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大風流 京都市役所前
都会へ出たからって、故郷を捨てたわけじゃない。故郷を想う気持ちは全国共通、恋しきや、遠き空。
小雨のぱらつく午後3時15分。京都市役所前に仮設されたステージには、キラキラ歌うji ma ma・テルミー(vo)がいた。

曲は、ドライ加減が心地いいファンクナンバー「ガーリックトースト」だ。つい1ヶ月半前のミナミホイール2003。あの時と同じハスキーでファンクフルな、でもポップ感もあって、優しく包み込むような声が響き渡っている。どんよりした京都の空もスカッとするくらいだ。

ほんの1ヶ月半前のことなのに、懐かしいと思った。それだけ気持ちを寄せた声や曲だったから。ぼんやりしていると、デビューシングル「カケラ」('03年7月)に収録されている「街」が流れ始めた。山口百恵「いい日旅立ち」のように、悲し気に始まるそれは、とても懐かしい感じがした。私がまだ幼かった'80年代初頭の街並み――まだまだ空き地が多かった――を、ふと、思い出した。

お次は、レゲエでアツアツの曲「HAPPY」(同シングル)。お客さんも乗ってきて、テルミーはうれしそうに笑顔を見せた。いい感じで温まったところで、(待ってました)「空へ」が届けられた。彼女たちが、故郷・沖縄を想って作った曲。ミナミホイールでは、聴き手にもそれぞれの故郷を思い出させたものだった。物凄く個人的な話なのだけれど、この日、私の母が地元・三重から京都へと遊びに来ていた。ライブの間は一人で買い物をすると言って出かけた母。この曲を聴くと、急に母が心配になった…。そして何より、一緒に聞けたらどんなによかっただろう、と思った。だから思う。「空へ」は、ji ma maだけじゃなく、誰の曲でもあるんだ。

'04年2月には、SONYレコードよりデビューが決まったji ma ma。故郷から遠く離れて暮らす同じ身として、彼女たちが彼女たちのペースで活躍していけるよう、願った。



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ji ma ma・テルミー

ji ma ma・テルミー

 


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