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おのぞみドットコム昭和・平成、音故知新>「GOING UNDER GROUND tour“every place”」1/2
平安京エイリアンvol3
一区切りついた毛家kんが今までないんです。”これで僕の青春は終わり”とかって。
GOING UNDER GROUNDの曲を聴くとなぜか青春時代を思い出す。2年前彼らを知って以来、ずっとその理由が知りたかった。彼らはどうしてそんな音楽をつくるのだろうか。それは彼らがミュージシャンとして駆け出した頃に何か理由があるのだろうか。青春時代を思い出す所以、駆け出した頃のゴーイングについて語ってもらった。

__ブルーハーツに憧れていたとお聞きしたのですが、結成当時はどんな曲を作ってらしたのですか?

ゴーイングをやってた時は、イギリスの何か古いロックみたいなキンクスとか、そういうののビートバンドみたいなのをずっとやてて。最初はそういう感じですかね。スーツ着てやってましたね(笑)

__笑、それはスタイルとしてですか?

そう、もう格好からだろみたいな(笑)。モッズバンドになりたかったから。

__その頃って、中学生でしたよね?

ゴーイング結成したのは高校1なんすけど、その前にバンドやってたのはジョーさん(河野,ds)以外の4人で、中学校の時バンドやってて。それはもうブルーハーツのコピーとかそういうコピーバンドですね。

__そうなんですか。ゴーイングを結成した当時はどんな高校生だったのですか?ふざけてる?おちゃらけてましたか?

いや、おちゃらけっていうかなんつーか。どんな感じかな普通の高校生でしたね。悪くもなく良くもなく。

__目立ちもせずみたいな?

目立ってはいましたね。

__それは見た目的に?やってることでですか?

もともと目立ちキャラだった…俺目立ちたい人だったから、小学生の頃から(笑)。ちっちゃい町だから、あいつは誰だとか知ってるじゃないですか。そういう感じでしたね。

__ゴーイングさんの曲って、私が一番青春してた頃のテーマソングみたいなんですよ。

あ、マジっすか!?

__はい、他の音楽ももちろん聴いてたんですけど、他のはテーマソングになり得ないんですよ。で、ゴーイングさんのがすごくバッチリ当てはまってて。で、何でかな?って考えた時に、もしかしたらゴーイングさんの中学生時代や高校生時代っていう青春時代ってのをそのまま音楽にしたからかなぁと思ったんですけど。

俺もね、それいつも何か聴いた人に“自分の青春時代を思い出した”とかいろいろ言われて何でだろなって思ってて。俺別にそういうつもりでは作ってないから。でも悪くないしそう思われるも。したら、俺なんか学校をちゃんと卒業したことがないってことに気がついたんすよ。小学校以来。なんていうんすかねー、だからみんなで集って卒業式ってのに出たことがなくて、で、中学校はまあ義務教育なんで一応卒業して。でもまだ地元いっしょじゃないですか。で、高校行って、でも俺高校やめて、んで新しい高校また入ってそこも6年くらいいたんですよ。22、23歳くらいまでいて。

__それは行かなかったんですか?

行かなくて、それででも卒業したんですよ。だから、卒業式ってのに出られなくて。高校生の卒業式って結構重要じゃないですか?これから就職する人もいれば、大学生になる人もいて、ある意味本当のお別れじゃないですか。そういうのをね、俺、経験してこなかったから。自分の中で一区切りみたいな、“これで俺の青春は終わり”とか、“今日から気持ち入れ替えて社会人として頑張んなきゃ”ということが今までまだ無くて。たぶんだからかなって。変わらない幼馴染のメンバーでいるから、だからたぶんそういう風に感じるのかなって、さっき自分で考えました。

__大学の最後に授業がある日にも、私「かよわきエナジー」が好きなんですけど、あれをずーっと聞いて学校行ってて、そしたら大学時代のことがすごいうわーって思い浮かんで泣きそうになってくるぐらいだったんですよ。で、何でか?って考えてたんで。

だから、大学の卒業式なんか本当のお別れじゃないですか。もしかしたらもう二度と会わない人とか、どうしてるのかわかんないような人とかもおじさんになったりとかおばさんとかになったりとかしたらいるじゃないすか。そういうのわかってるから余計、…なんつーんすかね、つらいし、うん。何かそういうの俺は経験したことないからわかんないんすけど、そういうのだと思うんだよな。

