

博士に聞く、深い深いビールの話。
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| 「開店当時から比べれば、3倍にはなりましたかねぇ」とビール博士でありこの店の店長でもある浅尾さんは言う。カウンターの奥にズラッと並んでいるビールは、メニューに載っていないものも含め180種類。ベルギー・ドイツはもちろん、インド、チェコ、イタリア・・・とビールのワールドカップ状態。グイッと飲むビールだけではなく、常温保存され、ゆっくりまったり香りを楽しむビールも多い。 |
| 「もともと、ベルギーのビールは修道院が作っていたんです。修道院の事業費をこれでまかなっていたことが理由のひとつ。もうひとつは、修行僧が断食修行の際に、唯一許されたものがビールだったんです。だから、ガブガブ飲んで酔いを求めるようなものではありませんでした。麦に含まれる旨味をじっくり味わいながらお腹をふくらませる。1300年当時はそんな役割の飲み物だったんです。また、量産されておらず、贈答などに使われた嗜好品でした」 |
| その修道院ビールも、現在では世界にわずか7カ所しか醸造所がないそうだ。うち6カ所がベルギーにあり、そこのビールももちろん用意している。
飲んでみると確かに、普段のビールが物足りなくなるくらい強い香りがする。ゴクゴク飲んで、プハーっという爽快感を味わうのもいいけれど、じっくり飲むビールも癖になりそうな魅力がある。日本で主流の、酵母を加熱処理した「ラガー」という製法のビールは、世界的に見てもまだ140年ほどの歴史しかない。ビールの本流は、やはりベルギーを筆頭とするエールビールだ、というのが浅尾さんの主張。 |
| ワインと同様であればこそ、寝かせた時間によって味は変わっていく。同じビールでも、香りがより強くなったり、まろやかになったりするのである。「せっかくバーに来ていただくので、家でも飲めるものではなく、ぜひ飲んだことのないビールを試していただきたいと思っています。たくさんありすぎてわからなくても、どういうビールを飲みたいか、例えば苦さとか後味とかをとりあえずおっしゃっていただければ好みのビールを出せます」という博士の言葉を信じて、新しいビールとの出会いを楽しんでみては。もちろん、造詣が深いのはビールだけにあらず、ワインも50種類は揃う。木屋町の安酒に飽きた大学院生などが、酒場入門としてここの扉をくぐるパターンが多いそうだ。卒業する頃には、みないっぱしの酒飲みになるのだという。 |
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フライングケッグ
京都市左京区田中里ノ前町6
075-701-0245
6:30PMから0:30AM(金・土は翌1:00AMまで)
日休
駐車場:なし
カード:不可 |
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