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西片 友樹 |
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【12月24日】
ネット動画はどうだvol.2
なぜか格闘技のテレビ放送が欠かせなくなってきた、ここ数年の大晦日。今年もまたやるみたいですね。格闘技マニアからにわかファンまでが注目対戦カードの勝敗予想を熱く語っているのも、まさにこの時期ならでは。僕自身は格闘技全般に詳しくないのですが、それでも「また曙がまた戦う」とか聞くと妙に興奮します。
さて、今回取りあげるのは、僕みたいな格闘技シロウトでも知っているアントニオ猪木やジャイアント馬場の映像が楽しめるプロレス映像サイトです。
http://home.intercity.or.jp/users/
saigou/baba/baba.htm
このプロレス映像サイトは西郷和寿さんという、なんとあの西郷隆盛の曾孫にあたる方が個人で運営されています。動画の中身はプロレスマニアにはたまらないレア映像ばかり。テレビ放映もされず、ビデオにもなっていない幻のタッグマッチを観ることが出来るのです。プロレス界の裏ビデオってやつですね。マニアじゃなくてもアントニオ猪木、ジャイアント馬場、タイガーマスクといった有名レスラーの全盛期を観ることができるので結構楽しめますよ。ただ、映像が荒いのでずっと観ているのはつらいですが。しかしこれ、テレビ収録もされてないのにどうやって撮影したのやら…。
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【10月29日】
ネット動画はどうだvol.1
2ヶ月ほど前からeo-netというサイトで動画制作を始めました。1分ほどのお店紹介映像を中心に、「使える動画」作りを目指して日々邁進しています。とまあ、自分がネット動画を制作するようになり、当然の成り行きで他のネット動画をチェックするようにもなりました。そんなわけで、このコラムでは「使える動画」をキーワードに、見てソンはないネット動画を紹介していきたいと思います。
さて、今回取りあげるのは「キューピー3分クッキング」。
http://www.ntv.co.jp/3min/
テレビで放送されたものをその日のうちにネットで配信。これはかなり使えます。料理番組って材料のメモが大変だし、その日に作らないと調理方法も忘れるでしょ。その点、ムービーで繰り返し見直せるのはありがたい。レシピはテキストで確認して、調理の手順はムービーで。ただ、ネット動画版はキューピーのテーマソングが流れないので残念。著作権料の問題でしょうか。あと、バックナンバーは映像が低品質です。「3分クッキングDVD」が販売されているので、これは仕方ありませんが。
見てもらえました?これは使えるでしょう。今夜あたり、使ってみてください。次回も見てソンはないネット動画を紹介するので、乞う御期待。
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【10月5日】
『安全カミソリと電気シェーバー』
映画やドラマの中でよく耳にするセリフ。「世の中には2種類の人間がいる。○○する人間と、○○しない人間だ。」木村拓哉も言ってます。「世の中には2種類の人間がいると思うんだ。開いてる奴と、閉じてる奴。」何かのCMですが。
ちょっと前、電気シェーバーを買いに行った時にふと思いました。「安全カミソリを使う人と電気シェーバーを使う人。2種類の人間、2グループの特徴は何ですか。」全世界のヒゲソリストにアンケートをとって、ヒゲの剃り方を聞いたら統計データから何かわかるでしょうか。それとも米派かパン派かみたいな好みの問題でしょうか。
