

ほっこりできる、山小屋的な喫茶店。
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| 丸太が組まれた山小屋のような外観、玄関には懐かしい赤い寸胴の郵便ポスト。中は、壁一面に貼られた芝居やコンサートの告知ポスター、積み上げられた漫画、天井から吊り下げられた日本各地のお土産などがぎっしり詰まっている。そして、帽子をかぶった髭のマスター。無限洞にある全てのものが、「ゆっくりしていいよ」と囁いているようだ。 |
| お客も、サークルや部活帰りの学生がのんびりしていたり、芝居論を戦わせる俳優のタマゴがいたり、髪を突きたてたロックンローラーがデビューの夢を語りあったりしている。 |
| アルバイトの学生も代々サークルの先輩から後輩へ、あるいは無限洞の常連さんの妹さんが手伝ったりと、まるで家族のようにあったかい。現在ある人気メニューのネギ塩そば(500円)も何代か前のアルバイトが考えたもの。ソースではなく、トリガラスープと醤油で焼きそばを炒めている。香ばしい匂いと染みこんだスープの旨味が、すするソバから伝わる。 |
もともと無限洞のマスターは、大阪の劇団で脚本を書いていた。京都に帰った23年前に「4,5年続いたらいいやろ」という気持ちでライブハウスをオープンする。しかし、周囲からうるさいと苦情が来たため、1年で喫茶店に衣替えした。
脚本を書いていたころのツテで、喫茶店には芝居をやっている子がたくさん店に訪れた。Gパンでシェークスピアを演じる劇団や、テント芝居といって、テントを建てて体制を批判する芝居があるなど学生や芝居が元気だったころの話だ。店に置いてある芝居のチケットを買えば、コーヒーが無料でついてくるというのは、そのころからのサービスだ。 |
20年以上、大学や学生を見守り続けてきたマスターにも思うところがあるようだ。「昔と違って学生が、学校の主役じゃなくなった。今は学生が大学の芝生で話しをして職員に注意されたら『ごめんなさい』っていう。僕らのころは、『何の権利があって、そんなことを言うんや!』って噛みついていたもんやけどね」と寂しそうに言う。
確かにマスターの言うように、学生が主役でいられる場所は昔に比べれば格段に減ったのかもしれない。そんな中で無限洞は、芝居や将来の夢について熱く語れる。何より仲間とのんびりできる場所である。ちょっと長居しにくくなった大学を離れて、無限洞で時間を過ごす学生が多いのは、そんな理由かもしれない。 |
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無限洞
京都市北区小松原北町30
080-5708-2392
(月曜から金曜)11:30AMから8:00PM
(土曜)11:30AMから6:00PM)
日・祝休
駐車場:なし
カード:不可 |
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