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おのぞみドットコム昭和・平成、音故知新>Ninja Night <新撰組ナイト>
Ninja Night <新撰組ナイト>
新撰組 is back 忍者たちの宴、現代版。
今年もハチャメチャなイベントがやってきた。

拙者、行かないわけには行きませぬ。いざ、メトロ!!

ABSOLUTE FREEDAM ORQのライブはすでに始まっていた。
ジャングル的、と言えるだろうか。熱帯地方を想起させるような演出だ。音楽は想像力までも育ててしまう。さあ、服を脱いでダンスウィズミー。目をつぶればそんな光景がいつだってスタンバイ。たちまち体を襲うのは横揺れ震度5。このスリリングでなおかつダンサブルなリズムは、このバンドのグルーヴが生みだす極上の世界観だった。「やめられない、とまらない」とは、えびせんではなかった。まさにこんな音楽に触れた時の一言だろう。

このテンションはダウンしない。今夜はDJ陣もアゲアゲである。ぼーっとしていれば、不意打ちを喰らう。そんなところが忍者らしい。平静を装っていた僕も、我慢できずにフロアへ出陣。主導権はもはや忍者側、すなわちDJ側である。何度もおいしいところを持っていった。もはや忍者には敵わない。

白装束を身にまとい、女性を引き連れ現れたのは山口とも。NHK「ドレミノテレビ」のお兄さんである。もうその存在が楽器だ。なぜなら、動けば音がする。彼は体を動かして様々な音を出し、謎の楽器たちを奏でる。既存の楽器は出てこない。今夜はペットボトル(?)までもが楽器だ。そして、長さの違うガラスのようなものを叩いて旋律を作った。横で踊る女性からも、動けば衣装から音が出る。そんな不思議な合奏が、見事な音楽となり、優しい空間を演出した。笑うだけでは済まされないこの「なんちゃってアラビアンナイト」は、貴重な音楽の授業でもあった。

休む間もない、というよりは休む気がしないのが、このイベントだ。人気芸妓でありジャズシンガーでもあるMAKOTO率いる“MAKOTO&くの一”のパフォーマンスでは、このイベントのフリーダムな精神が証明された。面白いものはなんでもやってしまう、楽しいことをやらずにはいられない、そんな雰囲気が貫かれているように感じた。結果的に「今日は帰りたくない」みたいな感じまでお客を酔わせてしまうのが、このイベントなのである。

さてさてイベントも終盤、DEMI SEMI QUAVERのお出ましだ。いや今夜は、新撰組のお出ましだ、と言う方が正しい。ボーカルのエミ・エレオノーラは豪華な冠にセクシーなコスチュームで、他のメンバーは、あの新撰組な衣装で登場。まさに新撰組の現代版だ。だからと言って外見だけ語るわけにもいかない。その根本にある、彼らの濃厚な演奏がどうしても見逃せない。縦揺れ震度7。分厚いサウンドが狂気的な歌声に重なる。フロアは激しく波うった。過激なロックから、しっとり歌謡曲風まで調理のレパートリーは多彩だ。圧倒的な世界観に、腰を抜かしてしまってもいい。むしろそれが快感に変わるのならば、腰を抜かしておくべきだ。DEMI SEMI QUAVERは、強烈なインパクトだけでは終わらない、一貫して軸のある音楽を聴かせてくれた。

裏切ることのないビックリとトキメキ。予測し得ない展開に、そしてその新鮮さに、何度も殴られたような感覚に襲われたのは僕だけだっただろうか。
今夜は皆、忍者たちに、そして新撰組に一本取られたはずだ。

LIVE  DEMI SEMI QUAVER, ABSOLUTE FREEDAM ORQ
客人  武内享 , MAKOTO, 山口とも , MITCH'S
DJ  UJ , MISA ,テラシィ, DJ KO? , Konny Wood


text by 三浦 裕一朗


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ABSOLUTE FREEDAM ORQ
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