そもそも、人間は石器時代からがヒゲを剃っていたようです。歴史家に言わせれば、人間がヒゲを剃るのは敵がヒゲを的に攻撃してくるからだったそうです。そんな的はいらないと。また、ヒゲの価値観は時代や地域によってかなり変わっています。メソポタミア文明の時代には「ヒゲにかけて誓う」という言葉があるほどヒゲが重んじられていたようですし、その一方で17世紀のロシアではヒゲを剃ってない者には税が課されたといわれています。以上、ヒゲのことを調べてみましたが、安全カミソリ派と電気シェーバー派のこととはあまり結びつきませんでした。
さて、困りました。違いはないのでしょうか。・・・わかりました。安全カミソリ派はアウトドア派、電気シェーバー派はインドア派です。「安全カミソリ」は「安全」と形容されているものの、裏を返せば「安全」と付けざるを得ないほど危ないはず。それゆえ、CMで「キレテナーイ」といわざるを得ないのです。そんな危険を承知で安全カミソリを使う人間は、どちらかといえば冒険好き、アウトドア派です。・・・どうもしっくりきません。安全カミソリ派と電気シェーバー派、2グループの違いを知っている人はcosta@nzm.jpまでご連絡ください。
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【9月9日】
耳かき
「無人島に行くなら何持っていく」的な質問をごくたまにされますと、まあ相手も真剣に聞いてるわけじゃないですから適当に答えてます。で、ちょっとまともに考えてみたのですが耳かきなんかいいんじゃないかと思います。
あんな繊細なフォルムの道具は無人島で作れる気がしません。他の生活用品は無人島でも何とか代わりの物を調達できる気がします。そんな必需品・耳かきですが、西洋では一般的に使われてないようです。西洋人は僕らと耳の質が違って、耳かきしないでも済むのです。手間が省けていいですが耳かきの気持ちよさを一生知らないままなのも残念ですね。
ちなみにアジアでは床屋で散髪と耳かきがセットになっていたり、耳かき職人がいる国もあるそうです。日本では貞享・元禄の頃に耳かきが発案されて、京都の唐人越久兵衛らが耳の垢とりを商売にしていたらしいです。不確かな筋の情報によると、大阪にも耳かき職人がいて料金は1回5千円だとか。よっぽどきれいにしてくれるのでしょうか。
自分できれいにしたい人は上野玲の「耳かきがしたい」を読んで腕をあげてください。国民的娯楽である耳かきのすべてが綴られているとか。
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【8月10日】
バイト小噺 〜エキストラ編〜
ある映像制作会社でカメラアシスタントをしていた時のこと。ある日、デスクの人に厚生年金会館でイベントスタッフをしてくるよう命じられた。その会社は映像制作とは別に人材派遣もやっていて、どうもその時は派遣する人数が足りなかったようだった。「ほとんど待機時間だから」というデスクの言葉を鵜呑みにし、暇そうなFを誘って2人でその仕事を受けることにした。
当日、会場に着いた僕たちはベテランイベントスタッフからお客さんの誘導についてのレクチャーを受けていた。近くのロビーには入念にストレッチをしているジャージ姿の集団が。なんやろうなーと思って見ていると、その中に久本雅美や柴田理恵がいるではないか。知らなかったのだが、その日のイベントはワハハ本舗の公演だったらしい。有名人に免疫のなかった僕はレクチャーそっちのけでそのジャージ集団を眺めていた。
しばらくしてスタッフが控え室に召集された。グダグダしながら待っていると、ちょっと困り顔のおじさんがやってきてこう言った。「エキストラやりたい人いませんか?」。おじさんの話によるとエキストラの数が2名足りないらしい。エキストラになれば、お客さんの誘導はしなくていいという。それを聞いた僕とFは顔を見合わせ、どちらからともなく手を挙げた。手を挙げたのは2人だけ。即決。僕たちを交互に見ながら、おじさんは言った。「じゃあ、ふんどし渡すからついてきて」。ふんどし。赤いふんどし。
