昔からある天然の塗料、それが漆です

昔からある天然の塗料、それが漆です

「漆は防水・防腐効果のある天然の塗料で、化学塗料にもひけをとりません」 自信たっぷりになちや店主塩崎守さんは言う。確かに、そう考えると先人の知恵って素晴らしい。なちやの漆器は、一つ一つ、ハケ跡も残らないように丁寧に、手作業で漆が塗られている。


塩崎さん
MR漆の器  

「真打、MR漆の器」

よいこと尽くしの漆にも、熱に弱いという弱点がある。しかし、それを克服したMR漆を使った漆器は、食洗機で洗っても大丈夫。ただ、MR漆は従来のものより塗りが難しく、上塗作業をできる職人が日本に2人しかいないそう。

筆入れ  

「筆入れ」

名前なら、篆書体辞典でまずその字を探し、それを見ながら、筆を入れる。
普段使わない字体の分、辞典を確認しながらの細かい作業。
イラストは、フリーハンドで。長年のセンスとキャリアで描かれていく。
漆芸家・林(はやし)玖瞠(くみ)さんが1個1個手作業で筆を入れるので、本当に世界に一つだけの漆器となる。

編集部からのおまけコメント

なちやという不思議な店名。その由来を聞くと、納得の答えが返ってきた。
なちやは、もともとは、和歌山県で材木商をされていたとのこと。和歌山といえば、熊野。熊野といえば那智(なち)の滝(たき)。そう、那智の滝の「なち」が店名の由来なのだ。