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おのぞみドットコム昭和・平成、音故知新>「夜のとばり第3話」
騒音寺ライブ
しめっぽくない歌謡曲。突き放すようなクールな声が逆に魅力的だった。
私は古着屋によく行くのだけれど、あるお店で“マーガレットとロマンス岬のかもめたち”の噂を聞いたことがあった。また、古いライブハウスのホームページを見ると、月間スケジュールのうち一枠を、彼女たちの名前が必ず埋めている。雑誌では見ない名前だけれど精力的に活動しているバンドのようだ。一度見たら絶対忘れない“マーガレットとロマンス岬のかもめたち”という名前も印象的だった。きっと普通のバンドじゃない。

ずっと気になっていたバンドのライブへ行く時はいつも緊張してしまう。その夜も同じだった。開演時間までたっぷり手に汗かいて待っていた。午後7時過ぎ、彼女たちはやってきた。’60年代風のミニワンピをおそろいでかわいく着こなした姿は、思ってた通り、いい意味で普通じゃなかった。中でも、マーガレット(vo)は特別。

小指を立ててマイクを持ち、流し目にこっちを見る姿は色っぽいうえに逞しい。見つめられると、女だってドキっとしちゃうくらい。たまに、道に迷ってホテル街へ行ってしまうことがあるんだけど、あの時と同じで “来ちゃダメなところに来ちゃった”みたいな奇妙な焦りを感じる。ここではマーガレットは女王さま、従うしかないの。だから精一杯拍手を送った。

マーガレットがステージに立つと、ロック風味の歌謡曲が流れ始めた。勢いがあってしめっぽくないサウンドが潔い。マーガレットの声はどこかクールで今っぽさを感じた。突き放すような歌い方も逆に魅惑的。その矛先はステージ前を陣取ったおっちゃんたちへとturn to。おっちゃんたちは酒の肴に(なんて贅沢!)上機嫌だ。だけどおしゃべりが過ぎると“おだまりなさい”と一括されるのでご注意ね。

正直、音はまだまだ磨くべきだと思ったけれど、メンバーそれぞれに魅力があって聴いていて始終楽しかった。マーガレットはまるでショーをしているようだった。女の特権=ひそかに秘めたやわらかで温かい雰囲気をチラ見せしては思うがままに歌っていく。あえて注文をつけると低音がもう少しはっきり発声できればさらに魅力が増すだろう。エミリ(ba&cho)は、細い手首を器用に動かし重い音をはじいていく。重たいとはいってもどこかふんわりしていて男には出せない音だった。ジェニファ(g&cho)は全身でギターを鳴らしていた。迫力があって勢いがあったけど、自分の音に満足し切れてない感じがしたのは気のせいだろうか。指先や音から“もっと鳴らしたいのに!!”って想いが溢れていて力強かった。キャロル(ds)は小さい身体でめいっぱい叩き、デカイ音をきっちり出していた。うん、応援したくなった。

ライブの後、マーガレットに声をかけた。彼女はすごく気さくで、母性溢れた、肝っ玉の太いお姉さんだった。イベントTシャツもプレゼントしてくれた(!)ので、1名の方にプレゼントします。次回のライブははそれを着て行ってくださいな♪



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ご応募は、住所・氏名・年齢・職業・「昭和・平成、音故知新」への感想を添えてこちらまで→ tegami@onozomi.com


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マーガレットとロマンス岬のかもめたち

マーガレットとロマンス岬のかもめたち

マーガレットとロマンス岬のかもめたち

マーガレットとロマンス岬のかもめたち

 


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