__そうですねー。…青春を感じるのって、結構ね松本さんの声もポイントになってくると思うんですよ。変な意味じゃなくって、男っぽくないじゃないですか。頼りないとかじゃなくって、男臭さがとかが全然無くって、いつも澄んでる気がするんですよ。中澤さんがたまに歌ってらっしゃいますけど、中澤さんもそうですよね。

そうっすねぇ。

__あんまそういうのって、意識してらっしゃらないんですか?

なんかもうずっとこういう歌い方で。なんか逆に最初、何か誰それっぽい歌い方ってのがすごいいやだったってとこから始まって、ただ歌ってみるか、みたいな。自分の声でみたいな。そしたらもうこういう声しか出なくなっちゃったみたいな。でもちょっと俺コンプレックスですけどねー。

__え?声ですか?もっといかつい声になりたいとかですか?

いかついっつーかねえ、何か、男臭くてもいいのになあって自分で思ったりもするし。なんか、まあでも自分の声をあんまり気に入ってる人っていないと思うんだけどな。

__笑、それはそうですよね。こんなバンドになりたいとか、こういう音楽をつくりたいっていうのは昔っからあるんですか?

俺らすごい格好からいっつも入るんですよ。

__あ、スーツとか(笑)

スーツとか(笑)、例えば何か、なんだろーな。ニル・バーナのコピーバンドみたいにやってた時は、ボロボロのジーンズはいてさあみたいな。だからそういう格好ってのが、遊びみたいな感じで、ようはもうパクリみたいなことずっとやってて。5人になった時に何か全然何もこういう曲つくりたいとか、誰々っぽい曲作りたいっていうのじゃなく曲ができたんすよ。その時に何か、俺達がずっとバンドとかやってて、高校の時もやもやしてたのって、それで晴れたっていうか。“あ、こういうことが俺達はやりたかったんだ”っていう。ただ何か自分達の作った音楽を演奏して、そういうバンドになりたかった。誰々っぽくとか、どういう音楽路線でとかはもうまるっきり無くて。ただ、5人で作れればいいやっていう。それだけですよね。

__何か、ミュージシャンになる人って誰かに憧れてっていう人がほとんどじゃないですか。そうすると、何か自分独自のを見出せないと結局は二番煎じみたいになって、似通った音楽を出しちゃう人って結構いますよね。

そうですよね。

__でも、ゴーイングは全然違うと思うんですよ。オンリーワンやなってずっと思ってて。

あーうれしいっすねえ。

__うん、ほんとに実際にゴーイングさんを聴いたことない人に“ちょっとこれ聴いてみて”ってCD渡すじゃないですか。ほんなら、こう、自分が若い頃のことをふわーって思い出して涙出てくるって言うんですよ。他の人も涙出なくても昔の自分のことを思い出すし、こんな人おらへんって言うて、オンリーワンやって言うてたんで。

ああーうれしいっすねえー。

__それってやっぱ、人と違うものを送り出したくってやらはったんかな、どうかな?っ手思ってたんで、今お話聞いてわかりました。

そうっすね。でもね、最初はやっぱ何だかわかんないみたいな。“どういう音楽やってんの?”って聞かれても、自分達でも“いやぁ、ちょっとよくわかんない”みたいな。普通の歌なんだけどねえ、みたいな。そういうのはあったんすけど、でもようやくここ最近、俺らが作る曲ってのはこういうものでっていうのが、ちょっとずつですけどようやく認知されてきたってのはあるかなってのは自分でも感じるし。

__私が思うには、『かよわきエナジー』以前と『ホーム』以降では聴いてて感じが違うと思うんですね。どう違うかって言うと、『かよわきエナジー』以前は青々した感じがまだまだあったんですけど、『ホーム』以降は、…青春期は人間的に深みが増すじゃないですか

