立命館大学の増田先生は、アメリカ映画などにおける日本人や
人の描かれ方を研究されています。2004年には博士論文も出版
されるそうです。
映画という映像メディアに関する文化研究など、とっても面白そうな研究内容ですが、実際にはどのようなことをしているのでしょうか?お話を聞いてきました。
Q、現在どんな研究をなさっていますか?
アメリカ映画、たとえばハリウッド映画における脇役である日本人やアジア人の描かれ方、またそのイメージなどを、映画100年の歴史の中で分析しています。
この分野を教える前は、外国語としての日本語教育をしていました。そして大学院で「アメリカ映画」を対象に、その中で描かれる日本人のイメージについて研究したのです。その後、今の大学(立命館大学)に赴任してきてからは、映画と社会の関わりなどを研究しています。ゼミは情報メディア学系に入っているんですが、研究対象がメディアなだけで、私の研究自体は「人間的な生活文化とは何か」といった根源的な問題について人文・社会学と自然科学の双方から目を向けるゼミなどに近いのかもしれません。
担当している授業で「メディア表現論」という授業があります。そこでは映画史を振り返りながら、映画と社会の関わり方などを考えていく講義をしています。取り上げる映画作品は本当に多種多様で、映画の初期の時代のサイレント映画から、韓国映画「シュリ」のような最近のものまであります。
他にも「エンターテイメント産業論」という授業を担当しているんですが、こうした授業の取り組みというのはまだ他の大学では例が少なく苦労しています。どういった内容の授業かというと、エンターテイメントとして映画を取り上げるというものです。つまり映画を娯楽産業として考え、「ハリウッド映画がいかにして世界に進出したのか」とか「低迷していた日本映画がここ2、3年盛り返してきたのはどうしてか」とか、ビジネスの側面から話をしているんです。ですが、なにせ他の大学でやっていないことだから大変です。
ゼミでは映像メディアと異文化というテーマで研究しています。ですから、今のゼミ生たちの中にも映画だけでなく、テレビ・コマーシャルや日韓テレビドラマなどを題材にして研究している学生もいます。
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【プロフィール】
増田幸子
(ますだ・さちこ)
立命館大学産業社会学部産業社会学科助教授
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