
京都タワー
京都の大玄関、京都駅ビル前にそびえたつ京都のランドマーク、京都タワー。なんともいえないユニークな形でありながら、すでに京都の町にはかかせない存在に。地元の人も意外と知らないタワー建設にまつわるあんなこと、こんなこと。
そもそもなぜ京都タワーって、他のタワーと違ってビルの上に建っているのか、不思議に思ったことはありませんか?
京都タワーができる前、その場所には京都中央郵便局がありました。昭和28年に移転が決定してからは、そこが京都駅前の一等地であるため、京都市の発展のために慎重にその利用が検討されました。時は昭和30年代。東京タワーが建てられ、通天閣が再建されるなど日本はタワーブーム。そんな時、京都中央郵便局跡地には、京都市の観光の拠点とするための観光センタービルの建設がすすめられていました。建設も大詰めの昭和36年、横浜に横浜マリンタワーが完成。これに刺激を受けた専務さんが、「京都にはタワーが無い」ということで提案したのが京都タワー誕生のきっかけ。そのため京大の棚橋教授によって、計画途中のビルの上にタワーが建つかという検証が行われ、昭和38年には工事を開始、昭和39年12月に高さ131メートル、重さ800トンの巨大なタワーがビルの上に建設されるにいたったのでした。
京都タワーの独特の外観、「ろうそく」の形と言われることが多いですが、設計者は「灯台」をイメージしていました。個性的でありながら歴史ある京都の町並みに馴染ませなくてはいけないので、東京タワーのような鉄骨むき出しのものではいけない。そこで町家の屋根瓦を海の波に見立て、「京の町を照らす灯台」として京都タワーは設計されたのでした。しかし景観については賛否両論。激論が交わされる中、賛成派から「京都タワーはお寺を尊重してろうそくのイメージでつくるので、景観を損ねない」という主張があがり、「ろうそく」に見えなくもなかったので、あえて「灯台」とは主張しなかったのだそうな。
驚くべきはタワーの構造。鉄骨むき出しどころか、一切鉄骨を使っていないのです。飛行機やエビやカニのような構造で骨組みは無く、薄い殻で全体を支える構造。塔身はなんと薄さ12ミリから22ミリの鋼板の円筒が繋ぎ合わされてできています。この「応用外被構造」と呼ばれる構造のタワーは日本初。一般建築の2倍の安全値で作られ、阪神大震災では肉眼で分かるほど揺れたのに損害は無かったといいます。
京都ブームにともなって、京都タワーの展望客も増えているそう。ですが京都タワー人気には立役者が他にもいます。それが平成16年にタワー開業40周年を記念して生まれたキャラクター「たわわちゃん」。東京タワーの「ノッポンくん」のところまで遊びに行っちゃうそのゆるーい雰囲気に魅了される人続出!
そして京都出身バンドの「くるり」は、ベストアルバム「ベストオブくるり/TOWER OF MUSIC LOVER」のカバーに昼と夜のタワーの全景を利用。京都タワーが全国のCD屋さんで目撃されることに!
一度ゆっくりタワーを見上げてみて、あなたなりのタワーの魅力、発見してみるのはいかがでしょうか。
[京都タワー]Data
- 施設名:
- 京都タワー
【きょうとたわー】 - 住所:
- 京都市下京区・JR京都駅正面
- 電話番号:
- 075-361-3215
- 定休日:
- 無休
- 交通:
- JR京都駅下車 中央改札出てすぐ
- 営業時間
- 9:00〜21:00
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