そうなんですよ、苦さがね、たぶん混じったと思うんですよ。

__そう、そうなんですよ。それってやっぱりご自覚してらっしゃいましたか?

苦かったですもんだって!かよわき作るまでってのは普通に地元にいたし、地元で普通に実家に住んでてとか。で、何でもないっつーか。別に食べることにも困らないし、で、特別な別れもないしみたいな。かよわきに入ってる曲っては、もともと結構前からあった曲があったりとかして、それ以降の曲っていうのは、東京に出た後に作ったもので。俺一人で東京でたんすけど、全然友達できなくて。で、まだメンバーは普通に地元に住んでたから。そういうところで、一回一人ぼっちになった時に、ほんとに超考えて。

__声とかも変わられましたよね?さっき自分の声はコンプレックスやっておっしゃいましたけど、でも昔の曲よりもずっとしゃがれるっていうか、ぐっと大人っぽくなられたというか。

大人っぽくなりましたよねー。

__あ、大人っぽくなんて言うてすいません!失礼ですよね、ごめんなさい(笑)

笑、いや俺もね、でもね、それはすごい感じる。たまに昔の曲とか聴くと、なんかすっげー、顔想像できねーやみたいな(笑)。確かにそれは、かよわき以降っていうのは絶対あると思うし。『かよわきエナジー』の中の「かよわきエナジー」は東京へ出てかた作った曲だし。「ボーイズライフ」は昔に作った曲だったりとかしますよ。

__今作りかけの曲とかありますか?

ありますよー。

__どんな感じなんですか?

何て言えばいいんだろなー…。ロックとか、ポップスとか別にどうでもよくて、うーん…「歌」ですかね、「ホントの歌」っていう。

__っていうと、バックはシンプルなんですか?

シンプルだし、でもエモーショナルな部分もあるし、何って言うかなー…これ言葉にできないんだよなー。誰でも思うようなことを、感じることを、俺は歌ってると思ってるし、今までもずっと。別に難しいこととか、自分が発見したこととか、そういうことじゃなくて。普通に暮らしていく中で、こうだったらいいのになとか、こういう風に思うんだよとか。だから、俺今25ですけど、25歳が感じる…って言ったら軽いかな?ホントもう歌。技術論とか、テクニックとか、方法論じゃない音楽っていう感じかな。すごく難しい。

__わかります、伝わってきます。その曲以外に、今こういう曲が作りたいとかありますか?曲ってその時その時に沸いてくるものだから、あんまり意識されてないですか。

いや、作りたい曲とかいっぱいありますよ。ドラマの主題歌みたいな、それは自分が思い出に残っているドラマの主題歌みたいな、そういう歌をすごい作りたいかなっていうのがある。何つったらいいんだろな、いろんなこととまじわえるっていうそういう曲を作りたい。

__最後にですね、このライブへの意気込みを。

このライブ。俺、磔磔もーすげー4年ぶりくらいなんすよ。で、久々に来て、京都のワンマンも初めてじゃないですか。学祭は出させてもらったことあるんですけど。ライブハウスでは初めてだから、とにかくね今日曲順もすごいいいんで、燃えますよ(笑)。男のコっぽさ全開で参ると思うんですね。

__笑、わっかりました、楽しみにしておきます。私ね、2年くらい前に十三ファンダンゴであったライブを見させてもらったんですけど‥

ワンマン!

__そうなんですよ。

あ、一番最初のワンマンだ!大阪での。

__あの時に、チケットを取り損ねて、もうライブハウスにしかないって言われて。で、当日まで取り置いてもらえへんって言われて。ライブの3日くらい前に京都から大阪まで取りに行って、んで3日後に見に行ったっていうことがあります(笑) それでもうすごい感動したんです。

ありがとうございます(笑)。あれねー、すごいほんと俺もすんごい感動した。

__それを思い出して、下でリハを聞かせてもらって涙出そうになりました。

え?今日見ていくんですよね。ぜひぜひ、楽しんで帰ってください。

__はい、ありがとうございました。


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