梅雨だって、なんのその!マンガを楽しむ京都のカフェ
みなさん、京都国際マンガミュージアムに行ったことがありますか?
平日はオフィス街の顔をもつ烏丸御池ですが、
週末ともなればミュージアム前の芝生に寝転びながら、マンガをむさぼり読む大人たちや、
コスプレをした外国人も集まってきます。
そこには、通勤電車の中でマンガを読むおじさんの切なさはなく、
大人の「娯楽」として、マンガが再評価されている様子が見られます。
日本最古のマンガと伝わる「鳥獣人物戯画」(国宝)を保持する高山寺がある京都だけに、
マンガに対してウェルカムな土壌が培われてきたのではないでしょうか。
梅雨入りし、芝生でゴロゴロが難しくなる今の時期、
マンガにこだわりのあるカフェを楽しむのはいかがでしょう。
京都には、自由に手にとれる本がずらりと並び、
コーヒー1杯でも長居させてくれるありがたい存在のブックカフェがたくさん。
お店の人の趣味によってセレクトされた本は、
普段は自ら手に取るジャンルのものではなくても、
そのカフェの空間にあることで、ふと手に取ってしまう。
そんな出会いがブックカフェの魅力のひとつなのです。
今回ご紹介するのは、VIVA LA MUSICA!
京都造形大学を少し北に上がった通りの西側にあるカフェバー。
地下にある店内の壁には、
西アフリカのジャンベ、ラテンアメリカのコンガなどの民族楽器がずらり。
嬉しそうに漫画を持っているのは、オーナーの植松さん。
植松さんご自身ももともとドラマーだったものの、しだいにアフロ系パーカッションに傾倒し、
エスニックなテイストのお店を開くことになったのだとか。
さて、このお店の一角にひそむマンガの棚。
これらのマンガは、植松さんの私物やスタッフさん、お客さんが
自分のオススメを寄付し自然に集まったものだとか。
そのセレクションは、キラキラの少女系?スポ根系、
現在連載中の人気漫画から30年ほど前に発刊された
知る人ぞ知るマニアックなマンガまで、
バラエティ豊かで個性的。
今回は、その中でもベスト3を選んでいただきました!
第1位
『7SEEDS』田村由美(『月刊flowers』で連載中)
ストーリー:巨大隕石によって、近い将来に地球上の生物は全滅するという学者の予測から、政府がつくったプロジェクト「7SEEDS」。知らないままに冷凍保存された普通の若者たちが、砂漠化した地球でサバイバル生活を送る。
植松さんコメント:近未来の壮大でワクワクする話。
第2位
『聖☆おにいさん』中村光(『モーニング2』で連載中)
ストーリー:ある日、ブッダとイエスが下界でバカンスをしようと東京都立川の安アパートで、「聖」という名字で共同生活を始める。熱心なブロガーなイエスと、趣味はシルクスクリーンというブッダのシュールな日常コメディ。
植松さんコメント:ちょっと疲れた時に、ジワーと笑いがこみあがる。
第3位
『男組』原作:雁屋哲、作画:池上遼一(『少年サンデー』で1974?1979年まで連載)
ストーリー:刑務所に父親殺しの罪状によって服役していた少年が特待生として呼ばれる。2人の大掛かりな戦いは、「影の総理」と呼ばれる日本社会に潜む闇にまで迫ることになる。
植松さんコメント:「男とは!」という作品。硬派なヤンキーが男の生き様で魅せる。
(おまけ…)
最後まで3位の『男組』と悩まれていたのが、
『エースをねらえ!』山本鈴美香(『週刊マーガレット』で1973?1980年まで連載)
ストーリー:テニスの「テ」の字も知らなかったヒロインが、さまざまな困難を乗り越えながら一流テニス選手へと成長していく。
コメント:スパルタの代名詞である宗方コーチの死から、単なるスポ根ではくくれない人間ドラマがあり、人の命とは…と語る作品。
ちなみに、『男組』はいかついタッチなので、男性にもついつい敬遠されがち。
本棚の目立つ場所にあるにも関わらず、あまり手にとってもらえないのだとか。
この機会にどうぞ!
こちらのカフェバーは、フードも充実。
漫画と一緒に食べたいオススメメニューは、
イカ、タコ、アサリなどの魚介がたっぷり入った「パエリア」!
通常のスペイン料理店では2?3人前からのオーダーですが、
ココでは1人前500円から楽しめるんです。
適度に明るい照明、民族音楽がここちよく響く中で、
一日中マンガの世界に浸ってみませんか。
6月14日?28日の7周年期間中は、
平日・週末関係なくイベントが盛りだくさん!
19時以降はドリンク全て100円オフというサービスも。
HPでスケジュールを確かめて、足を運んでみてください。
これからのオススメイベント
7月13日(月)20:00?
ブラジル出身、現在スペインで活動中のシンガーソングライターLEO MINAX(レオ・ミナックス)。
日本ではあまり知られていませんが、国際的に評価を受けており、植松さんもオススメとのこと。(予約はお店まで!)
住所:白川北大路2筋下ル西側白川ビル1階
電話:075-723-3297
時間:8:00?26:00
定休日:木曜
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Text by Kurumi Kinugawa
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