僕たちは楽屋らしき場所に案内され、赤いふんどしを配布された。更衣室に行くと、すでに他のエキストラが赤ふん姿で意気揚々としていた。いや、しているように見えた。僕がそのうちの1人に「あの、どうやってつけるんですか」と尋ねている横で、Fがズボンを脱ぎ出す。知っているのかこの男は。ともあれ、無事に赤ふん集団に加わった僕とFは肥溜めの糞尿を撒くときの柄杓と肥桶を渡された。肥桶の中には紙吹雪が入っている。「合図したら観客席を踊って回って撒いてください」と、WAHAHA本舗のスタッフが言った。
本番前、僕は所定の位置についた。厚生年金会館ホールの最上階にあるエントランスホール扉付近だった。すでに観客は席に着いていて、外のエントランスホールには誰もいない。どうもなじまないふんどしを気にしながら待つこと数分、出番はすぐにやってきた。扉を開けて観客席通路に躍り出る。舞台が遠い。最上段は舞台が遠い。まだ空気が暖まってないぞこのあたり。そんな目で見ないでください。舞台を見てください。そんなことを肌で感じながら肥溜め紙吹雪を撒き続ける。舞台でもエキストラが肥溜め紙吹雪を撒いている。曲に合わせて肥溜め踊りを続ける。まだ続ける・・・。すると、羞恥心が快感に変わってきた。いや、変わってきたかどうかは忘れた。楽しかった気がするから気持ちよかったのだと思う。とにかく、無事に紙吹雪を撒き終えた僕はそそくさと観客席を後にした。
Fとの帰り道、2人で「またやろうな」と言っていた。もうそんなバイトないやろなあということは、多分2人ともわかっていたのだけれど。
ワハハ本舗
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【7月19日】
おとつい、奈良県の十津川村にある谷瀬の吊り橋に行ってきました。谷瀬の吊り橋は長さ297,7メートル、高さ54メートルもある日本一長い吊り橋だそうです。
実は小学生の時に1度行ったことがあるのですが、その時は5メートルほどで引き返しました。自分は渡れなかったのに3つ下の妹が渡れたことが子供ながらにショックな出来事でした。
今回は3連休の初日とあって吊り橋はかなり混雑していて、本当は20人以上同時に乗ってはいけないそうなんですが、橋の上には常に20人以上の人がフラフラ歩いていました。さすがに40人くらいになると監視員のおっちゃんが入場制限をしていましたけども。
そんなことより心配だったのは「渡れるのか」ということ。頭では渡れると思っていても体が受けつけないんじゃないかと思ったのです。結果を言えば、なんのドラマティックな心の葛藤もなく渡ってしまいました。少し残念でした。風がなかったから渡りやすかったのかもしれません。もうちょっと躊躇しながら渡るほうが渡りがいがあるというものでした。元々意味なく渡ってるんですから。
話は変わりますが、監視員のおっちゃんによると、地元の子供はスクールバスに乗り遅れた時、自転車で橋を渡って学校へ行くそうです。で、バスよりも早く着くそうです。遅刻した方が学校に早く着いてしまうのです。おっちゃんいわく「このへんの子は遅刻ばっかりや」。そりゃそうでしょう。「観光客の二輪での通行は禁止」という注意書きの裏には地元小学生のジレンマがあったのです。あと、8月4日の「はしの日」には“揺れ太鼓”という、その名の通り橋の上で揺れながら和太鼓を叩くイベントもあるので、ぜひ行ってみてください。楽しいかも。京都からは車で4時間くらいだそうですよ。
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【6月25日】
自主映画制作日記 番外編
前回でさっぱり終わるつもりでいた撮影日記ですが、映画以外の撮影話もあるし番外編として続けてしまいます。
5月24日。友人のバンドに頼まれていたPVの撮影で、摩耶観光ホテルへと向かった。知っている人も多いと思うが、このホテルはもう営業しておらず、廃墟となっている。
