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SECOND ROYAL Special
虫が身体に侵入した!?壊れていく身体を爽快に体感。ND ROYALこそ日本のポップだ!
のっけから“しくった”と思った、もっと早くに来ておけばよかった!STYLEの主催者IPPEIが卒業する今夜になって、今さら嘆いても仕方がないけど…この楽しさ、“この商売しててよかったーー”って思わせるくらい。

突き上げる重低音に刺激され、捩じ切れるほど身体をひねって踊る!雑多な人種が混雑、腰がぶつかり合えば互いのフィーリングを重ね合わせ、新しいダンスを産んでいく。自分の中だけでサイケって(そして)完結しないテクノイベントだ。

突き上げる重低音はよく耳にするそれにあらず、生き物みたいだ。映画『マトリックス』で、ネオ(キアヌ・リーブス)の身体にwormが入ったシーンがあったけど正にあれ。音が身体の中で暴れまわる。もう自分の身体じゃないみたいだったし、どんどん体温があがっていく気がしたし、すごく喉が渇いた。wormのおかげで肝機能が麻痺したのか、とにかくアルコールがほしくなった。

当夜でIPPEIが卒業したわけだけど、STYLEはずっと続けられる。wormが進入する以上に奇怪な刺激を今後に期待する。


__まず、STYLEについて教えてもらえますか?

「えー、STYLEは’00年の6月かな、始まったイベントでして。当時は幅の狭いジャンルのイベントしかやってなかったんだよね。そこで、テクノ系のオールジャンルのイベントをしようってことで始まったイベントがこのSTYLEです。テクノって一言で言っても、DJによって解釈とか表現がそれぞれ違うし、すごく曖昧なカテゴリーなんですよね。で、僕とかは、誰でもあまり気負わずに遊べる、広義のテクノパーティーをやりたかった。もう今は、肩肘はってクラブに行くって時代じゃないとも思うんで」

__では、その広義のテクノをやる上で、クラブとはどんな場所ですか?自分の表現の場所なのか、お客さんを楽しませる場所なのか。どうでしょう?

「表現の場所って言い方は、僕のイベントには当てはまらないかなあ。もちろんこだわってる部分も多いんだけど、僕自身、イベントはエンターテイメントだと思ってるし、そういったイベントでは、やっぱりDJっていうのはアーティストじゃなくて、職人であるべきだと思います」

__自分がもってる技術とかフィーリングとかを最大限に出して、お客さんを楽しませるということですね。でも、DJとしては常に“今”を捉えることも大事だと思います。今を捉えること、イコール自分がやりたいこと、という方程式は成立しますか?

「そのイベントのコンセプトにもよるけど、そこまで“今”にこだわる必要はないと思うな。そればっかり追っかけてても仕方ないし」

__例えば、今晩の展開はどうやって決めはったんですか?また、その決め手となるものって何かあるんでしょうか?

「それはあります。決め手が何かって言われても答えづらいけど、いつもいろんな要素が絡み合うイベントにしたいと思ってます。前後のDJとの関係もあるし、イベント全体を見渡して一番きれいにいく方法を模索しながらやってます」

__普段聴いてるアーティストっていますか?

「矢野顕子ですかね(笑)。僕ね、家だとこういうテクノとかはあまり聴かないんですよね。もともと渋谷系が好きです。他にも推定少女とか」

__そうなんですか(笑)、家で聴かないっていうのも珍しいですね。休みの日は何してますか?

「んー、特に休みっていう日はないけど。僕、学生なんでね、学生やってますよ」

__学生さんなんですか?

「はい。大学の途中から2年ぐらい商売やってたんで、ちょっと卒業するのが遅くなりましたけどね。今年の四月からは、僕もサラリーマン」

__IPPEIさんは今日でSTYLEを卒業されるということなんですが、今はどういう心境でしょうか?今後のSTYLEに望むことはありますか?

「僕自身、京都という地方都市でそれなりのことができたという自負はありますね。んー、STYLEを100回ぐらいまで継ぐ人がでてきたらいいな。メンツは誰でも構わないけど、コンセプトが受け継がれていってイベントが続けばベストですね」

__最後に、IPPEIさんにとってMETROはどんな場所ですか?

「’97年からMETROに通ってるもんで、もうホームグラウンドって感じです。でも、落ち着いて気持ちよく遊べるんだけど、DJやオーガナイザーとして、どこかひとつのハコだけに収まるってことはしたくないってのが正直なところかな。ハコに頼るとやれることも縛られると思うからね」

__なるほど。今日は本当にありがとうございました。そして今までお疲れさまでした。

「はい、ありがとうございました」



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