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おのぞみドットコム
>昭和・平成、音故知新>体を割りやがれ!!
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毎月恒例の「体を割りやがれ!!」。今夜は、磔磔のリーダー的存在でもある木村氏率いるロッキン・ロール・バンドDESTINYと、弾き語りで諸岡ケンジ氏(from東京)が出演。会場には30過ぎのOLさんがわんさか詰め掛けた。DESTINYが鬼気迫る勢いでステージに立った。激音とでも言うべき歪んだギター(清水)。革が破れるくらい爆音ドラム(平瀬)。それらが磔磔の土壁が壊れるかと思うくらいだ。その“強烈ー!”なグルーヴを、まるでなだめるように流れるのはベース(中村)。哀愁溢れるキャッチーなラインは、ハードロックを聴きやすいものへとシフトしている。
そんなグラウンドの上で、木村(vo)は視覚でもアプローチをかける。長い髪がまとわりつく締まった細い腰、長く細い足。真っ黒の長い髪をかき上げる仕草、グッと背筋を伸ばし天を仰いだ姿は、なんともセクシー。今夜集まった女性陣を凌いでいる。美しくなることを、ここにいる誰よりも意識していると思った。ちょっと感心。
彼の破壊的で、憂いに満ちた声は、切ない詞と絡まって、愛と狂気のギリギリのボーダーラインを彷徨っている感じ。美、破壊力、憂い、詞という要素が揃って初めて感じられる彼だけの魅力だ。木村自身がアコースティックギターを構えてしっとりと歌い上げるシーンもあったが、DESTINYは絶叫を聴いてほしい。
続いて今夜のゲスト、諸岡ケンジが登場。CM曲をいくつか手掛け、ガンダムの主題歌を歌ったこともある彼。30過ぎのお姉さんにとって“大人の男”という感じ。ヘンコの私には少しクサイかなー・・・という至極前向きな詞を、熱く歌い上げていく。声先が割れるハスキーボイスだ。ギタリスト・阿部トシヤの奏でるラテンなリフと絡み合って、ドラマチックに展開していく。
そして、今夜最高に気分が高まったといえば、「戻れない夏」だろう。今夏、泣き砂で有名なことびき浜へ行った時に作ったというこの曲。指先までじんじんする寒い夜だったけれど、キラキラ光る海、やさしく頬をなでる潮風がいっぱい感じられた。周りを見渡すと、目を閉じて聴き入る女性が何人も。諸岡は、疲れ切った心と身体に、染み入って癒してくれるナンバーをたくさん届けてくれたと思う。
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