「サラリーマンを辞めて、レコード屋でアルバイトを始めました」
仕事を辞めた理由などは、あまり話そうとしなかった。静かに、過去を振り返っていく店主。
「 [スローターハウス](伝説のレコード屋と言われる。)でアルバイトをしていました。2年ほど働いてから独立し、当初は、5、6千枚しか手元に持っていませんでした」
といっても、5、6千枚ってかなりの枚数だと思うけれど。
「京都の大学に通い始めてから、いろいろなレコード屋さんに通うようになりました。ブーツィーズ・レコード・ショップ、ビレッジ・グリーン、HOT LINEへはよく通ったものです。どれも居心地のいいレコード屋さんですね」
「そこでよく買っていたのが'60年代UK物です。もうほんっと、好きですね。ビートルズやキンクス、スモール・フェイス…ビート系が好きなんですよ。でも、ビート系にこだわって聴いてるわけじゃなく、“この曲いいな”っていうので聴きます。当たり前ですけど、いろいろな音楽を聴いて初めて、自分が好きな感じ……性に合うと言うのでしょうか、そういった音楽がわかってきますよね」
坂本さんが、そうしてたどり着いた音は何ですか?
「んー…、昔から好んで聴いていた'60年代から'70年代ものですかねぇ。UK物が特にすきですけど、ジャムも好きですよ。ジャムといえば、ポール・ウェラー。スタカン(スタイル・カウンシル)が解散した後はソロデビューを果たし、UKロックでの地位を不動のものとしたわけですが、変わらずずっと好きですね」
レコード屋さんって、どういうものですか?
「僕の場合は、古物商ですね。好きな古物を集めているだけですから。そして、お客さんが気に入ったものを買っていく。それだけのことです」
それだけのこと。ささやかに見えるが、大きな喜びがあると思う。
「レコード屋のおっちゃんは」の取材で毎度覆される言葉がある。“好きな仕事なんてできひんぞ”――高校時代の担任や父親は、声を荒げてそう言っていた。その度に反抗してきた自分。いろいろな原因が重なって彼らは好きな仕事をしていない。だけど、偶然が重なったり、縁だったり、努力だったりが原因となって、好きな仕事をしている人たちが実際にいる。
十人十色とは良く言ったものだ。人それぞれに、生きる方法はいろいろある。その“いろいろ”の中で、自分の仕事を見つけることは難しい。だが、時間がかかっても見つけ出す価値はある。いや、むしろ時間はかけるべきだ。レコード屋のおっちゃんからいつも教えられることは、可能性=自分を見捨ててはいけない、ということだ。
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'60年代から'70年代ものを中心に、ビートミュージックやオールドロックを多く取り扱う。ジャズやボサノバ、フォークもあり、オールジャンルを取り扱っている。レコードが約15,000枚、CDが約5,000枚。静かでこじんまりとしたショップでは、ゆっくり落ち着いてレコードが探せそうだ。
| 住所: |
京都市中京区寺町三条下ル永楽町224
とーべえビル302 |
| T E L : |
075-213-3338( FAX兼) |
| 営業時間: |
12:00PMから20:00PM |
| 定休日: |
無休 |
| HP: |
http://www.happyj.net |
| MAP |
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ご覧のとおり、レコードやCDがびっしり詰め込まれています。VHSもあって、映像的にも楽しめるようになってます。

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ノスタルジックなモノクロの写真がずらり。美人揃いなのがうれしいところ。
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新京極と三条通りの交差点、南西角にある“とーべえビル”。ここの3階にHAPPY
JACKがあります。下の看板が目印↓
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| ビルの階段を上がってすぐに銀色の扉が。ここのむこうがHAPPY JACKです。 |
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