阪急王子動物園駅から歩くこと20分、摩耶ケーブル駅に到着。先に車で到着していたメンバー4人と合流して、ケーブルカーに乗り込んだ。平日とはいえ、ハイキングで山頂を目指す人々がぞろぞろといる。そんな中、PV撮影のために用意した楽器を手にケーブルカーに乗り込むバンド様御一行。明らかに浮いている。ドラムは悲惨だ。せめて太鼓にカバーかけてきたらよかったのに。
係員に不審な眼で見られながらも中腹に到着した僕たちは、目当ての建物をすぐに見つけることが出来た。荷物を手分けして運び込むと、中ではコスプレお姉さんが2人で写真の撮影中。ちょっと気まずい雰囲気のなか、PV撮影を始めるのでした。次回に続く。 |
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【5月12日】
コラム 自主映画制作日記 最終回
前回のコラムで報告した片頬の腫れは、検査の結果おたふく風邪と判明しました。小さい頃にかかっていたはずなのですが、どうやらまれに2回なる人もいるそうです。これが意外と長引いてしまい、社内の四国うどんツアーにも参加できずに実家で『猿の惑星』シリーズをひたすら観る日が続きました。
「もう感染せんから大丈夫やで!」と言われたのはGW直前のこと。その頃には『猿の惑星』を観すぎたせいか、惑星モノを撮りたくなってしまいました。そんなわけでGWは地元の山を惑星化することに決定。鉄のがらくたをチマチマ動かしてパラパラ漫画のような映像づくりをすることに専念しました。結局、丸1日費やしても秒単位でしか進まないコマ撮り撮影に手間取ることに。上映の前夜は1人で鍋を叩いて仕上げの音づくりに取りかかり、ギリギリで完成となったのでした。
パラパラ映像(ダイジェスト版)
64K/256K
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【4月16日】
自主映画制作日記 其の三
前回に引き続いて映画制作の進行状況を・・・と言いたいところですが、ロケ場所もキャストもすんなり決まってしまい、あとは撮影に向けて道具集めをするだけなのであまり動きがないんです。「映画づくりにはハプニングがつきもんだ」と考えて、それをネタにコラムを仕上げようと思っていたのに、ハプニングは自分の体に起こるばかり。
ようやく骨が治りかけたと思ったら、次は片アゴが膨れあがり(原因不明)発熱。なんだこれは。どんどん膨らんでいくじゃないか。検査によると、血液中のアミラーゼという物質が増加しているからなのだそうです。アミラーゼってなんだ。膨れるのとどう関係あるんだ。気になるのでアミラーゼを調べてみました。「アミラーゼの効果:胃の働きを良くし、二日酔いにも効果的」。体にいいじゃないかアミラーゼ。増えたっていいじゃないか。ところがそうでもないようで、これが増えるってことは色んな炎症のせいだそうです。いやいや、体内は小宇宙ですよほんと。自分の体内で知らないこと
が起こっているってのは不思議なもんですねえ。ああ、早く腫れがひきますように。
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【3月27日】
自主映画制作日記 其の二
5分以内の短編映画を撮ろうと思い立って、はや1ヶ月。脚本も仕上がり、ロケハンやキャスト・スタッフ集めに奔走する毎日だ。
といっても、ロケハンなんて車でウロチョロするばかりなので、“モノづくり”感がほとんどない。半日ウロチョロして何もないこともあるんだから、えらく気長な遊びだ。他にも撮影までには色々手間が掛かる。超小規模で進めているので、小道具も自分で調達する。今回は人間VSテレビの活劇なので、準主役を演じるテレビを探さなければならないのだ。
こんな時、インターネットのオークションはありがたい。「こんなん誰が買うの!?」っていう旧型テレビがズラリ並んでいるのだから不思議なもんだ。その中から強そうなテレビを探している自分も、冷静に考えれば不思議なもんだ。
