間で焼き上げ、火の入りかたがお茶を淹れた後のお茶葉に塩を振り、ほかほかの白御飯にまぜて握るだけという本当にシンプルなものだが、だからこそお茶の持つ魅力が最大限に引き出される。口に入れたときに広がるお茶の香りと苦味、あとに残るまろやかな甘みはきっと忘れられないものになるだろう。
「茎のあるもの、葉の硬いものは食感が良くないので不向きですが、玉露や煎茶などの葉の柔らかいものならどんなものでもできます。ただ、お茶の味が全面に出ますから、あまり安物を使ってはこの料理の魅力も半減してしまいます」値段の目安は100g1000円以上といったところだろうか。料理の前のゆったりとしたお茶の時間も考えれば、決して高くはない出費である。
茶香房 長竹 TEL 075-213-4608 営業時間 正午頃〜23:00 定休日 水曜 第3火曜 |
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