進化する「手拭い」 京都にあり。

町家手拭

町家手拭

永楽屋 細辻伊兵衛商店

1260yen

手拭いときくとタオルやハンカチを連想しがちですが、厳密には違います。手拭いには巾が33〜40センチの小巾木綿をつかった長方形型のもので、生地を裁断せずその大きさにあわせて織ったものをいいます。その使い道は、手拭きとしてはもちろん、ティッシュケースを作ったり、ペットボトルを包んだり。かばんになったり、額に入れて飾ったり。とてもさまざまです。


現代に甦る『町家手拭』

創業約390年になる綿織物商エイラクヤのブランドである、永楽屋細辻伊兵衛商店がつくる『町家手拭』には、ガイコツの舞妓や、船を漕いだりやスキーをすべったりする舞妓さんを描いたもの、エンマさまや鬼を描いたもの、ドライブの風景を描いたもの、などユニークな柄がそろいます。明治初期から昭和にかけて実際に生産、製造していた手拭いを、2000年、14代細辻伊兵衛さんがそれを現代に合うスタイルの提案とともに再現したのです。

『私は昔「桃太郎」と云われてました』

永楽屋細辻伊兵衛商店の看板キャラクター『私は昔「桃太郎」と云われてました』は昭和初期くらいに考案されたものだそう。丸みを帯びたフォルムに、大きな目、赤と黄というカラー。このキャラクターをよく見ると、足もとには小さなサルとキジが。うしろには人の姿があります。実はこれが桃太郎をイメージしたもので、大きく描かれている『私は昔「桃太郎」と云われてました』は、実は犬をイメージしたものなんです。先人のアイディアはユニークで、奥が深いですね。

手拭いの新しいあり方を提案していく

復刻した当初、手拭いは「なじみのないもの」として受け入れられました。それを解消するためには、現代に合った手拭いのあり方が必要でした。自ら「手ぬぐいプロデューサー」を語る14代細辻伊兵衛さんは、アパレルブランド店の店長を務めて高い実績を上げるなど、現代の流通や市場についてはもはやプロ。その知識を生かして、文字通り手拭いのあり方をプロデュースしています。手拭いは一般的にタオルやハンカチと同じ使い方をしますが、それ以外に柄のおもしろさから額に入れて飾ったり、タペストリーやテーブルセンター等インテリアとして部屋に飾るという新しい考え方も紹介しています。また素材の加工のしやすさからカバンや服地の素材としても提案しています。失われつつあるすばらしい日本の文化を、昔のままでなく現代に合った形で新しい流通を図り、再生していく。『町家手拭』の役割はとても大きそうです。

[永楽屋細辻伊兵衛商店 本店]Data

店名:
永楽屋細辻伊兵衛商店 本店
【えいらくやほそつじいへえしょうてん ほんてん】
住所:
京都市中京区室町通三条上ル役行者町368
電話番号:
075-256-7881
定休日:
なし
交通:
地下鉄「烏丸御池駅」下車徒歩3分
営業時間:
11:00〜19:00

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