なんだかんだで着々と撮影準備が進む中、ヒビの入った親指 (前回のコラムを参照)だけがなんの変化もないので焦ります。リハビリ通院続けながら、今日もテレビを選びます。完成するのか自主映画。次回に続く。
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【3月8日】
自主映画日記1
うわーヒマ!というわけで、映画を作ることにした。大学の映研もどきサークルに所属しているものの、最後に作ったのは2年も前のこと。最近は友人の作品
に「へーんしん」とかいって出演してるだけだ。それはそれでおもしろいのだけれど、自分でヘイコラ苦労しながら作るのもおもしろいのだ。まず、脚本を書
く。次にキャストとスタッフを集めてスケジュールを組む。もちろん、予定通りにはいかないけれど。警察や警備員の目をかいくぐってやっとこさゲリラ撮影
が終わったら、パソコンで編集する。この辺で「あー、あのシーン撮るの忘れてた!」と気付くのもしばしば。そういう時は編集でうまくごまかして、無事に
完成だ。映画祭に出品するもよし、身内の上映会で流すのもよし。方法はどうであれ、作品は上映したい。観客の感想を聞かないと、何を作ったのか実感がわ
かないからだ。
とまあ、最近そんなことを考えていたら、うまい具合に上映する機会を得た。条件は5分以内の短編であることで、上映会は5月に開かれる。「おお、締め切
りもうすぐやな」と思ってた矢先、骨折した。右手にギブスを巻きながら、今日も脚本書いてます。ああ、完成するのか自主映画。次回に続く。
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【2月20日】
『突然炎のごとく』
僕が高校生の時、いかにもフランス映画っぽい香りのするモノクロのポスターを映画雑貨屋で見つけました。自分の部屋を大人の雰囲気に改造する計画を立て
ていた僕は、迷わずそのポスターを購入。さっそく家に帰って『フィフスエレメント』のポスターを剥がし、買ってきたポスターを貼って大人の雰囲気に酔い
しれました。もちろん、フランス語の読めない僕にはなんの映画のポスターなのかさっぱりわかりませんでした。
それがフランソワ・トリュフォーという監督の映画だと知ったのは、それから2年後くらいのこと。たまたま観た映画にポスターの写真と同じシーンがあった
んです。『突然炎のごとく』というその映画は、大人の恋や冒険が詰まっているおもちゃ箱みたいな作品でした。ただ、大人の恋にはしっくりこないとこも
あったんですけど。
今、その監督が作った映画が東一条チャオ!シネマで上映されているそうです。バレンタインデーからホワイトデーにかけての1ヶ月間、フランソワ・トリュ
フォー映画祭という企画で14本の恋の映画を観ることができます。映画に限らないですが、「昔観た映画をもう一度観てみると新しく気付くことがある」っ
て言いますよね。僕も『突然炎のごとく』を観に行って、「また大人に近づいた!」とはしゃごうと思います。
東一条チャオ!シネマ http://www.rcsmovie.co.jp/index.htm
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【2月5日】
「バレンタイン講座
〜チョコを期待する男子たちへ〜」
バレンタイン心得五箇条
其の一、 バレンタインデーだからといって浮かれてはならない。普段通りの自然体でいよう。
参考ビデオ「クロコダイル・ダンディ」
オーストラリアのワニ退治名人・ミックはニューヨークでも自然体。
其の二、 万が一、ソワソワしているのを見透かされても「え、今日バレンタインデー?」などととぼけてはならない。すでに遅い。
参考ビデオ「奇人たちの晩餐会」
口は災いの元。奇人代表者ピニョンの失敗を頭に入れておこう。
