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おのぞみドットコム昭和・平成、音故知新>大島 保克〜マンスリー島唄ライブ〜
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大島保克は石垣島出身、伝統的な沖縄の島唄を今に受け継ぎ、全国各地で精力的な活動を行っている唄者。本格的な島唄は未経験の僕は、いささか緊張しながら京都[拾得]へ足を運んだ。

会場は平日にも関わらず熱心なファンで大入り。やはり沖縄出身の方達が多いようで、皆さん泡盛などを傾けつつリラックスした雰囲気だ。僕も「大島保克島唄メニュー」という、この日のために特別に用意された定食を頂きながら開演を待つ。ちなみに大変美味しゅうございました。

さて、肝心のライブは、歌と三弦の弾き語り形式。次々と歌われる民謡は、その名の通り3本の弦しか持たない三弦と声だけにも関わらず、時にしっとり叙情的に、また時に楽しく賑やかにと、驚くほど表情豊か。そして特筆すべきは大島さんの歌声。伸びやかで深みのある声が[拾得]の空気を揺らす様子に、本当に圧倒されてしまった。

曲の合間のMCでは、その曲が持つ物語やエピソードを逐一解説してくれ、沖縄の歴史や文化に疎い僕にも十分に楽しめた。また印象的だったのは、お客さんから自然と手拍子や掛け声が起こっていたこと。ただ受動的に聴いているだけでなく、歌い手と観客が一体となって楽しむ。まるで沖縄の大衆酒場に紛れ込んでしまったかのような錯覚を起こした。

どんなに遠くにいても、きっと島唄は沖縄の人々の心を故郷へと誘ってくれるのだろう。唄と人との幸福な関係を教えてくれる、そんなライブだった。



大島保克さんのライブは、'04年2月1日に同じく拾得であります。


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