おのぞみドットコム
昭和・平成、音故知新 音楽を生かす
レコード屋のおっちゃんは
おのぞみドットコム昭和・平成、音故知新>「京都平安京エイリアンVOL3」
平安京エイリアンvol3
瞬間がよければその瞬間が伝わるだけ。僕だけではその瞬間は作れません。
レシーバーズポンポンヘッド(RPPH)は、ボーカル・北山タイチ朗を中心にした、グルーヴが美しいエレクトロ・ポップバンド。タイチ郎も、メンバーである4人のダンサーもマルチトラッカーも音楽の経験がない。RPPHで活動していく過程で、徐々に自分たちのスタイルを作り出していく、いわば進化系バンドだ。

3月3日に見たラジオの公開生放送を兼ねたライブは、やはりぎこちないダンスだったが、でも確実にこちらに伝わってくるものがあった。上手い/下手は問題じゃない。胸がギュンと熱くなっていくのがリアルだった。

生放送の後インタビューをした。その時タイチ朗は「今夜ではなく、俺らが本当に集中できるライブを見に来てください」と言った。

そして3月21日@京都ネガポジ。約束通りにライブを見に行った。京都で今のメンバーで行う最後のライブだった。…ライトが光り出し、彼らが歌い、踊り出すやいなや、お客さんの顔が輝いた。幼い子どもも見に来ていたのだけど、彼らが目をキラキラさせているのを見て、ドキドキ鼓動が早くなった。幸せだな〜と心から思った。

中でも「スカイライン」(『RPPH2』に収録)では、お客さんは椅子から立ち上がり、肩を組み合ってユラユラ踊った。中華エッセンスの利いたエレクトロポップは、明るすぎて霞むくらいの光で包まれているような曲。やわらかいタイチ朗の声は光に溶け出していくようだ。ゆっくり、ふわふわと空に昇っていけそうな錯覚に陥る。RPPHとお客さんが、高まる気持ちを分かち合っていた。京都を発ち、東京で活動を始めるRPPH。向こうではどのように活動を始めるのだろうか。発つ前に話を聞いた。そして、前回のインタビューの先を聞くことができた。

RPPH HP
http://www.rpph.org/


__お疲れ様です。いいもの見せてもらいました。先日、ラジオの公開生放送でなさったライブと今度(今回のこと)のライブは違う、ってその時におっしゃってらしただけありました。何が違ったかって言うと具体的には掴めないんですけど、集中力はもちろん違った、それによってお客さんに伝わるものも違ったと思います。いつものライブもああいう感じなんですか?

そうですね、あれがベースですね、すべてのベースです。もう人を幸せにしたいということだけです。で、それイコール、俺も楽しいってことで。

__タイチさんの曲って、韻を踏んでるけど癖がなくて、聴いてて幸せになってくるんですよ。曲を作るにも人を幸せにしたいとか思ってらっしゃるんですか?

その曲に俺がベストをつくしているだけで、別に幸せが何だとかそんなんじゃないです。そこはまた別で、曲が求めているものを入れているというだけ。あと、服を選ぶのと同じ感覚で、ライブでどのようになるかを意識して作ってます。

__ライブはライブであって、曲とはまた違うものですもんね。
今日のライブはどうでしたか?

もうおもしろかったですよ(笑)。ライブはお客を巻き込まなくちゃいけないですよ。

__ですよね、おもしろかったです(笑)。他の人のライブへ行くと、聴いている側とやってる側とがはっきり分かれてる場合が結構あるんですよ。お客さんは音とかノリかに巻き込まれてる感じ。けどレシーバーズさんの場合は、お客さんが心で何かを感じ取って、そして感動して巻き込まれている感じがするんですよ。心で巻き込まれてるというか。

けど感動を売りにしているわけじゃないんですよ。映画作ってるわけじゃないしね。ライブは瞬間じゃないですか。瞬間がよければその瞬間が伝わるわけ。けど、俺だけがどうやってもその瞬間は作れない、お客さんとかライブハウスのスタッフとかがその気持ちを感じてくれないと無理なわけで。

__なるほど。今日のライブは瞬間瞬間にメンバーの気持ちが溢れてて、ほんと、こっちにもその飛沫が飛んできそうでした。

でも、今がすべてじゃないですからね。前に書いて頂いた日記の話なんですけど、あれは姿勢の話であってあれで終わりじゃないです。あれに甘んじている人間が5万といるんですよ。俺は、それを蹴散らしたいっていう衝動がまだあります。“下手でも自分のやりたいことをすればいい”、それはその通りなんだけども、そこから努力するか、そこから客観的に自分を見ることができるか、というところで、その人間のやっていること、もしくはその希望っていうものの価値が決まりますから。あれで終わっている人間っていうのがもういっぱいいます。そこから、その裏でどんなけ歯を食いしばって、涙を抑えて、一生懸命やってるかどうか、そこですね、それだけです。甘んじちゃいけないんです、努力です。

__努力とはどういう風になさるんですか?また、努力とはどういうものですか?

努力はイコール希望みたいなもんで。俺ね、曲作ってる時、3日徹夜とか余裕なんですよ。コーヒーとご飯一食とか。けどそういうのハードに見えるでしょ。けど、それを肉体労働とか仕事やとかでやるんだったらしんどいけど、楽しいことでやったらしんどくないんですよ。それが努力してるって人に言われることであるけど、俺は、楽しいからやってるもの。それだけ。だから、努力イコール希望なんじゃないですか?

__そうできない人って多いんですか?

多いと思います、僕は。それは、才能って言ったり、その人の弱さだったりするんだと思うんですけど。やってることがほんとに楽しかったら、努力じゃなくなると思いますけど。

__今のメンバーでの活動をとりあえずやめて、今度は東京に戻って新メンバーでやろうとしているわけですが、東京ではどのような活動をしますか?

俺が死なない限り、やることは変わらないと思いますよ(笑)。けど、今度はバンドも入ります。ダンサー2名、ボーカル1名、ドラム・ギターが1名って構成ですね。

__4月からもうすぐに活動するんですか?

4月から何本かもう東京で決まってて。それ以降に音源を出すんで、今作ってるところです。それができ次第、また京都にも来ますんで。パワーUPして帰ってきますから(笑)。

__期待してますね(笑)。

はい(笑)。だから、書いて頂いたのは“今”であって、10あるうちの1なんです。1の段階で、あそこからまだ9があるんです。僕はまだ9も10も見てないです。正直2か3見てるか微妙なところです。1+かもしれない。ただ、そこにはそこの楽しみ方があって、どんどんフィールドは自然に広がりますからね。

__そうですね。今夜は子どもさんも来てましたけど。あれは?

あれ僕の……いやファンですよ(笑)。子どもじゃないです、ファンです。

__あの男の子が、タイチさんの姿をジーと見つめていたのがすごく印象的でした。

子どもに一番何かを与えたいと思います。ああいうファンが一番うれしいですよ、本気で(笑)。うん、東京でも頑張ります。

 

前のイベント

イベントレビューに戻る
rpph

rpph

rpph

rpph

rpph
 


お問い合わせ会社概要ポリシーサイトマップこのサイトについてスタッフ募集!
Copyright (c) Nozomi,inc All Rights Reserved.