其の三、 バレンタイン当日、女の子に呼び出されてもすぐに喜んではならない。「○○君に渡して」の可能性がある。
参考ビデオ「フェイス/オフ」
早とちりは命取り。顔が他人でも中身は旦那だと気付いた嫁の観察眼を見習おう。
其の四、 1人でいる時間を増やして待ちモードに入っても、あまり効果はない。普段通りの生活パターンにこそチャンスがある。
参考ビデオ「アメリ」
1人で空想にふけっていたアメリも、現実を見渡して初めて幸せになる。
其の五、 家に帰るまでがバレンタインデー。職場や学校でなにもなかったとしても、帰り道で期待していい。
参考ビデオ「リトル・ダンサー」
諦めるのはまだ早い。ダンサーになったビリーのように夢を持とう。 |
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【1月16日】
「父と今村昌平」
中学生ぐらいの頃からあまり父親と話さないようになった。御多分にもれず反抗期 に差し掛かっていた僕は、なにかと自分を子供扱いする父に腹を立てていたようだ。
映画に夢中になりだしたのも、ちょうどその頃だった気がする。それを知ってか知らずか、無口な息子に対して父親は映画の話しを持ち出すようになった。もっぱらハリウッド大作を観て映画好きを自称していた僕に、ある時父は言った。
「今村昌平の映画知ってるか」
邦画はアニメと「学校の怪談」シリーズぐらいしか観ていなかった。父は今村昌平がどれだけすごい監督かを語った後、「映画好きなら今村昌平は観なあかんなあ」と言い切った。それでも邦画に暗いイメージを抱いていた僕は、「おもしろないやろ」と踏んで観ることはなかった。
その後、大学に入ってハリウッド大作を裏切り古今東西の新旧作を観漁っていた僕は図書館で今村昌平監督の「うなぎ」を見つけた。ビデオコーナーで鑑賞すること数分、ヘッドフォンに「あはんうふん」のあえぎ声が。音が漏れていないかを気にしながら、家で観ればよかったと思った。その時の鑑賞ノートにはこう記されている。
「人間ドラマの大傑作だと感じる。」
「と感じる」と付けているところに自信のなさが垣間見える。しばらくして映画館で観た「赤い橋の下のぬるい水」(今村昌平監督作)の鑑賞記には、「エロ話がエロ話だけの枠に収まっておらず、人物の厚みを感じる。」とコメントしている。
今読み返すと何を感じていたのかはっきりとはわからないが、「今村昌平=偉大な人」の図式が頭にインプットされていることは間違いない。それもこれも、もしかしたら父のせい?と今頃気付きつつ、今日で49歳になる父にお礼を言いたくなるのだった。
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【12月25日】
「12月25日」
クリスマスの朝、目が覚めると誰もいなかった。もうきっと家族や親族はパリへ向かう飛行機の中だ。置いてけぼりをくったので、仕方なく留守番をしていると泥棒がやってきたので捕まえた(*1)。
コーヒーで一息ついたけど、ふと借金のことを思い出し何もかもが嫌になる。そしたら下級天使が現れて、「自分のいない世界」がどれだけ荒んだものになるか見せてくれた(*2)。
死ぬのを思いとどまると急に小腹が空いたので外出することに。ついでに近所のタバコ屋に寄ると、店主がちょっと奇妙で微笑ましいクリスマスイヴの話をしてくれた。それは、店主が毎日同じ場所で写真を撮り始めたきっかけの物語だった。(*3)
店主の話に涙したあと、いつの間にか自分の手がハサミになっていることに唖然とする。いつの間にか顔色もおかしい・・・(*4)。
急いで家に帰ろうと思ったけど、市長のスピーチに乱入していたペンギン男に気を取られてしまった(*5)。
なんとか家に帰ったけど、今度は寂しくなってきた。1年前に事故で亡くなった父の想い出にふけりながら、ハーモニカを吹いてみた。すると、父親が雪だるまになって帰ってきたじゃあないか!(*6)
メリークリスマス!
