2008年5月14日

★☆学生はお客様!?満足度の高い説明会のコツとは?

就職活動の時期になると、電車内の釣り広告にも「合同説明会」の文字
がデカデカと目に入ってきます。どこの企業もより多くの学生を集めよ
うと熱が入り、また学生の元には企業から何通もメールが届き・・・まる
で学生の積極性は必要がないかのように思えてなりません。

今の学生は仮に100社エントリーしたところで参加する説明会はその4割。
なぜ説明会に足を運ばないのか?その答えは「就活方法の変化」です。

今やインターネットを使った就職活動は基本中の基本となりました。家
で検索エンジンをたたけば、どんな情報でも出てきます。(実際はこれ
が大きな錯覚なのですが、それはさておき・・・)

検索の結果として登場するのは、

・企業の公式採用ページ
・企業の就職サイト用説明ページ(リクナビ・マイナビなど)
・企業の評判情報(みんなの就職活動日記)

など多岐に渡ります。今までは足を動かして説明会に出ないと得られな
かった情報が、安易に入ってくるわけです。コミュニティサイトのmixi
にも、「京都で就職」や「総合職に就く」といった細かなカテゴリーで
コミュニティーが確立されているため、そこで学生たちはあらゆる情報
交換を巧みに行っているのです。

つまり、今の時代、説明会に来てもらう前段階として、各種情報発信の
工夫が必須になっています。そしてようやく来てもらえた説明会は、ど
のように企画すべきでしょうか。

前提として、最近の学生の印象を分析してみます。

・「一方的な説明があるだけで、質問もさせてもらえなかったので不満
が残った」
・「社員の方が同じテーブルに座っていたので、気軽に質問でき、仕事
のイメージがぼんやりとだけれどつかめた」
・「説明会と聞いていたのになぜかその後に選考が始まった。選考があ
るのはかまわないが、なぜ事前に言っておかないのか不信感が募った」
・「少人数制だったのに社長が登場したのは驚いた。入社後も社長と会
える機会が多いのかもしれないと思った」
・「通路に荷物がはみ出していたら、『そこの人、それどけてください』
と言われた。きっと入社した後もそんな感じの扱いになるんだろうと思
ってガッカリしました」

このような声から何がわかるかというと、学生は、「説明会の印象と、
入社後のイメージとを結びつける傾向が強い」ということです。
つまり、「大人数を集めて、人事が一方的にしゃべるのを聞かせる」タ
イプの説明会に出席した学生は、「入社後もこのような対応を受けるの
だな。やはり大きな企業にとっては社員は歯車でしかないのだ」という
印象を受ける可能性が高いということです。

一方、社員がテーブルに同席したり、社長が身近に語りかけるような説
明会に出た学生は、「入社した後も、このようにフレンドリーな中で仕
事ができるのかもしれない」とか、「自分の声を聞いてもらいながら仕
事ができそうだ」という印象を抱くことになります。これらの点をふま
えながら説明会を実施することが不可欠です。

たとえ「マス型」の説明会になるとしても、単に事業内容を話すのでは
なく、その上段にあるビジョンや熱意を語ったり、質疑応答の時間を長
く取って気さくに答えることで、参加者の印象は大きく変わってきます。


あと1点忘れてはならないのは、「説明会の内容や印象は、大手インタ
ーネットサイトで筒抜けになっている」ということです。先述したよう
な、「人事が一方的にしゃべって終わり」の説明会であれば、その旨が
掲示板に書かれます。

それを読んだ学生は、「書類読んでわかるような内容、しかも質問もで
きないのなら、出席するのは時間の無駄だ」と考えるわけです。

少人数制で学生も自分の色を企業にぶつけられるような参加型の説明会
こそが学生の心に響き、「一個人を尊重する働きやすい会社」のイメー
ジにつながります。今後は少人数で、アットホームな説明会を数多く開
催することが求められていきそうです。

そしてこのことは、小回りの利くベンチャー企業や中小企業に大きなチ
ャンスだと言えそうです。新卒採用という舞台こそ、それらの企業が大
企業とも渡り合えるタイミングだからです。


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