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おのぞみドットコム
>昭和・平成、音故知新>EMMA HOUSE
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ハウスビリーバーの先輩はその夜、換えのTシャツとタオルを持ってきた。「どんなけ踊るつもりやあんた!」、と心の中で叫びつつ、階段をすべり降りフロアに流れ込んだ。
床なんて見えたもんじゃない。ええ塩梅にアルコールが回った客がぎょーさん!!!踊りまくってる。たいそう気持ちよさげ、半眼になって首を上へ下へとクルクルしてる。ええ夜やのう。DJ
MAMEZUKAがまわす前でノースリの兄ちゃん(小僧含む)たちが暴れまくってる。「今夜はえらい体育系やな」、先輩がニヤッと言った。「今のニヤは何!?」、サムボロ出つつ心の中でまた叫んだ。けどそういえばエエ感じで筋肉つけてからに焼けた兄ちゃん(小僧含む)たちが多!これじゃもう大衆風呂状態だね。あっちでワー!こっちでウォー!アゲアゲムンムン、背中が綺麗なネエちゃんたちも溶け込んで、フロアはみるみるムッツリムードに。(※いい子は、いいから早くお帰りなさい。)
今夜はとりあえず止まらんたまらん。すんごい人気だDJ MAMEZUKA!今夜のキング・オブ・ワールド、EMMAが来るまえにこんなあげといてええん!?その遠慮なさにかえって興奮する自分に一喝。ってかね、もうバトルフィールドなわけよ、ここが。女でそれしたらかっこわりーけど、男ならかっけーわけ。ゾクっとするよ。
「大西さん、どうよ〜」、先輩が帰ってきた。汗ぐっしょりだ。「俺、あんま好きちゃうわ。早よEMMA来ーへんかな」・・・「ちょっとあんた!額から汗流れ落ちとるがな!おもしろないってえ!?踊っとったんちゃうんかいなー!」、今宵3度目の叫びを噛み締めつつ、フロアに戻る先輩を見送った。
それと同時か数秒遅れでDJ EMMAがブースに立った。アゲ方が全然違う!ってか強引すぎる!期待を裏切ったり、たまにおいしいとこあげたり、なんつーかS!エス攻めですよ。期待を裏切られた客の手持ち無沙汰には同情したけど、気の向くままにやりまくるEMMAよブラボー。で、もひとつおもしろかったのが、DJはあくまでDJにすぎないって意識を客からすごく感じた。「いいから音だせ、躍るから出せ」みたいなちょっと強引な感じ。本能で躍るっていうより「やってらんねーから躍る」っていうか。本気、バトルフィールドだったよ。
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