こんな一日にしたい人、この6本で過ごせます。(順番に観てね)
1「ホームアローン」
名作ホームコメディ。子どもの仕掛ける罠にニヤリ。
2「素晴らしき哉、人生!」
アメリカでは毎年クリスマスに放映される人生謳歌。
3「スモーク」
観たら優しくなれる群像ドラマ。
4「シザーハンズ」
哀しくておかしいラブファンタジー。
5「バットマン・リターンズ」
おなじみの一作。恐怖のペンギン軍団が不気味。
6「ジャック・フロスト」
父と子の雪だるまコメディ。
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【11月26日】
「大阪プロレス飯店」
先週の日曜、京橋のMIDシアターで開催された「大阪プロレス飯店」のプレミア試写会に行ってきました。
香港からやってきた兄弟が大阪プロレスに触発されて(ネタを盗んで)、香港にプロレスラーのテーマレストランを開くというのが話の大筋。「香港と大阪の文化は似ている」という考えのもと、香港・日本のスタッフ&キャストが協力して大阪ムービーを目指したそうです。
脚本は日本人が書いたものの、香港での撮影ではほとんど脚本を見ずに撮影するという歴史があるので出来上がった作品はハチャメチャ!そして、なぜかおもしろい。香港の俳優が「マイド、マイド」と道頓堀をゆく摩訶不思議な光景など、珍シーンが盛りだくさんの迷作です。
通天閣や大阪城など、ベタな大阪ばかりが“本当の大阪”としてメディアで描かれることに憤りを感じている人も、ここまでコテコテに徹されたら逆に新鮮味を感じるのでは。公開は来春の予定だそうで、スペル・デルフィン氏は「『無問題』くらいヒットすればいいなと思っています」と観客に向かって話していました。
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【11月12日】
コラム「かつらとハリウッド」
映画やテレビの中で欠かせない小道具となっているもの、それは「かつら」。
時代劇はもちろん、典型的なものから人間離れした髪型まで、ありとあらゆる髪型を生み出す優れものです。
最近では、竹中直人が日本テレビ系のドラマ「ライオン先生」で総額100万円のかつらをかぶって出演することが話題になりました。また、ハリウッドでは激しいアクション・シーンやクローズ・アップなどに耐えるため、メイクアップアーティストたちが特殊技術をもちいて超リアルなかつらメイクを手がけているそうです。このハリウッドのメイクアップ技術をかつら作りに取り入れたのが、CMでおなじみのアートネイチャーです。
「ヘアー・フォーライフ」と名付けられたそのかつら、生え際の自然感とつけてることすら忘れてしまうフィット感を格段に進化させたそうな。
人の髪型まで変えてしまうハリウッド映画。その影響力は、とどまることを知りません。
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【10月23日】
今月から始まるドキュメンタリー映画「くたばれ!ハリウッド」の冒頭は、こんな文章から始まります。
「どんな話にも3つの側面がある:
自分の言い分、他人の言い分、そして真実。
誰も嘘はついていない。―ロバート・エヴァンズ」
さて、この言葉が意味するものとは・・・
ロバートさんの言葉を頭の片隅におきながら、日本の代表的な昔話「桃太郎」の場合を考えてみました。
おばあさんの拾った桃から生まれた桃太郎は、おじいさんとおばあさんの家で大事に育てられます。やがて大きくなった桃太郎は鬼ヶ島に鬼退治へと向かい、犬、猿、キジと共に鬼たちを懲らしめて宝物をもって帰るというお話でした。
このお話は桃太郎たちの言い分で語られたものですが、鬼ヶ島の鬼たちの言い分に耳を傾けてみると・・・
「なぜ村で略奪したかって?村人が俺たちの容姿に怯えるから、働こうにも働けないのさ。仕方なく略奪したものの、このツノと肌の色のせいで村の中じゃあ気の休まる場所がありゃしない。
そんなわけで、島へこもってひっそり暮らしていたわけだ。
それがだよ、人と犬と猿とキジがやってきて家族の財産を渡せといってきた。ダメだといったら、犬は噛むし猿はひっかくわで散々なめにあったよ。一体これからどうすりゃいいんだ。食べ盛りの息子もいるというのに・・・」
こうして見てみると、正義の味方であるはずの桃太郎は人格を疑いたくなるような不届きものにしか思えません。
結局、正義も悪も相対的なもので立場によって変わるもの。自分の正義を振りかざすのもいいですが、相手の言い分も「嘘ではない」ことを心に留めておきたいものです。
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